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【飛ぶ飛翔ワシ】
環境整備の例

化学物質複合刺激反応

環境病と診断された教師が、学校の建物内で毎週開かれる職員会議に出席しなければならなくなった。 彼女は通常建物の外にある移動教室から授業を行っており、病状ゆえに長時間学校の建物内にいることができない。 JANでは、スピーカホンもしくはPA機器を利用して、普段授業を行っている仮設教室から会議に参加することを提案した。 スピーカーホンを介して会議に参加できない場合は、学校側が会議の議事録を提供することができる。 彼女が短い時間なら施設内の会議に参加できるという場合は、会議は開閉できる窓と空気清浄器を備えた部屋で開くこと。 彼女の方は、不快でなければ、呼吸器マスクや個人用のエアーアプライを装着することできる。

ある経理担当者の会社が改装中であったが、彼は塗料から出るガスのために建物内で働くことに困難を抱えていた。 代替の改装資材を使うには改装が進み過ぎているため、雇用主は従業員に環境整備を図る方法として他の手段を捜している。 従業員は建物全体のうち自分が関係する部分が改装に入っている間、一時的に自宅で仕事をすることになった。 従業員は既に自宅にコンピュータをもっていたため、雇用主は必要なソフト、モデム、ビジネス専用の電話回線を提供した。 また従業員が職場と自宅オフィス間で原稿をやり取りできるように、ファックス機も用意した。 職務遂行状況をモニターするために、従業員は定期的にe-メールに迅速返答することと、完成した仕事の記録をとることが求められた。 従業員はスピーカーホンを介して毎週会議にも参加した。

肉体労働部門のある従業員は、時折操作するディーゼル機器から出るガスのために、自分の仕事がすることが困難になっている。 勤務時間の一部は重機の操作に充てられているが、大半は一般労働者として働いている。 JANは、ディーゼルから出るガスを濾過するために、従業員に呼吸器マスクの使用を検討するよう提案した。 もしマスクに効果がなければ、ガス周辺での作業を必要とする限界機能を排除するように職務を再編成するか、従業員が就く資格のある、ディーゼルガスの周辺での作業を必要としない空席に配置転換することを検討すること。

お客様相談窓口の担当者が、仕事中に芳香に曝されると頭痛と吐き気を感じるようになった。 彼女は同僚と一緒に、小さな部屋の、パーティションで区切られたスペースで働いている。 JANは、芳香と化学物質過敏症について従業員を教育するよう提案した。 雇用主の裁量で、職場では芳香やオーデコロンをつけないこと、日常的にその他の製品に使われている芳香化学物資を意識するよう従業員に求めることができた。 芳香に過敏な従業員には、忙しいオフィスエリアから離れた、より密閉度の高い小部屋、または空気清浄器が設置されたオフィスを提供することもできる。

JANはアメリカ労働省障害者雇用政策局提供サービスです。

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