高精度放射線治療における呼吸性移動に対する各施設の対応

開 催 日 :2007年 6月 12日
東京女子医科大学 放射線医学教室 前林 勝也 先生
都立駒込病院 放射線診療科 唐澤 克之 先生
国立がんセンター東病院 放射線部 福原 里恵 先生
山梨大 放射線科 大西 洋 先生
北里大 放射線部   江川 俊幸 先生
聖隷浜松病院 腫瘍放射線科 野末 政志 先生

 当日の会場は立ち見が出るほど、出席証明書が一時足らなくなるほど、大勢の方に出席して頂き、この領域に関する皆様の関心の高さがうかがえました。今回ご講演して頂いた呼吸性移動に対する対応として、大きく分けて、安静時自由呼吸下、Body frameを用いた心窩部圧迫、呼吸同期、自己呼吸停止、動体追跡がありました。各施設アプローチが違うなかで様々な工夫をされており、それら実際の手順を解説して頂き、呼吸性移動量、呼吸停止精度、精度出しに要する時間、機器の費用、利点、問題点などについても言及して頂きました。会場からも多くの質問やコメントを頂き、これからの更なる向上に期待したい。スペースの関係もあり、詳細は臨床放射線にてまとめさせて頂きたいと思います。