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アルガトロバンの使用方法
日時: 2006/12/06 20:49:40
名前: .com

先日ATV低下症例にノバスタンを使用しているのですが、添付文書の開始時回路内投与10mg、その後持続投与と書いてあります、開始時ヘパリンと同様にボーラス注入してよいものなのでしょうか?またノバスタンとノバスタンHIとでは使用方法はことなるのでしょうか?ちなみに三菱ウェルファーマフリーダイアルに問い合わせたところHIのほうは溶血するので5倍希釈するようにとのことでした。しかし近隣の施設に問い合わせると原液のままワンショット、持続注入してるそうです。どちら様か教えてください。管理人さまよろしくお願いします。

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Re: アルガトロバンの使用方法 ( No.1 )
日時: 2006/12/09 15:50:21
名前: 管理人

当院でも年に数回ですがAT-Vが低い症例やヘパリン起因性血小板減少症(HIT)の症例に使用した経験があります。

調べたところ、ノバスタンとノバスタンHIの違いは濃度だけのようですね。

ノバスタン注 :10mg/20ml
ノバスタンHI注:10mg/2ml

ということでノバスタンHIはノバスタンの10倍の濃度のようです。濃度が濃いということは浸透圧も高いと思います。
溶血の要因としては浸透圧やpHなどが考えられますね。

当院では使用法は添付文書通りで使用しています。
三菱ウェルファーマが「HIの方は溶血するので5倍希釈するように...」と回答しているのですから「隣の施設」を信用するよりもメーカー側の回答を信用すべきです。

「隣の施設」は溶血することが理解できていないか、大した量の溶血はしないだろうと考えているのかも知れません。しかし、自分が患者の立場だったら添付文書通りに使ってくれと言いたくなりますよね。溶血は微量でもいやですよ。

溶血すると遊離ヘモグロビンが血中に増えて活性酸素を発生させ血管壁などの組織障害を起こしますからね。長い目で見ると生命予後に影響すると思いますよ。

医療機器も薬剤も添付文書に書かれている通りに使用することが大前提です。

話が脱線しますが、ピローが80%以下の膨満度しかないような脱血不良の状態で無理やり血液ポンプを回していると陰圧によりどんどん溶血しています。
ピローが半分つぶれた状態で漫然と透析を続行するなんてとんでもありません。明らかに生命予後は悪くなります。

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