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レジェンドエアの換気量実測値低下とIPAPのオーバーシュート
日時: 2008/12/22 03:17:47
名前: とさかCE

先日、IMIのPF300で換気量測定を実施してもらったので、そのデータを紹介します。
7月以降は、換気量の実測と測定データの提出をお願いしています。
何も言わないと、人工呼吸器の販売業者って、きちんとした点検をやらないんですね。
高いレンタル料金を払っているのに…。
使用前点検や使用後点検と同じ様に、レンタル器の貸し出し前点検とレンタル器の返却後点検で、精度点検は実施すべきだと思うのですが…。

測定日:2008年12月17日
測定器:PF300(Air−STP)

まずは、500mlの設定です。
(フロー波形:矩形波、回数:10 I/E=1/2.0)
過去のデータがないので、変化はわかりません。

シリアル番号  実測値
4095706K539710:403ml
4095706K562710:477ml
4095706K640712:411ml
4095706K859808:418ml
4095706K865808:426ml

次に、800mlの設定です。
(フロー波形:矩形波、回数:18 I/E=1/1.5)
こちらは、過去のデータがあります。
シリアル番号  実測値
4095706K539710:データなし→663ml(12/17)
4095706K562710:780ml(7/3)→723ml(12/17)
4095706K640712:783ml(7/3)→660ml(12/17)
4095706K859808:778ml(10/6)→687ml(12/17)
4095706K865808:757ml(10/6)→675ml(12/17)

シリアル番号:4095706K562710に関しては、換気量の低下は比較的少なかったのですが、インターサージカルの呼気弁をうまく制御できなくなってしまいました。
「400ml、矩形波、10回、1/2.0」の設定で、呼気弁の向きによっては、呼気弁からリークが発生し、テストラングが全く膨らまなくなりました。

PCVで使用しても、IPAPがオーバーシュートするという問題が発生します。IPAPがオーバーシュートすると、レジェンドエアの安全機構が働き、送気を終了してしまいます。こうなると、十分な吸気時間が保てなくなり、胸の上がりが悪くなります。IPAPが10の設定の場合、実測圧が12〜13でこの現象が発生するようです。呼気弁または本体の異常によって、この現象が発生しやすくなります。
患者側の要因でもIPAPのオーバーシュートは発生しますが、気道抵抗やコンプライアンスが変動しやすい症例で頻発します。
レジェンドエアでIPAPの実測値の変動が激しい場合は、機種変更が必要なようです。
トリガーかけてると、この現象に気づきにくいようです。

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