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細径回路
日時: 2012/01/14 11:57:06
名前: ポケット

いつも拝見させてもらってます。
タイの洪水の影響で今までの透析回路が入荷できなくなり新しい回路がきました。今までのに比べて回路が細く、透析中に静脈圧が上がります。看護師より針は変わらないのに何で圧が上がるの?と言われました。何でですか?
あと細径回路を使っている施設で静脈圧が高いひとをどのように対応されてるか教えてください。お願いします。

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Re: 細径回路 ( No.1 )
日時: 2012/01/14 18:42:55
名前: 管理人

ポケットさん こんばんは!

看護師さんにわかるように説明するとすれば、例えば50mlのディスポのシリンジに太さが細いX1の50Cmの延長チューブ、そしてその先に18Gの注射針を付けたとします。
そのシリンジに20mlの血液を入れ満身の力を込めて押し子を押したとします。血液が噴き出すので本当はこんなことやりたくはありませんが・・・^^;

その時の押し子を押したときの圧力をAとします。

そして同じ条件で延長チューブの太さをX4の太いチューブに付け替えて同じことやった時の押し子を押したときの圧力をBとします。

同じ血液量を押し出すにはBよりAの方が押すのに力が必要ですよね。

つまり細いチューブの方が押したときの内圧が高くなるのでより大きな力を入れないと血液を押し出せないわけです。

その圧力はチューブの内径と長さが関係します。

理論的に説明するとすれば学生時代に習ったハーゲン・ポアズイユの法則で説明が出来ます。

http://ce-net.umin.jp/image/reference_picture/hargen_porzuiyu.gif

この公式↑でπと8は太いチューブでも細いチューブも関係なく同じ、血液の粘性率も同じと仮定して余計なものを省いて超簡単に考えると、

流量=圧力×管の半径/管の長さ

となります。流量と管の長さを同じと仮定し、管の半径を細くした条件で同じ流量を維持するとしたら圧力が大きくならなければ流量が小さくなってしまいます。つまり血液回路の太さ以外の条件が同じだとすれば回路の内径が細くなると静脈圧は高くなります。

素直にハーゲン・ポアズイユの法則を信じましょう!^^

善し悪しは別として見かけ上の静脈圧を下げたいのならば、静脈チャンバーの位置を高くすれば静水圧差で静脈圧の数値は低くなります。
Re: 細径回路 ( No.2 )
日時: 2012/01/16 09:40:49
名前: 管理人

透析で除水をしていくと血液の粘性が上昇してきますので静脈圧は上昇傾向になりますね。

普通径回路を使用していた時と比べ、細径回路の方がΔPは大きくなります。つまり透析中の静脈圧上昇も大きくなります。

http://ce-net.umin.jp/image/reference_picture/hargen_porzuiyu.gif


この現象はハーゲン・ポアズイユの式でも説明できます。
Re: 細径回路 ( No.3 )
日時: 2012/01/17 11:20:12
名前: テーボウ

圧は、

「長さに比例」し、

「太さに反比例」

します。

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