聴覚障害
あ る建築管理者は、耳がまったく聴こえなかったが、 (職務の一環として) 業者への材料の注文をする必要があった。 ローカルリレーサービスと文字電話の併用によって、注文業務が可能になった。
ある地質学者は、遠隔地でフィールド調査を行っており、調査結果を事務局に報告する必要があった。 難聴のため双方向ラジオを利用することができなかった。 文字電話技術を用いた携帯電話を利用することで、事務局との連絡が可能になった。
あ る会社員は、難聴であったが、社内会議に出席する必要があった。 会議室には1つだけマイクがあり、それを利用したが、全員の発言を効果的に拾うことはできなかった。 そこで、会議用テーブルの周りに複数のマイクを取り付け、ミキサーを経由してアンプに接続した。このとき設置したマイクは、ボイススタート機能やボリュー ムの自動調節機能を備えており、バックの雑音を減少させると同時に音声を聞き取り易くすることが出来るものであった。
ある大企業の経営者は頻繁に会議に参加する必要があった。 彼は突然聴力を失ってしまい、音声に代わるコミュニケーション手段が必要になった。 会社は法廷速記者を雇うとともに、「リアルタイムの」字幕装置を購入して、議事の進行を字幕表示できるようにした。
あ る郵便局員は、仕分け機械の監視をおもな職務としていた。 機械が順調に動作している場合、カチカチという音が出る仕組みになっていた。 この局員は難聴であったため音が聞き取れなかった。 郵便物の通過時に音が出なかった場合、ランプが点灯してそれを知らせるように装置を改良した。 改良には、計測機器メーカーのデザインエンジニアグループが参加した。
ある検針員は、市内近郊で検針をする際に、犬の吠え声に気づく必要があった。 会社は突然大きな音がした場合に振動で危険を知らせる装置を購入した。
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