Job Accommodation Network's
Searchable Online Accommodation Resource

【飛ぶ飛翔ワシ】

Step 4

職場環境整備の選択


口頭による情報の書き取り

環境整備として録音されたテープを筆記する選択肢は限られています。 PZM(Pressure Zone Microphone)を録音機器に接続してテープ録音の精度を上げることで、聴覚障害を持つ人が再生して書き取りをする際の手助けとなるでしょう。 この様なマイクロホンは近くのラジオ店で入手することができる。 ダイレクトオーディオインプット(DAI)機器、インラインアンプ、イコライザ、アンプ内臓ヘッドセットなどが役立つこともあるでしょう。 耳の穴よりも前にずらしてヘッドセットを着用して、さらにTコイル併用すると聴き取りが容易になることもあります。

職務上、電話用ヘッドセットを着用することが必要な場合、補聴器を利用している人は職務の遂行が困難になる場合があります。 補聴器の上から、もしくは補聴器の周辺に装着するタイプのヘッドセットを利用したケースでは、装着したときに不快感があるという報告が多く寄せられています。 ヘッドセットを着用していると、電話以外の会話が聴き取りにくくなるというのも、問題点の1つです。 補聴器と併用した場合のすわりのよさを特に考慮した設計のヘッドセットは、現在のところ市販されていません。 たいていの場合、いろいろなヘッドセットを試してみて、着用方法を工夫してみるしかないようです。 環境整備の例として以下にいくつか提案するが、これに限定されるものではない:

背景音による聴覚困難または増幅の必要

雑音除去機能つきのヘッドセットを用いて、周囲の雑音の影響を軽減する。
音量調節、増幅、音声明瞭化技術などを備えたヘッドセットを使う。
背景雑音を軽減するために、両耳を覆うヘッドセットを使う。
イヤホン型のヘッドセットを用いて、周囲の雑音の影響を軽減する。
可能な範囲で、環境中の背景音を減らす。

不快感やフィードバックのために、ヘッドホンを装着する困難

耳のちょうど前にヘッドホンの受話口(ear piece)がくるようにする。
受話口クッションを追加する。 電話機用ヘッドセットでは、クッションの追加や交換が可能なことが多い。
耳あな式補聴器を利用している場合は、耳への圧迫を軽減するため、耳かけ式の補聴器を試してみる。
受話器を利用した電話の利用には支障がなく、手を自由に使いたいという目的でヘッドセットを利用している場合、受話器を固定する装置が利用可能。 この装置には、頭部に取り付けるタイプと、折り曲げ可能なアームで耳の高さに受話器を固定するタイプがある。
ヘッドホンではなく、スピーカーホンの利用を検討する。 個室以外でスピーカホンを利用する場合は、周囲の環境を整える必要があるかもしれない。

環境整備はこの他にも存在します。 何か疑問がある場合は、Job Accommodation Network(1-800-526-7234(V/TTY))までお問い合わせください。

SOARトップに戻り 他の職場環境整備を探索する。
JANは米国労働省障害者雇用政策オフィスのサービスです。

戻る

JANについて   |    連絡先   |   刊行物   |   サイトマップ
|   
版権   |   プライバシー声明   |    注意書き  |