外食産業で働いている人は、しばしば、首、肩、腰、手首に不快感があると報告する。 また、移動に障害をもつ人は、職場までの通勤を可能にする就業区域の調整がしばしば必要である。 JANに外食産業で働く人への環境整備に関するアイデアを求める要望が多数寄せられたため、コンサルタントが以下に示すように環境整備の提案をまとめた:
第1に、職場は調整可能であるか、労働者に適しているかどうか判断する。 職場を調整可能にする製品は、産業とオフィスの両方の職場を含む。 複数の人が使用する職場では、調節可能であるかどうかが特に重要です。 コーナークッションは尖った角による刺し傷をなくすことを助け、肘台は上半身を支える力の欠如を補う。
第2に、皿、食品の容器、その他の台所用品を配置する個人を助けるために、ターンテーブルが利用可能である。
第3に、軽量で高さ調節のできるカートは、仕事場の周囲にある製品を動かすときの支援となる。 小型の吊上げ装置は、箱を動かさなければならない人に役立つ。 押す能力と引く能力が制限されている場合は、電動式カートも有用である。
第4に、握力に問題がある人にとってしばしば困難となる外食産業のひとつの職能は、アイシングやパン生地を分配する袋を絞る作業である。 通常ピンチ・グリップが最大の問題となる。 ひとつの選択肢として、これらの課題をやり遂げるために、歯磨きチューブ絞り器(toothpaste dispenser)を使う方法がある。 もうひとつ可能な選択肢は、リハビリテーションの技術者に連絡をとる及び/またはグリースガンを改良したものを使ってみる方法がある。
第5に、ケーキのデコレーション、ベーキング器具を使う、切る、刻むなど、細かい運動機能の遂行が困難な人の場合は、切る用具(ナイフとはさみ)や、ベーキング機器といった役に立ちそうな道具がある。 ミキシングなど反復運動が困難なときは、ひとつのアイデアとして、電動スクリュードライバーを改造して木製スプーンを付ける方法がある。
第6に、個人が長時間立っていることが難しい場合、立つことはできるが、長時間立っていることが難しい人には、立つ/寄りかかり専用スツールや疲労防止マットが役に立つ。 立つことはできないが、起立姿勢が必要な区域を利用しなければならない場合は、スタンドアップ車いす、保持装置(gripping device)、マジックハンド(reacher)が有益である。 移動障害のために、職場全体を動き回るのが難しい人の場合は、車いすやスクーターが便利である。