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透析についての質問
日時: 2003/03/17 00:28
名前: みずき

 Webmasterです。この内容は雑談掲示板ゲストブックにみずきさんから投稿されたものですが、こちらに掲載した方が皆さんに見てもらえると思いますので移植させて頂きました。

以下がみずきさんからの投稿です。

■透析終了し回収する時に「透析」または、「準備」で返血するのと「停止」でするのはどちらがどの様にどうイイのでしょうか。
■大気開放とはどう言うことか詳しく教えてほしいです。
■穿刺の場所を毎回ずらして刺すようにしているのですが、ボタンホールは全く同じ位置に刺すことになりますが、瘤ができたり、血管が蛇行したりということが無いと書いてありました。それならボタンホールにしなくても同じとこに毎回刺せばいいのでしょうか?

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Re: 透析についての質問 ( No.1 )
日時: 2003/03/17 00:23
名前: ママさん

こんにちは!私は10年目のママさんと言います技士です。
ce web masさま、横槍すみません m(__)m

お尋ねの内容から察しますと、お使いの透析機器は「東レ」ですよね?大気開放弁の意味(?)が解れば1番目と2番目の質問は解決すると思うんですけど・・・。
みずきさんは技士さんですか?
透析モードでは、東レの機器は大気開放弁が閉じてます。準備と、停止工程で停止を押している間は大気開放弁が開きます。
密閉系は理解できていますか?
一度、東レの機械のフローシートを見て、透析液の流れと各弁の働き、除水の仕組みなんかを見てみるといいのではないでしょうか?

穿刺についてですが、毎回同じ場所に、同じ角度で針を挿入できればイイのでしょうが・・・難しいと思いますよ。ボタンホール穿刺というのは、あくまでもその「同じ場所に同じ角度で刺す」というのがミソだと思うのですが・・・。単に毎回同じ針穴を狙って刺すだけではそれは不可能では?

間違ってたらごめんなさい〜。
Re: 透析についての質問 ( No.2 )
日時: 2003/03/17 00:25
名前: Webmaster

 みずきさん投稿ありがとうございます。ママさん followして頂きありがとうございます。どんどん「横槍」を入れて下さい
(⌒▽⌒)アハハ!。

 さて、まずは大気開放の話をします。大気開放とは密閉系の反対です。簡単に言うと透析でチャンバーの上に付いているエアーラインからペアンをはずし、大気(室内空気)と通々(つうつう)にするということです。透析中はこういうことはしませんよね。大気(室内空気)に開放になったら返血圧が高ければ血液がエアーラインからあふれ出してきますし、返血圧が低ければ大気(室内空気)がエアーラインからチャンバー内へ入り込み、チャンバーの血液レベルが下がり患者さんへエアーを送ってしまいます。したがって透析中は患者さんの血管と血液回路とダイアライザーは大気(室内空気)に開放された部分がない密閉系を保持しながら透析を行っているわけです。
 
 透析液系も除水コントローラー部は密閉系が保たれているから、すなわち大気開放になっている部分が無いので除水ポンプで引いた分だけダイアライザーから水が引けるわけです。もし除水コントローラー部が大気開放だったら除水ポンプでいくら引いても大気を引っ張ることになり、ダイアライザーに陰圧がかからないので除水コントロールが出来なくなります。

 回収時にはどのモードが良いかという事ですが、お使いのモニターが東レだとしたら準備モードでは大気開放弁が開いてますから密閉系が保たれないため厳密に言えば水が引けてしまう可能性があります。これは排液ラインのモニターの出口と排液管間に落差があるのでダイアライザーに陰圧が掛かるためです。
 東レのモニターでは透析中、準備モードになっていることに気付かないで透析をしてしまった場合、除水積算値には現れない除水がされてしまいます。透水性の高い膜では10分で1リットルくらいスッと除水積算値に積算されない除水がされてしまい極めて危険な状態となってしまいますね。透析モードでは大気開放ではなく密閉系になっているので水の出入りはありませんから、私は透析モードのままで回収すべきだと思います。また細かいことを言いますと、血液回収に使用する生理食塩水のNa濃度を測ると150mEq/L以上を示します。透析液を流しながら回収した方がNa値が140mEq/Lに補正されてから体内に入るので透析液を停止にして回収するよりもNa負荷が少なくなります。
 ニプロのモニターは準備にしても大気開放にはならず、水の出入りは起こりませんので準備(回収)モードでの回収となります。そもそも透析モードで回収する設計にはなっていません。

 ボタンホール穿刺というのは私は実際に経験したことがないのではっきりしたことは言えません(^_^; 。がこの方法を考え出したDrの講演を聴いたことがありますので思い出して説明してみます。
 ボタンホール穿刺というのは皮膚の穴も血管の穴も寸分狂わず穿刺というか先端を丸く処理をした特殊な穿刺針で刺すというより挿入する、落とし込むというニュアンスでアクセスするようです。
 普通の穿刺針で同じところに穿刺しても皮膚の引っ張り具合や左右のブレが生じてきますから皮膚の穴も血管の穴も寸分狂わず穿刺というのは難しいのでしょうね。ということは穿刺時に血管に対して無理な力が加わらないので血管の内膜と中膜を解離させたり、針の先端が鋭利ではないので血管内部に余計な損傷を与える可能性も低くなるようですね。

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