キャプションとは何でしょうか?
キャプションとは、アメリカキャプション研究所の定義では,「・・・ろう患者や難聴患者が,聞き取ることができない言葉を読み取るための字幕 (言葉を文字に置き換えたもの) 、です。キャプションには,オープンとクローズドの2種類があります。オープンキャプションは常に画面上に表示されているものを,クローズドキャプションは表示するために「オープンにする操作」が必要なものを指しています。」クローズドキャプションは、キャプションを電気信号に変換して通常のテレビ信号に埋め込む技術 (特にライン21方式のものを指す) で、通常は表示されない画像を付加するものを言う。」となっています 1993年7月現在、アメリカで製造もしくはアメリカに輸入される13インチ以上のテレビには、内蔵式のデコード回路 (ビデオやテレビのクローズドキャプションを利用可能にする) を取り付けることが義務付けられています。
キャプションの利用を聴覚障害患者への職場環境整備として検討する理由は? 研修用にビデオを利用することはよくあります。 キャプション処理されていないビデオを利用すると、聴覚障害を持つ人による利用に支障が出ます。 雇用者は、すべての労働者が教材を利用できるように努力すべきです。 教材ビデオを購入するときは、オープンないしクローズドのキャプションがあるか、もしくはキャプションサービスプロバイダ (教材ビデオにキャプションを追加する業者) が利用可能かを検討します。 キャプションは、会議、行事、ウェブキャストなどに参加してリアルタイムのコミュニケーションを行うための手段にもなり得ます。 コミュニケーション参加同時通訳 (CART) では、速記機器の利用に関する訓練を受けた専門家が、聴覚情報を視覚情報に変換します。 多くのキャプションプロバイダが、筆記記者が現場に参加することができない場合のために、リモートCARTやインターネットキャプションを提供しています。