非小細胞肺癌に対する放射線治療の現状

開 催 日 :2006年 12月 12日
東海大学医学部専門診療学系 放射線治療科学 中山 優子 先生

肺癌は,がんによる死因のトップを占める難治癌の代表格で,切除可能例においても約半数が治癒するにすぎないのが現状です.私たち放射線腫瘍医も,日常臨床で進行肺癌の放射線治療を施行する機会はとても多いと思います.良好な初期治療効果に嬉々とするものの,早期の再発をみてため息をつく,の繰り返しではありませんか.本日は,非小細胞肺癌に対する放射線治療の現状とbreak throughはないか,皆さんと考えたいと思います。