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飛ぶ飛翔ワシ
環境整備の例

精神障害

あ る州事務所のリハビリテーションカウンセラーは、強迫性障害があり、チェックを何度も繰り返してしまい、書類を時間どおりに仕上げることが困難だった。 JANのコンサルタントはチェックリストを作成して、作業が終わった順にリストを埋めていくよう勧めた。 これにより報告書を確認したい衝動に駆られたときにすばやく確認することができるようになった。 もう一つの環境整備として、電話を取らない時間を作り、事務処理を行うようにした。

ある社会事業事務所の管理職付き秘書は、双極性障害にかかっていた。 彼女はタイピング、ワープロの操作、ファイリング、電話応対などを担当していた。 彼女は、集中力と短期記憶に障害があった。 上司は彼女の仕事のとりまとめを援助し、彼女の電話に音楽用にも使えるヘッドホンをとりつけて、電話で話をしていないときには音楽を聴けるようにした。 こうした環境整備により、気が散ることが少なくなり、リラックスして仕事に集中できるようになった。 また、職場の問題について、週に一度上司と話すようにした。 このミーティングの内容は、後で再生して思い出せるように、テープに録音するようにした。

ある修理工は、重いうつ病であった。 仕事に関する講習会に定期的に出席しなければならなかったが、きちんとノートを取りながら講習にも集中することは困難だった。 同僚に、記入したページがカーボン紙で複写されるノートを渡しておく、という環境整備が行われた。 講習終了後ノートから写しのページを切り離して渡してもらった。 講習だけに集中できるようになり、より多くの情報を得ることができるようになった。

ある事務所所長は、ストレスとうつ病のため治療を受けており、重要な締め切りを守ることができなかった。 仕事を完成させようとしても、集中力を維持することが難しかった。 上司と仕事に関する問題について話し合い、スケジュールを守れるよう環境整備をした。 彼女が中断なしで働くことができたところで1週間の“off"回の計画をすることによって。 スケジュールを柔軟にして、カウンセリングや運動療法に時間が取れるようにした。 職場の同僚にストレスへの対処に関する講習を行い、会社が行っている労働者支援プログラムについて情報を提供した。

JANは米国労働省障害者雇用政策オ フィスのサービスです。

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