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人工呼吸回路について
日時: 2007/07/20 22:41:07
名前: 福太郎

皆さんにお聞きしたいのですが、当院の呼吸器の回路はNMIのE100M本体にMR730を用いたシングルヒート回路です。
当院のCEは今まで呼吸関係には手を出していなかったので最近になって気づいたのですが、呼気側回路にウォータトラップがついていません。
では水滴はどうしているかというと呼気弁の手前の茶色いパーツの部分で垂れ流し状態です。
正直こんな回路を見たのは初めてで...ありえないと思いました。すぐになぜつけていないのか、病院の運営、危機管理責任者である麻酔科の部長に聞いたのですが、当院が開院した20年前に購入した時から呼気側にはウォータトラップはついていなかったというのです。

もしも呼気弁に水滴が付着すると呼気が上手くいかなかったり、PEEPのかかりが不安定になる。最悪、機器内部に水分が入り重篤な故障につながりかねないと思うのですが...。

回路の変更を申し出ても、お前のような若造が何を言うか...のように聞き入れてはもらえませんでした。
たしかに、ウォータトラップがあるとリークがおきるかもしれないというリスクはありますが。

皆さんの施設ではウォータトラップを使わないということがありますか?また、このような場合どのようにすれば意見を聞き入れてもらえるでしょうか?

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Re: 人工呼吸回路について ( No.1 )
日時: 2007/07/21 17:36:39
名前: sullager

人工鼻を使用する所では、ウォータトラップを付けないところもありますが、加温加湿器を使う場合は使用すべきだと思います。福太郎さんが言っているようなことが起きると思いますよ。今までそれで不具合はなかったのでしょうか?井の中の蛙状態ですね。
Re: 人工呼吸回路について ( No.2 )
日時: 2007/07/21 23:00:22
名前: neko

デュアルヒーターですら、呼気側に水がたまって溺れかかることがありますからね・・・。
大変ですね。
Re: 人工呼吸回路について ( No.3 )
日時: 2007/07/22 11:10:20
名前: 福太郎

sullagerさんnekoさんレスありがとうございます。
やはり使用するべきですよね。

今まで20年不具合がなかったからこれからも問題ないっていうのがDrやNsの意見らしく。今まで、ウォータトラップを使わずに事故が起きているのなら文献を持ってこい!それから考えてやる。と言われてしまいました。

しかし、今までは偶然不具合が起きなかっただけで、これからも絶対に起きないとは言えないと思います。

デュアルヒータでも、呼気センサに水滴がついてセンサの感度が悪くなったり寿命が短くなったりというのは、エビタやザビーナではよくあることですし。

やはりなんとか改善しなければならないですね。
年配のDrを納得させるのは難しいですが頑張ります。
Re: 人工呼吸回路について ( No.4 )
日時: 2007/07/22 19:43:34
名前: 六甲おろし

うちでは、約1日でウォータトラップいっぱいに水が貯まります。冬場は特に。もしかして温度設定が低いとか・・・。
Re: 人工呼吸回路について ( No.5 )
日時: 2007/07/22 21:05:37
名前: 福太郎

六甲おろしさんレスありがとうございます。

ウォータトラップに水がいっぱいに貯まるのは温度が低いのではなく、高いからではないでしょうか?

温度設定が高いほうが気化する水の量は多いでしょうし、換気に含まれる水分の量も多くなりますし。呼気側では室温で冷やされるので換気に含まれる水分が水滴に戻るので、加温加湿器の温度設定が高いほうが結果的にウォータトラップに貯まる水の量は多くなる気がしますが...どうでしょうか?

私的にはウォータトラップに貯まる水の量はあまり気にするよりも、相対湿度100%を目標にしっかり加温加湿されることを重視したいので、基本的には39℃ー2の設定か、40℃−3℃の設定で使用しています。
Re: 人工呼吸回路について ( No.6 )
日時: 2007/07/22 21:28:01
名前: ちょんがー(T_T)

横レス失礼いたします。

六甲おろしさん(阪神ファンかな?)が言いたかったのは、福太郎さんの施設のニューポートに使用している加温加湿器の温度設定が低く、呼気側にウォータートラップを使用しなくても、トラブルが起きにくかったのではないか?ということなのではないかと思いますが…。

ウォータートラップを使用していてもたくさん水が溜まるのに、使用せずにトラブルが起きていないとしたら、加温加湿器の温度設定が低いからではないのかと考えられたのではないかと…。

福太郎さんが関わっていないときの加温加湿器の設定はどうだったのでしょうか?
Re: 人工呼吸回路について ( No.7 )
日時: 2007/07/23 13:34:38
名前: 福太郎

ちょんがーさんレスありがとうございます。

以前の加温加湿の設定は基本的には37℃−2でした。
Drによって違いはあったようですが。

MR730は39℃の表示色が変わっているにも関わらず37℃にしたり、時には35℃にしたりというのは日常的に行われていたようです。
Re: 人工呼吸回路について ( No.8 )
日時: 2007/07/23 21:39:05
名前: 六甲おろし

ちょんがーさんのレスの通りです。温度設定が低いから水が貯まらなかったのかなと思いました。うちは39℃−2℃で使ってまして、かなりの水滴が出ますのでウォータートラップなしは考えられません。うちも昔、39℃は高過ぎではないかとよく温度を下げられました。35度ぐらいに。ちなみに阪神ファンです。
Re: 人工呼吸回路について ( No.9 )
日時: 2007/07/24 13:19:31
名前: 管理人

私はちょっと違う観点から...

私は基本的に一般病棟での人工呼吸管理は行ってはいけないと思います。それは体制が不備であることとスタッフのスキルが十分ではないからです。最近も人工呼吸器のはずれ事故が多発していますがこれはこんな不備な体制で人工呼吸管理が続けられる限り絶対に無くなることはないということは断言できます。国が法的に整備すべきです。

リスクマネージメント上、目の行き届かない一般病棟で人工呼吸管理を行うときは、メーカー純正あるいは推奨品を使うのが鉄則だと思います。NMIのE100Mに適したメーカー推奨の呼吸回路セットを使うべきだと思います。それですべて解決ですね。非常に分かりやすい問題の解決法です。リスクマネージメント上は誰もが納得できます。NMIはそのような使い方で問題ないと言っているのでしょうか?
まずはメーカー側から文句の付けようがない状態で使用することが鉄則です。

各メーカーの各機器のマニュアルのどこかには必ず「当社の純正品あるいは推奨品をお使い下さい。そうでないものを使用した際のトラブルに関しては一切の責任を負いかねます。」という内容の注意書きが書かれています。

もしそうでないモノを使って事故が起こった際に、メーカーは「当社純正品、推奨品以外のモノを使っての事故なので当社は一切の責任を負いかねます...」ということになります。これは必ずそうなります。
普段、フレンドリーなお付き合い(常識的な範囲で)をしていても、いざ事故が起きれば手のひらを返したように絶対に背を向けますよ。これは企業防衛ですからある意味致し方のないことだと思います。皆さんは組織の中で動いているわけですからね。

そうなると何が起ころうと病院側がすべての責任を負うことになるわけです。言い方に問題があるかも知れませんが、分かりやすく言うとメーカー側に責任があるような場合でも「逃げの口実」をつくることになるわけです。要するにマニュアル違反ということですね。わざわざ文書化されているマニュアルを無視しているわけですから明かな過失となります。警察はその辺を必ず突いてきます。マニュアル通りにやっていたかどうかが全てです。実はこのような事例が当院で実際にあり経験済みです。(^^ゞ 大変な思いをしました。

その経験を踏まえ、当院では何が起こるか分からないリスクの高い一般病棟での人工呼吸療法では機種を統一し、呼吸回路、人工鼻、フレックスチューブ、回転コネクタなどはすべて純正品です。いくら安くて使い易そうな他社製品があったにしても未来永劫絶対に採用しません。純正パーツの充実具合も機種選定のポイントだと思います。

この辺もその麻酔科部長先生を説得する材料にされてはいかがでしょうか?

患者様の安全を考えて、「何年何月何日に、これこれこのように誰に進言したが、これこれこのような理由で採用されなかった。」という記録を残しておくべきです。これは自己防衛のためです。何か起こったときには、せめて何かアクションを起こしていたという証拠が重要な意味を成すのではないかと思います。
それを無視し続けた上で起きた事故であればそれを無視し続けた麻酔科部長へ責任が及ぶことになると思います。

もし私がその麻酔科部長の立場なら、ただちに純正品に切り替えます。恐さが分かっていないのでしょうね。残念ながらリスクマネージメントなんて考えは頭の中にはないのだと思います。

「昔からこうやっているからこのままでいいんだ」なんてのは「愚の骨頂」ですよ。常に見直していかなければなりません。有事の際は「熱いお灸」をすえられます。
残念ながらそのような人は「熱いお灸」をすえられないと危機感を感じないと思います。それでは遅いんですけどね。

危機感を持っていない上司(広い意味での)がいると我々は非常に動きにくいですね。

ちなみに私は日ハムファンです。(^^ゞ
Re: 人工呼吸回路について ( No.10 )
日時: 2007/07/24 21:27:14
名前: 福太郎

管理人様明解なご回答ありがとうございます。

確かにおっしゃるとおりですね。私達もできうる限り努力したいと思います。
私達臨床工学技士は生命維持管理装置の操作・保守を生業としている限り、常にリスクと隣あわせです。

どうすれば患者さんに安全で最高の医療を提供できるか、同時にスタッフにも安心して使用してもらえるように。
悩み続けていかなければならないのですね。

なんとか麻酔科部長にかけあってみます。

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