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呼吸器の回路交換頻度
日時: 2008/11/26 09:41:42
名前: よろしく

呼吸器の回路交換の頻度はどのくらいで行っていますか?
病院によっては交換頻度が前と比べて長くなっていると聞きます。病院によっては1カ月に一回しか交換しない施設もあるそうです。
どのくらいで交換するのがいいのでしょうか?人工鼻を使用する場合と加温加湿器を使用する場合の頻度の違いはあるのでしょうか?
ちなみに当院では加温加湿器を使用していて1週間に一回交換しています。

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Re: 呼吸器の回路交換頻度 ( No.1 )
日時: 2008/11/26 21:15:39
名前: 管理人

よろしくさん 当サイト掲示板にご参加頂き、ありがとうございます。

当院では一般病棟においてはバクテリアフィルター付き人工鼻を使用していますので呼吸回路交換は月1回です。人工鼻交換は2日に1回、汚染があった場合はその都度交換しています。
幸いにしてこの方法で問題が起こったことはありません。

加湿が不足している症例では希に加温加湿器を使用しますが、その場合は週1回交換です。
ブースター付人工鼻を使用してからは加温加湿器はほぼ隠居していました。

ICUではブースター付人工鼻を使用しておりましたが、厚労省からケチが付いて一時的に供給されなくなるため、症例によっては加温加湿器を使わざるを得ないことになると思います。

下の過去ログもご参照下さい。

http://plaza.umin.ac.jp/~ce-net/cgi-bin/patio/read.cgi?mode=past&no=768

http://plaza.umin.ac.jp/~ce-net/cgi-bin/patio/read.cgi?mode=past&no=365
Re: 呼吸器の回路交換頻度 ( No.2 )
日時: 2008/11/27 09:27:24
名前: よろしく

管理人さん さっそくのご返答ありがとうございます。
過去ログも参考になりました。
ところでCDCのガイドラインの回路交換の頻度については人工鼻、加温加湿器の両方とも同じと考えて良いのでしょうか?教えてください。
Re: 呼吸器の回路交換頻度 ( No.3 )
日時: 2008/11/28 18:46:20
名前: ぼてん

管理人さんに質問です。
タイトルの内容からは外れてしまいますが、人工鼻でPCVを実施した場合、人工鼻の交換前と交換後で、実測換気量の変化はどの程度あるのでしょうか?
あと、人工鼻の前後の圧較差は、最大でどの程度になるでしょうか?

以前、CDCのガイドラインの内容について、某掲示板で質問したことがあるのですが、いろいろな方々に怒られてしまいました。
その時、「聞くは非難の嵐、聞かぬは精神安泰」という格言が僕の中で生まれました。

怒られた内容というのは、例えば
・原文を読め!
・引用文献を読め!
などです。

どれが原文だかよくわからないし、それらしいと思われるものを読んでみたものの細かいニュアンスまでは理解できず…。
環境条件や使用条件に関する場合分けに関しては、一切何も書かれていないように思いましたが、僕の英語力では見つけられなかっただけなのかもしれません。
引用文献まで、1つ1つ探して読めるほどの精神力もありませんでした。

在宅用人工呼吸器の場合、回路が1本で構成されていて、呼気弁が患者側についているので、CDCのガイドラインはそのまま使えるとは思いません。
呼気弁は大気に開放する部分ですし、その部分を送気ガスが通過してしまうわけですし…。
疑問に思うことは多々ありますが、「聞くは非難の嵐、聞かぬは精神安泰」なので、自分1人の力で調べられないこと、わからないことは諦めるしかないのかなぁと思っています。
Re: 呼吸器の回路交換頻度 ( No.4 )
日時: 2008/11/29 03:48:16
名前: ももたろ・う

>人工鼻の交換前と交換後で、実測換気量の変化はどの程度あるのでしょうか? あと、人工鼻の前後の圧較差は、最大でどの程度になるでしょうか?

人工鼻自体の使用は48時間までとされているので、長期使用時の変化という場合の内容には沿わなとは思いますが、当方で人工呼吸器を使用している最中に人工鼻から加温加湿器に変更した際の換気量の変化確かにあります。ただし呼気側フローセンサー補正に関しては通常BTPSが基準になっていても、加温加湿器使用の場合のフローセンサー通過呼気は37度より低く(呼気ヒーターなし)、また人工鼻に変更後、人工呼吸器の加湿器設定変更を行っても呼気温度が室温とは限らないので、誤差要因はかなり大きいものであるといえます。

人工鼻による個々の性能差は圧較差より流量損失で表現されます。吸気呼気ともに時定数が大きくなりました。例をあげるとOhmedaの人工鼻はかなり抵抗が大きく、DARはかなり小さかったです。

昨年か一昨年の集中治療学会だったでしょうか? 質量変化と抵抗変化を求めた施設があったと記憶しています。

換気量を定めたVCVと異なるPCVの場合には、気道に施した圧でどのくらいのコンプライアンスであるのかを監視していくものなので、急性呼吸不全や監視の目が行き届いた環境での使用であれば取り上げるほどの問題にはならないと思います。しかし慢性疾患の長期使用や、監視の目の行き届かない場所での使用に関しては・・・・?だからといってVCVを推奨することもなく、PCVでなければいけない理由もないと思います。

>在宅用人工呼吸器の場合、回路が1本で構成されていて、呼気弁が患者側についているので、CDCのガイドラインはそのまま使えるとは思いません

どのように捕らえて、どのように解釈するかは自由ですが、呼気弁が一本で校正されている吸気呼気回路の場合でも、回路内に菌が繁殖するのは患者側であって人工呼吸器側ではありません。またその繁殖した菌は患者が排出しているものがほとんどであり、その他は接するスタッフが運び込むものであることも把握しておいてください。交換頻度が増えればスタッフが運び込む菌の割合も多くなるのです。

ちなみに当方で神経筋疾患の在宅患者さんや、その予備群で入院している患者さんの場合、一ヶ月に一度の頻度で回路が交換されていますが、正しく管理されていれば新たな肺炎の発症などは経験していません。(正しくない?と表現したのは、小柄な患者さんが在宅中に気管切開チューブが奥に入り込んで片肺となり、肺炎を起こしたケースが一例ありました)

私が関わっている症例では交換頻度は定めていません。最長で3ヶ月くらい交換なしで使用したケースもあります。小児でも2ヶ月くらい交換せずに使用したケースもありました。交換理由は人工呼吸器の交換や部屋移動が多かったです。その他には温度センサー接続部の破損くらいでしょうか。
Re: 呼吸器の回路交換頻度 ( No.5 )
日時: 2008/11/29 14:04:27
名前: ぼてん

ももたろう・うさん、詳しいコメントありがとうございます。
まさか、こんなに多くの情報が得られるとは思いませんでした。

>その他は接するスタッフが運び込むものであることも把握しておいてください。

在宅や長期使用の場合、車椅子に乗車したり、入浴したり、呼吸回路をつなぎかえる頻度が多く、回路内に菌が入り込んでしまうリスクが高いケースがあると思います。
毎日のように、回路交換と同様の行為をしているのではないかと…。
それゆえに、判断が難しいと思っています。


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