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IABPについて
日時: 2006/11/13 21:47:28
名前: Whiz

当院で最近IABPを使用する症例を経験したのですが、何回やっても動脈圧トリガーでうまくポンピング出来ませんでした。その後、ECGトリガーに切り替えてECG波形からバルーンの拡張及び収縮のタイミングを決定しました。
機種はSystem97です。
患者の血圧が低い為に圧トリガーがうまくかからなかったのではないかと思います。
対処法としては、ECGトリガーに切り替えれば良いのでしょうが、血圧が低い場合でもうまく圧トリガーで作動させる事は出来ないのでしょうか?また上記以外に圧トリガーがかからない原因はあるのでしょうか?

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Re: IABPについて ( No.1 )
日時: 2006/11/13 21:59:30
名前: 通りすがりA

Whizさんの書かれている通り動脈圧でトリガーを行うと血圧が下がった場合に波形を認識できずにトリガーできない可能性があります。詳しい状況が書かれていないので確実とはいえませんがその可能性が一番高いのではないでしょうか?他には不整脈でリズムが不安定な場合などにもトリガーがかからないことはあります。

当院ではIABPを使用するときは基本的にはECGトリガーにしています。理由として
1、IABPを使用しているということは血行動態が破綻している、もしくは破綻する可能性があるため血圧波形が常に十分でるとは限らないため。
2、血圧波形をとっているラインから血液ガスやその他の採血を行うことがあるため圧波形が常にでているとは限らない。

と、いった理由が主な理由です。ただしケースにより使い分けはしています。
Re: IABPについて ( No.2 )
日時: 2006/11/15 19:49:01
名前: icls

圧波形は橈骨動脈のものでしょうか?

トリガー専用にバルーンの先端圧を利用する方法もあります。
橈骨動脈では手首の動きや採血によって波形がなくなることがあります。
また圧の左右差(四肢の)があることもありトリガー波形としては使いづらい場合もあります。

バルーンの先端圧をトリガー専用波形とすれば、循環動態の悪化による脈圧の減衰を除いては好ましい波形が安定して得られると思います。

さらに橈骨動脈に比して大動脈基部に近いために脈波の遅延が少ないのも利点です。
ただしトランスデューサが一個余分に必要ですが・・・
Re: IABPについて ( No.3 )
日時: 2006/11/17 11:48:05
名前: リーブ

とても参考にしています。当院でもCABGOff-pump時にIABP使用になったケースで血圧が下がっているのでうまく圧トリガーされませんでした。バルーンの先端圧で圧トリガーしてとの指示をうけました。ここで質問なのですが、先端圧でのトリガーではシストリック・アンローディング、ダイアストリック・オーグメンメーションの効果がでている波形に対してトリガリングする事になるのでしょうか?圧トリガーがどのような方法でトリガーしているのか 基本的な事で申し訳ないですが ご教授ください。
Re: IABPについて ( No.4 )
日時: 2006/11/17 16:04:09
名前: icls

No.3リーブさん

小生は医師の了解を得ながら先端圧トリガーを好んで使用してきました。
バルーンパンピングは圧補助装置ですから、圧に直接トリガーさせるのが良いと考えているからです。

圧トリガーの基本は、ディクロチックノッチ(大動脈弁の閉鎖)にトリガーさせてバルーンをインフレートしダイアストリック・オーグメンメーション効果を得、
圧波形の最下点直前にトリガーさせてバルーンをデフレートしてシストリック・アンローディングの効果が得られるようにします。

パンピング開始直後は2:1で打ってパンピング有り無しの二つの波形を比較しながら、インフレート、デフレートのタイミングを微調整します。

波形掃引を止めたり記録用紙にプリントしたりしてしっかり確認します。
医師にこれでよいか確認してもらうことも大切です。








Re: IABPについて ( No.5 )
日時: 2006/11/18 17:01:26
名前: Whiz

お疲れ様です。
返事が遅くなってしまい申し訳ありません。

通りすがりAさん
→私も今回の症例に関しては血圧低下及び不整脈の為にうまく圧トリガーがかからなかったのではないかと思います。具体的な数値は覚えていないのですがかなり低かったと記憶しています。当院のドクターは圧トリガを好むのですが、圧トリガーにこだわるのはバルーンの収縮・拡張のタイミングに関して圧トリガーの方がより正確で十分にIABPの効果を発揮できる為かと思います。アシスト比を1:2にして圧波形を観察しDNの部分でバルーンを拡張させ、バルーンの影響を受けていない圧波形の収縮期圧>バルーンの影響を受けた後の収縮期圧の差が最大になるポイントでバルーンを収縮させればおおよそのタイミングはよいので、それを察して圧トリガを好むのだと思います。しかし、ECGトリガでもECG波形を観察しバルーンの収縮・拡張のタイミングをしっかり見極めれば問題ないかと思います。しかしドクターは圧トリガがかからなかったのは機械の問題だと思っており次回は圧で出来る様に!!と言われている状態です。

iclsさん
→圧波形は橈骨動脈のものでしょうかという事ですが、申し訳ないのですが分かりかねます。すいません。1つお聞きしたいのですが、トリガー専用にバルーンの先端圧を利用する方法とは具体的にどのような方法なのでしょうか?愚問で申し訳ありません。当院のSystem97でも対応出来るのでしょうか?





Re: IABPについて ( No.6 )
日時: 2006/11/18 21:34:54
名前: icls

Whizさん

>トリガー専用にバルーンの先端圧を利用する方法とは具体的にどのような方法なのでしょうか?愚問で申し訳ありません。当院のSystem97でも対応出来るのでしょうか?

バルーンの先端には孔があり、バルーンを挿入する際にガイドワイヤを通す通路(セントラルルーメン)とつながっています。

挿入後にガイドワイヤを抜いたところにトランスデューサを接続すれば先端圧(弓部〜下行大動脈圧)が測定できます。
トランスデューサのケーブルをSystem97の本体に接続すればOKです。
Re: IABPについて ( No.7 )
日時: 2006/11/20 23:20:21
名前: Whiz

お疲れ様です。
iclsさん、ありがとうございます。
理解できました。
Re: IABPについて ( No.8 )
日時: 2006/12/01 22:28:01
名前: 通りすがりA

>>Whizさん 

 当院でもトリガのタイミング調整は圧で行っています。IABPの目的はsystolic unloadingとdiastolic augmentationによる効果ですので当然です。
 しかし調整を行う際にECGトリガにしておいて圧波形でトリガのタイミングを合わせることでECGトリガでも圧のタイミングは合わせる事ができますよ^^なので調整の方法は圧トリガと全く同じです。この方法で行えばDrの好みにも添えるのではないでしょうか?説明不足で申し訳ありませんでした。

 当院はあまり新しいIABPではないため正直機械任せで行うとタイミングは必ずずれますのでOrz
 圧波形と心電図波形は相関しているので特に問題なく合わせる事ができるはずです。
 しかし圧トリガにしろECGトリガにしろ定期的に微調整は必要ですね。

Re: IABPについて ( No.9 )
日時: 2006/12/11 20:26:18
名前: 中年技士

割り込みですいません。当院でもシステム97を使用しています。
が、トリガーは状況にもよりますが、基本的に圧トリガーを使用してます。
理由としては、圧波形によるインフレ、デフレのタイミングが判断しやすい(ただし1:2で使用時)
カテラボ室からの移動時や、病棟で対向時など、心電図トリガーされにくい。
上記の点で圧トリガーを使用しています。ただ今回の件の用に血圧が低い場合は心電図トリガー、テンポラリーが挿入されている場合はVペースなどを使用します
ただ最近はないようですが、以前の8Frバルーンを使用すると、(シース圧使用)圧波形がなまる経験をしたことはありますけど。最近は改良されてそのようなことはないと某メーカーさんはいっていました。

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