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呼吸器のlow volumeアラームについて
日時: 2006/01/26 18:53
名前: ukki

 私の患者様のことで、ちょっと教えていただきたいのですが、よろしくお願いします。患者様は、元々、脳梗塞による寝たきり状態で、昨年の10月に痰詰まりにより心肺停止となり、蘇生後の方です。一度、呼吸器から離脱できましたが、やはり痰が多く、再度、呼吸器につながれ、気切されております。
 最近、前任者より引き継ぎ、私の担当になりました。現在の設定は、SIMV FiO2 0.4、TV 400、f 6、PEEP 5、PS 5で、SpO2 96〜97%あり、PO2 140mmHg、PCO2 28mmHg位です。また、尿路感染もあり、37℃台の発熱が持続しております。時折、頻回にlow volumeアラームが鳴る時があるのですが、こういう時はどうしたらよいのか?このような患者様が、呼吸器を離脱できるようにするには、どのようにしたらようか、皆様の知恵をお貸しいただけるでしょうか?

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Re: 呼吸器のlow volumeアラームについて ( No.1 )
日時: 2006/01/27 01:08
名前: 管理人

人工呼吸器の種類はたくさんあり、また呼吸器によっていろいろなクセがあります。この症例は何という呼吸器を使っているか、気道内圧はどれくらいで、その「low volumeアラーム」の設定値や自発呼吸は何回でどのような感じかという情報なども書いた方が良いアドバイスが得られるかも知れません。
low volumeとは一回換気量?分時換気量?(^^ゞ

その「low volumeアラーム」が鳴る時に、そのアラームが鳴らない時と比較し、何か微妙な変化はないのですか?
患者様の自発呼吸の回数や深さなどはどうでしょう?
呼吸器自体はどうでしょう?ファイティングやバッキングは...

そのアラームが出る時と出ない時で、何が異なるのかを注意深く観察すれば答えが出てくると思います。
ただ単にシビアにアラームを掛けすぎているということもあるかも知れません。現場をみていないので何とも言えません。(^^ゞ

離脱のポイントについてはこの掲示板の「ウィーニングの件」のスレッドは読まれてませんか?
とても詳しく書かれています。これ以上のアドバイスはどこへ行っても得られないと思います。
そちらを参考にしてください。
Re: 呼吸器のlow volumeアラームについて ( No.2 )
日時: 2006/01/27 17:19
名前: KAZU

まず、お聞きしたいのは、呼吸数はどのくらいでしょうか。血ガスを拝見しますと、PCO2が28とかなり過換気になっていると思われます。
高齢者で寝たきりですと、栄養状態にもよりますが二酸化炭素産生量が少ないこともあり、強制換気(400mL×6回)でも過換気となってしまうこともあり得ます。
pH、BEも教えていただけるといいのですが。
少なくとも、PCO2が低いと、換気抑制が入ってきます(CO2を溜めようとする生体反応)ので、Low Volumeをいくつに設定しているかによりますが、強制換気のみでPSは作動していないのかもしれません。すると分時換気量は2.4L前後となりますが。私の施設でもこのような患者さんを見ることがありますが、呼吸のリズムが不安定であることもあります。つまりチェーンストークス呼吸です。チェーンストークス呼吸が発生するとLow Volumeが頻回に作動します。
強制換気を止めて、PSだけで呼吸の観察をしてみてもいいのかもしれません。PaCO2はpH7.4前後になるまでためてみると、案外呼吸リズムは正常化することもあります。

ウィーニングについてですが、まずは全身状態を整える事が先決です。炎症があるのであればこれを落ちつかせてから行なうことが原則です。また、栄養状態を確認してみてください。高齢者や長期人工呼吸患者で多いのは低栄養です。特に低P血症、低Mg血症はウィーニングを困難にします。できればIVHよりも経管栄養が良いと思います。
そして、気管切開されているのであれば、死腔は自然気道のときと比べて少ないですから、一回換気量は少なくても良いと思います。とはいえウィーニングは難しいかもしれませんね。
しかし、仮にウィーニングできたとしても、肺のドレナージは良くないし、ADLも良くないので肺炎や無気肺を繰り返すことも予想されますのでそのようなときに再び人工呼吸器を装着するのかどうかは、家族と主治医でよく話し合う事が大切だと思います。

というようなことをご自分で確認されて、主治医に進言してみてはいかがでしょうか?

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