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飛ぶ飛翔ワシ
環境整備の例

関節炎

あ る機械技師は、関節炎患者で、コントローラーのスイッチを操作することが困難であった。 小さなボタンを、クッションつきの大きなスイッチに取り替え、滑り止めつき手袋を支給した。 この環境整備の結果、それまでよりも効率よくスイッチの操作ができるようになった。

ある工場責任者は、関節炎患者で、モニター組み立てラインの監督のために工場内を歩き回ることに支障があった。 電動スクーターによって環境整備をした。

あ る原案起草者は、膝の関節炎を抱えており、職場への出入りが困難であった。 職場ビル近くの駐車場の手配、仕事場の1階への移動、押しボタン式自動ドアなどによって環境整備をした。

あるソーシャルワーカーは、手の関節炎を抱えており、ケースブックを読むこと、ペーパーワークに必要な細かい作業、 メモを取ることなどに支障があった。 ページめくり器、書見台、書字補助具、事務員による報告書作成の代行などによって環境整備をした。

ある受付担当者は、コンピュータへのデータ入力業務の影響で、右手に関節炎を抱えていた。 左手用キーボード、調節機能つきキーボード台、音声認識ソフトウェア、トラックボール、職場のオフィス機器の配置変えなどにより環境整備をした。

ある卸売り業従業員は、強直性脊椎炎のため、長時間立っていることが困難であった。 環境整備として、必要に応じて、立ったり、歩いたり、座ったりすることができる、社内の他の部署に転属をした。 会社は、ヒーター入りのいす用クッション、寄りかかりいす、運搬用の台車なども用意した。

ある会社副社長は、変形性関節症患者で、1日を通して体力を維持することが困難であった。 この疲労に対する環境整備として、柔軟な勤務スケジュールが認められ、必要であれば定時よりも遅く出勤することが可能になった。 また、会社は副社長室にリクライニングチェアを用意したので、いつでも休憩ができるようになった。

あるフォークリフト運転手は、リウマチ様関節炎患者で、ハンドルを握ることが困難であった。 ハンドルを握る必要がないよう、スピナーボールを取り付けた。

あ る秘書は、リウマチ様関節炎患者で、指の痛みと冷え性から来るこわばりのため、タイピングに支障があった。 これらの症状は、冬場に特に悪化したが、冷房の入った職場であったため、1年を通して発症した。 個人用のヒーター、窓の断熱材の増量、音声認識ソフトウェアなどによって環境整備をした。

ある保険会社社員は、全身性紅斑性狼瘡から来る関節炎を抱えており、長時間座ってコンピュータを操作していると、背 中、首、手などに痛みがあった。 音声認識ソフトウェア、人間工学的いす、立ったままでも座ったままでも利用可能な調節機能つきの座席などによって環境整備をした。

JANは米国労働省障害者雇用政策オ フィスのサービスです。

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