01<>無線LANの落とし穴<> この前のAirMacに続き、今度はWindowsベースの無線LAN導入してみました。LaneedのAir@Hawk(LD-WL11/AP)というシリーズでアクセスポイント1台と11mbpsの無線LAN PCカードが2枚付属したセットです。いとも簡単に導入できました。試しに家の中は1階全部屋OK、2階も全部屋OK、外に出て庭というか敷地内全てOK、まさか路上に出てもOK(^_^;)、一本道を挟んでお隣の家の前ぜんぜんOK(^_^;;)、ひょっとして2件目、3件目・・・外に出ておよそ100メートル離れてやっとリンク切れ(;;;^_^;;;)、これではセキュリティをガッチリかけないととんでもないことになります。ちなみに我が家はちゃんと壁があります(^_^;)。それであわててセキュリティの3セットであるESS ID、MACフィルタリング、WEP128の全てをかけました。これらはdefaultの状態では何のセキュリティもかかりません。もしかしてよく分からないユーザーはセキュリティを何もかけないままで使っている方も少なくないのではと心配になりました。ただつないだだけでは向こう三軒両隣からあなたのパソコンの中身が丸見えで、しかも何かの暗証番号やクレジットカード番号なんかを書いてあるファイルでも保存してあるととんでもないことになります。要するに職場の何んのパスワードも設定していないLANと同じ状態で丸見えとなってしまうのです。心配な方は詳しい人をつかまえてチェックした方が良いと思います。<>ame.gif<>0<> 02<><><><><> 03<>今日は日曜待機<>今日は日曜日の待機番である。朝8時30分から翌朝の8時30分までと非常に長いのである。心筋梗塞、心肺補助循環、緊急血液浄化、医療機器管理業務、緊急手術、大出血をともなう交通外傷など何が来るか予想もつかない重圧がのしかかり、食糧品の買出しもオチオチやってられない。買い物途中でポケベルがピーピーピーなんてこともあり、あわてて嫁さんお袋を探し出して、買い物途中で中断なんてこともある。休日とはいえ精神的には病院に出勤しているより緊張しているのである。小生が勤める病院は救命救急センターが併設されている。1年間に対応する急患の患者数は5000例以上にも達するセンターで結構忙しいし、何が来るか分からない状態で、我々も常にスタンバィしている状況である。
 今のところ今日はまだポケベルが鳴っていない・・・このまま月曜日の朝まで安泰であればいいのだがそうは行くまい。(ーー;)<>yuki.gif<>0<> 04<>やはり安泰ではなかった・・汗<>昨日の日記で「今のところ今日はまだポケベルが鳴っていない・・・このまま月曜日の朝まで安泰であればいいのだがそうは行くまい。(ーー;)」・・・の予想はやはり的中した。18時30分夕食が終わった途端にポケベルがピーピーピーとなった。病院へ電話すると心筋梗塞患者が入り、しかも腎機能障害(Cr3.5)があるのでPTCA後緊急血液浄化を行う必要があるとのことで、今日中には帰宅できないだろうと予想がつく。シネアンジオDSA室到着、ポリグラフセッティングする。心電図は2(ローマ数字文字化けるので数字で表示)、3、aVFのSTががっぱり上がっていて右冠動脈(RCA)の梗塞が疑われる。体外式のペースメーカーを装着する直前心室粗動(VT)で心臓マッサージ、挿管、DCで「ド〜ン」×2回で持ち直し、PTCAを開始。何だかんだ手こずり、#3と#4にPTCA施行し#4にステント留置で23時にCCUへ搬送。とその時、救急外来より胸痛の患者がまた搬入されたとの連絡があり「おぃおぃ」、2つ一緒にはできないぞ!(ーー;)。話を元へ、CCU入室直後徐脈で血圧低下、あれ〜またつまったな・・・循環動態が不安定で、血圧60mmHgでは血液浄化は出来ないし、再びDSAへ舞い戻り、2回目のPTCA施行、#3で再閉塞している。PTCA後ステント留置しCCU帰室、翌1時。それから循内Drと検討後、HDFではなくCHFに方針が決まり血液浄化用カテーテル挿入やら準備やらで、CHF開始が2時、その後何だかんだで帰宅が4時、ポケベルを風呂の入り口に置き(また呼ばれる可能性があるので)シャワーをして寝たのが5時・・・という結末であった。幸にもその後8時30分までポケベルは無口であってくれた。"(^_^;)"
 人生そんなあまいもんではない(-_-;)。<>akubi.gif<>0<> 05<><><><><> 06<>たばこと尊敬する先生のはなし<>雑談掲示板ゲストブックにたばこのことが書かれていましたが、実は私がたばこをやめるきっかけとなった忘れられない出来事があります。5年前、私が尊敬する麻酔科の部長先生がたばこも吸わないのに何と肺癌になってしまいOPをしました。その後、復帰をされて元気そうに働いておられたので安心していたのです。先生は「個人でパソコンが欲しいから私に任せるので一式揃えて」と言われ、購入後もいろいろと教えてほしいということで私たちの部屋にMacのセットを一式置いてました。当時、私はたばこ大好き人間でしたので、先生に気兼ねをしながらもたばこを吸っていたわけです。先生がいつ再発するかという不安を抱えながらの復帰だったということは後で分かりました。先生は顔には全く出さないでおられましたが、多分いやだっただろうなぁと思います。腹の中では「俺はたばこも吸わないのに肺癌になって苦しんでいるのに何でわざわざ健康を脅かすことを、命を縮めるようなことをしているのだ!」と思われていたと思います。その後、本当に残念なことに先生は再発してしまい帰らぬ人となってしまいました。私の大切な後ろ盾を失った気持ちです。先生の気持ちを察することができなかった自分が実に情けなく、だらしなく思えて先生のお通夜の日から、今まで幾度かトライして挫折していた禁煙を決意しました。最初の10日間は辛かったのですが、こんなたばこを吸えない苦しさなど、自分は間もなく死んで行くのだということを自覚されても元気に生きておられた先生の苦悩を思うと、比べることすら罰が当たるようなちっぽけなものだと思えました。先生のお陰で自分の弱さを克服することができたのだと思います。先生の死を何かの形で心にとどめて置きたかったのです。先生は自らの命をもって、私の命を永らえることを教えてくれたのだと信じています。先生!元気ですか!。いずれまたお会いしましょうね。合掌<>hare.gif<>0<> 07<><><><><> 08<><><><><> 09<>身体が休まらない休日<> 今日は休み、車のスタッドレスタイヤを新調しにガソリンスタンドへ行く。思いのほか時間がかかる→1時間30分も・・・。慣れない新人さんが換えてくれたようです。大丈夫かなぁ?。距離は乗らないからタイヤ自体は全然減っていないのにゴムが経時劣化で硬くなると効きが悪くなるので3シーズン履いたら交換してますが、実にもったいない気がします。でも滑って事故にでも遭ったら嫌なので、リスクを少しでも減らすために仕方がありません。滑って事故ると換えなかったことを悔やむでしょうから、「転ばぬ先の杖」といったところです。
 二男坊が友達と8Kmほど離れた市の体育館へ行きたいから車で送れというので送る。車の運転が大嫌いな私には8Kmは遠すぎる・・・。食料品の買出しでスーパーへ行く。庭の木の冬囲いをしていないので囲う。二男坊が迎えに来いというので迎えに行く。これで今日一日終わり。あ〜身体全然休まらない。とほほ 冬が来なければいいのに・・・。こんな気持ちとは裏腹に二男坊は余程楽しかったのか明日も送れと友達と共に嘆願される。ありゃ〜明日も8Km+8Km(しかも信号だらけで交通量の多い道)走らなきゃいけん。今日は気持ちがnegative 読んでもつまらない日記ですんません。(^_^;)<>kumori.gif<>0<> 10<><><><><> 11<><><><><> 12<>妻の胃にイボが・・・<>妻が癌センターの無料検診で胃のバリウム検査をしたところ、後日親展の封筒が届いて胃にポリープがあると指摘された。再検査の必要はないとのことだったが、万が一を考え勤務先の消化器内科の先生に相談したところ、やはり内視鏡で覗いてみようということになり、本日朝一番で内視鏡検査を行って頂いた。早速直径3mm程のポリープが認められたが、先生によるとほぼ99%良性のものとのことだが、ポリペクして病理に出し確定診断をつけようという事になった。万が一、妻に倒れられたら私が倒れるより家庭内が大変なことになってしまうヾ( ̄o ̄;)オイオイので胃に何かがあるという精神的な引っかかりを取り除くためには、やはりやってもらって良かったと思う。後であの時ちゃんと調べておけば・・・という後悔はしたくないですからね。病理の結果を見ないと確定ではありませんが、何とかこれで一安心できそうです。でも内視鏡が初めての経験だった妻は結構苦しそうでした。私も一度経験がありますがやはり苦しいですよね。
 追伸 以前の日記の書き込みで、言葉の誤変換に気付かずに誤字がありました。なんせこの書き込む窓が小さくて全体的に見ることができないので確認しづらいのです。
(^◇^;ゞポリポリ。この場をお借りしてお詫び申し上げます。m(_ _)m この日記にも誤字があっても以上の理由によりどうかお許し下さい。<>ame.gif<>0<> 13<><><><><> 14<><><><><> 15<><><><><> 16<>明日は新人の学会デビュー戦!<>明日はCE地方会の学術大会である。我が施設からは2題の演題を出しているが、その内の1題は今年新卒で入ってきた新人のデビュー戦となる。私は座長を仰せつかっているが今や老獪となり、もう人前に出ても何も緊張しなくなったが、ふと自分のデビュー戦が頭をよぎる。そういえば足はガタガタ、声は微妙にビブラートがかかり、質問にはちょっと的が外れた回答をして舞い上がっていたような・・・。自分のところの新人が発表することの方が実に緊張感を覚える。何事も経験が大切!。失敗を恐れず正々堂々とやってくれ!K君。捕って食われるわけでもあるまい。<>kumori.gif<>0<> 17<><><><><> 18<><><><><> 19<><><><><> 20<>慢性炎症性脱髄性・・・・<> CIDP(慢性炎症性脱髄性多発根神経炎)というややこしい病名の患者様にTR-350と用い、免疫吸着をやっています。このややこしい病気を簡単に言うとギランバレーの慢性型と言えます。週3回合計7回の免疫吸着を1クールとして行っていますが、この方はいつも4回目あたりからベッド移動だったのが独歩可能に回復します。これくらい目に見えて回復してくれるとやり甲斐がありますね。この免疫吸着療法はギランバレーやSLEの症例にも行いますが、ほとんどの場合は治療中に効果が認められることはなくゆっくりと遅れて効果が現れるようです。したがって我々からみると果たして効いているのかいないのかが分からない治療法なのです。以前にやはりCIDPの患者様にこの免疫吸着を行いましたが全く効果がなく、cryofiltrationの方が著効だった症例を経験しています。同じ病名でも治療のresponceは症例ごとに全く異なりますね。
 しかし以前は6ヶ月に1度で良かったのが、最近は3ヶ月に1度となりだんだん間隔が短くなっています。いずれにしてもCIDPは治癒することのない大変な病気ですね。<>hare.gif<>0<> 21<><><><><> 22<><><><><> 23<>なんで脳外科医がシャントの手術?<>今日透析室で他院、それもつくったのは脳外科医(どしてやっちゃったの?まぁ使えるものをつくってくれるなら何科の医者でもいいのだが・・・)で慢性透析設備のない施設でつくられてしまった内シャントを穿刺しなければならない事態となった。初穿刺や、ややこしい血管はず〜っと前から何故か私が担当させられる羽目になっている。それがこの患者様は、糖尿病歴が長くしかも冠動脈造影で#5の左冠動脈の起始部に90%の狭窄がある方で、すぐにでも冠動脈バイパス術を行わなければならないくらいシビアーな症例であり、へたをすると突然死も起こりうる状態なのである。それがよく見ると末梢の方にシャントがつくれそうな血管があるのに何故か肘部を縦にダイナミックに10Cmも切り裂き(それも両腕ともやってしまいもう一つは失敗作だったようです)、しかも内側の静脈につないでくれたもんだから、動脈と二階建てという極めて危険なシロモノなのである。しかも音はすれども全く血管が認識できないし内腔が狭い血管で無理をすると動脈に穿刺してしまい、運が悪ければ内出血、腫脹、もっと運が悪ければ表在化の手術をしていない筋膜の下にある動脈だから内出血を起こすと神経を圧迫してしまい指が動かなくなる危険性すらあるのです。外側にもいい血管があるのになんでわざわざ動脈と2階建てになる内側の静脈をつないでくれたのか?。今まで降参したことはほとんどないのですが、今回は頑張っても血管に当たりません。針を進めると「カリカリ」といい「石」のようです。無理をせずに腎臓内科の器用なDrを引っ張り込んできてトライしてもらうがやはり当たらず・・・たとえマグレで入ったとしてもこんなんじゃ穿刺する方もされる方もストレスになるので、鼠径V差し抜き脱血と相成りました。そしてシャントはつくり直すはめに・・・。患者様は痛い思いをしてつくったのに何にもならなかったのかと半ば(−−〆)。つくった脳外科医は完璧なものができた!と言っていたとのことですが、おぃおぃどこがぁよぉ?おぃ(−−〆) →これ私。
皆さん病院選びを間違えると余計に痛い思いをさせられ、ヘタをしたら命を落とします。(-_-;)<>hare.gif<>0<> 24<><><><><> 25<>デブ症・・おっと間違い!出不精の私だが・・・<>慢性的な運動不足で腹の周りに随分エネルギーが備蓄されてしまった。本来デブ症・・・おっと違った!出不精の私は一度家に入るともう出たくないのであるが冬場だけはストレス発散のためにあるスポーツをたしなんでいる。私は北海道の道東の20万都市に高校まで住み着いていたので、アイスホッケーが冬の遊びのすべてであった。現在住み着いているここではアイスホッケーはマイナーなスポーツ(日本は全国的にアイスホッケーはマイナーか・・)であるがそれでも約40チームが存在する。私は医師、コメディカル、プロパーなど医療関係者だけのアイスホッケークラブチーム!名付けてMEDICUS(メディクス)に所属している。28歳の時から参加しているのでもうかれこれ10数年になる。ご老体になってくると筋肉の代謝が鈍くなっているのか運動して2〜3日後に筋肉痛に襲われるのである。若い時は運動した次の日に筋肉痛になるのだがやはりどんどん老化し、指数関数的に動きが鈍くなってきていることは否めない。
 夏場は何も体を動かさないでいて、冬場だけこんな過酷なスポーツをやって大丈夫だろうかと最近特に心配になってくる。最近マラソンで3名が突然死というニュースが流れていたが、他人事でないような気がする。
(^_^;ゞポリポリ。あまり無理は出来まい。だがやれば楽しいのである。やはり体を動かすということは気持ちがいい!。明後日(あさって)と明々後日(しあさって)が筋肉痛で大変だが・・・(^^ゞ<>hare.gif<>0<> 26<><><><><> 27<><><><><> 28<><><><><> 29<><><><><> 30<><><><><> 31<><><><><>