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ひどい!!透析回路内凝固
日時: 2007/11/29 21:49:48
名前: 一児のママ

最近回路凝固がひどいPtがいて、AT3(文字化けするため英数字は使っていません)を測定したところ58%でした。医師はこのくらいなら大丈夫といいヘパリン量を増やしたのですが5000単位/4時間やはり固まります。なぜですか?

ちなみにナオタミン透析でも固まりました。
Ptは高齢のDM者でCRP15〜20 PLT25万 WBC6000
DIC、HITはないと思うのですが私にはよくわかりません。

次回からヘパリンをさらに増量し、ACT測定しながら透析するとDrは言っています。

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Re: ひどい!!透析回路内凝固 ( No.1 )
日時: 2007/11/29 22:19:15
名前: 管理人

お疲れ様です。大変ですね。

症例を実際にみていないので臨床的背景がつかめないことと、凝固系は同一症例でも刻々と変化しますので軽はずみなことは言えませんが参考までに...

CRP15〜20となるとかなりの炎症反応ですね。WBCはそれほどでもないようですが。(何らかのウィルス感染?)
おそらく炎症が強いので凝固系が過度に亢進しているのだと思います。時々このような症例に出くわして難渋することがあります。
急性期反応蛋白としてのフィブリノーゲンなども上昇しているのではないでしょうか?それも過凝固を起こす一因となり得ます。

5000単位/4時間ならばちょっと多めですがビックリするほどの増量ではありませんね。
初回2000単位、持続1500単位くらいのヘパリンを投与してもcontrolがつかないのであればヘパリンでは無理なのかも知れません。逆にヘパリンは血小板凝集能を亢進させる作用があるのでAT-IIIが低い状態でそれ以上増量してもむしろ凝血しやすくなってしまうリスクも考えなければなりません。

このような症例の場合、低分子ヘパリンにしてもダメですね。DICにはなっていないようですが、DICも重症になるとACTがまったくアテにならなくなることもあります。体外循環する上では十分に延びているのに頻回に凝血してしまうケースもあります。

メシル酸ナファモスタットを40〜50mg/hr程度でやってみるか(しかし出血性病変がなければレセプトが通りませんね)、抗血小板製剤を投与するかでしょうか。

抗血小板製剤の投与が一番効果があるように思えますがcase by caseですから分かりません。

もちろんすべてはDrと相談した上での話です。
Re: ひどい!!透析回路内凝固 ( No.2 )
日時: 2007/11/29 23:07:38
名前: 一児のママ

管理人様

早速の返答ありがとうございます。
非常に参考になりました。

明日早速Drと相談し、今後どうしていくのか検討します。

今後ともご指導願います。
Re: ひどい!!透析回路内凝固 ( No.3 )
日時: 2007/11/30 12:47:54
名前: スーパーマン

お疲れ様です。
AT3は70〜75%以下になると、ヘパリンが効きにくくなってしまいます。ACTは延長せずヘパリンを増量しようものなら余計に凝固を助長させてしまいます。低分子ヘパリンだとヘパリンに比べてまだましですが、そこまで下がってるとなると効きにくいと思われますね。
管理人さんの助言通り、FUTか抗血小板製剤の使用が適切と考えられます。頑張ってください。
Re: ひどい!!透析回路内凝固 ( No.4 )
日時: 2007/12/02 13:47:04
名前: Sundisc

お疲れ様です。
過去に同じような症例に出くわしたことがありました。
AT3:59%でへパリンでは抗凝固をコントロールするのが厳しく、脱血側よりメシル酸ナファモスタット、静脈側より300〜400IU/h程度のへパリンの併用を試みて改善したことがありました。
併用で改善が見られなかった場合はアルガトロバンの使用も検討していましたが、使用には至りませんでした。
参考になればと思います。

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