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観音ハウス

びわ湖長浜 KANNON HOUSE

                               (2016年9月25日 室月 淳)

滋賀県は奈良、京都についで国宝、重文の仏像が多い県です。とくに湖北地方は古くから観音信仰が篤く、地域のひとびとの手によって守りつがれてきた観音像が、いまも数多く残っていることで知られています。

湖北地方の中心である長浜市には、高月、木ノ本、余呉といった「観音の里」があります。白洲正子の書いた「十一面観音巡礼」や「かくれ里」で有名になったところです。その長浜市がいま「町おこし」として、仏像巡礼の観光客誘致に取りくんでいます。

その活動の一環として、上野に「びわ湖長浜 KANNON HOUSE」というギャラリーをオープンしました。キャノン砲で撃たれそう(笑) 「情報発信拠点」と銘打っていますが、一種のアンテナショップですね。東京駅前とか銀座ではなく、芸術の街・上野というところがらしいです。

ギャラリーには二ヶ月ごとに長浜の観音像一体が展示されています。なかは静かでひとも少なく、ほんとうに素敵なスペースです。上野駅不忍口から歩いて5分、京成上野駅のすぐそばです。ビル一階の入口がややわかりづらいのが玉にキズですが、ご興味のあるかたはぜひいらしてください。

と宣伝する義理もCOIもわたしにはもちろんないのですが、それでも地方自治体がこのように仏像公開に積極的になってくれるのはほんとうにうれしいことです。わざわざ拝観にいっても留守だったり、秘仏ということで見せてくれなかったり、文化財保護の公的補助を受けているわりには一般公開にうしろ向きなところがいかに多いことか。

こういった町おこしはわたしにとっては渡りに船、どんどんやってください。こんど長浜市にふるさと納税しようかしらん。

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カウンタ 723 (2017年5月18日より)