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血圧低下時の血流量はどうすべき?
日時: 2006/03/16 00:06
名前: さる

はじめまして。無知で申し訳ありません (+_+?)
血圧が低下したとき血流量を下げると思うのですが、血流の速度は違っても同じ量を出し入れしているので、血流量を下げなくてもいいのでは・?と思うのですが、血流量が血圧に与える影響を教えていただきたいです。

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Re: 血圧低下時の血流量はどうすべき? ( No.1 )
日時: 2006/03/16 00:19
名前: 管理人

さるさんが投稿されたスレッド「病院機能評価...」の題名と、ご質問の内容が合致しなかったので新規スレッドとしてこちらに持ってきました。

さて、動脈系と静脈系をバイパスしているのが内シャントです。「出した分は戻している」というように大雑把に考えると何も差がないように思えます。
ところが、動脈系から静脈系に血液がバイパスされることにより体血管抵抗(後負荷)が減少し、前負荷が大きくなることが考えられます。

分かりやすく言うと、何とかギリギリ血圧を維持している動脈系から圧力の低い静脈系へ血液(血圧)をバイパスしていることになります。これは血流量が速ければ速いほど大きくなり、循環動態(血圧)の維持という点では不利になる可能性が考えられます。水道の蛇口をジャ〜っと開けると水道管の水圧が下がりますよね。
前負荷の増加が症例の心機能によっては都合の良いこともあるでしょうし、都合が悪いこともあります。しかし体血管抵抗が下がるとすれば血圧維持には不利です。

流量の良好な非透析時のシャント(graft)の流量を10とすると、透析時にはその10の血流の一部を血液ポンプで引っぱっているのではなく10+αの流量になっていることも考えられます。

また、体内で産生されたカテコラミンは分子量が数百と小さいので透析性があります。カテコラミンは昇圧物質ですから透析されてしまうと循環動態の維持に影響が出ることも考えられます。血流量が速ければ速いほどたくさん透析されます。カテコラミンをうまく産生できる症例はいいのでしょうが、うまく産生できない症例では血圧が維持できなくなることも考えられるでしょう。

したがって血圧が低下しているときには生体のいろいろな代償作用がはたらいて何とか血圧を上げようとしていますので、できるだけ変化を与えないように血流量を下げることも意味があるのではないかと考えますがいかがでしょうか?
Re: 血圧低下時の血流量はどうすべき? ( No.2 )
日時: 2006/03/16 16:17
名前: さる

とてもわかりやすく理解できま
した。ご丁寧にありがとうございます!!(^o^)

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