□様々な痛み | │筋骨格系の痛み Musculoskeletal Pain│ |
┏骨痛 ┣関節痛 ┗筋痛 |
運動器 musculoskeletal system →参考1 |
「世界筋骨格痛年」(The Global Year Against Musculoskeletal Pain) 参考1/2
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『Bone and Joint Decade 2000-2010』= 『運動器の10年』 →参考1/2/3
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locomotive syndrome:ロコモ →参考1/2 |
骨と関節の日:10月8日 『ホネ』の『ホ』は十と八にわけることができ、10月10日の体育の日にも近いので、10月8日に定められた。 |
□様々な痛み | -筋骨格系の痛み- | │骨痛 bone pain│ ←→骨/薬 |
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橈骨遠位端骨折 コーレス骨折 colles fracture
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大腿骨頸部骨折 femoral neck fracture
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脊椎椎体骨折 spine vertebral body fracture
←→脊椎/椎体
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溶骨性転移 | 造骨性転移 |
乳がん、腎がん、肺がんが代表的 その他:副腎腫瘍、消化器系腫瘍、前立腺がん、甲状腺がん、子宮がん、メラノーマ、皮膚がん、神経芽細胞腫、骨肉腫、脂肪がん、卵巣や精巣腫瘍 |
前立腺がん骨転移 ←→骨転移痛モデル |
原 発 性 骨 粗 鬆 症 | I型骨粗鬆症 (閉経後骨粗鬆症) |
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II型骨粗鬆症 (退行性または 老人性骨粗鬆症) |
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続発性骨粗鬆症 ステロイド性骨粗鬆症↓ |
原発性骨粗鬆症の診断基準 (2000年度改訂版)(日本骨代謝学会) 低骨量をきたす骨粗鬆症以外の疾患または続発性骨粗鬆症を認めず、骨評価の結果が下記の条件を満たす場合、原発性骨粗鬆症と診断する。
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変形 |
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骨折 |
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胸腰背部痛 | |
骨粗鬆症が進行しているほど、動脈の筋細胞内カルシウム濃度が上昇し、血管が収縮するため血圧が上昇する。動脈にカルシウムが沈着するため、動脈硬化を促し、膵臓のインスリンの分泌を阻害し、免疫担当細胞の機能を低下で感染症やアレルギーやがんなどにかかりやすくなる。また機能面では神経、内分泌系の情報が正常に伝達されなくなる。 |
内的因子 | 内的因子 | ホルモン因子:女性、閉経卵巣機能不全 |
加齢因子 | 高年齢 | |
遺伝因子 | 人種(白人、アジア人)、家族歴、 | |
外的因子 | 運動因子 | 運動不足、臥床 |
栄養因子 | 痩せ(低栄養、ダイエット)、カルシウム不足、ビタミンD、ビタミンK不足 | |
生活習慣因子 | 喫煙、アルコール、コーヒーの多飲、日照の不足 | |
続発性 | ステロイドの服用、胃切除、卵巣摘出術、副甲状腺機能亢進症、糖尿病、腎不全、肝不全 |
骨吸収抑制剤 | 骨形成促進剤 |
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抗スクレロスチン抗体薬 |
1877年 | James Paget(P 1814/1/11〜1899/12/30, 英国Royal Collegeの外科医、病理学者)が骨Paget病を報告した。44歳の男性例をosteitis deformans(変形性骨炎)として報告したが、本態は非炎症性疾患である。 |
1900年 | Paul Hermann Martin Sudek(Sudeck)(P 1866〜1945, ハンブルグの外科学教授)が関節、特に手関節や足関節の捻挫、またはその他の軽度な外傷の後で現れる骨の斑点状骨塩脱落と軟組織の痛みを伴う萎縮を報告した。 |
1946年 | James A Evans(ボストンの内科医)は、Sudeck萎縮および類似の病態を反射性交感神経性ジストロフィー:reflex sympathetic dystrophy: RSDと名づけた。この疾患の特異的な症状は、疼痛よりも発赤・腫脹・発汗異常・萎縮等の交感神経の関与が大きいと考えたからである。 |
くる病
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骨軟化症
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1955年 昭和30年 | 8月4日の富山新聞の社会面に、熊野村の開業医の萩野昇先生(1915/11/20〜1990/6/26)が執筆した「イタイイタイ病」を紹介する記事が富山新聞に掲載された。記者の八田清信が取材に訪れた際、看護婦が患者を「イタイイタイさん」と呼んでいると聞き、「そのままいただいて『いたいいたい病』としては?」と提案した。 萩野先生の記事:「この病気は婦負郡中部および対岸の富山市南郊から上新川郡にかけての神通川本流水系に発生。患者はこの地域に長年住んでいる35歳から更年期にかけての女性が多い。症状は腰・肩・膝などの鈍痛に始まり、やがて大腿や上膊部の神経痛のような痛みとなり、進行すると少しの動作でも骨折するようになり、引き裂かれるような痛みを感じる。」 |
1957年 昭和32年 | 第12回富山県医師会で鉱毒説を発表した。 | 1961年 昭和36年 | 6月、第34回日本整形外科学会において、三井金属鉱業神岡鉱山から排出されるカドミウムが原因であると発表した。 | 1968年 昭和43年 | 5月8日、厚生省はイタイイタイ病を公害病と認定した。国として初めての産業公害に関する企業の責任を明示した公害病である。 | 1972年 昭和47年 | 6月、「公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法によるイタイイタイ病の認定について」が制定された。 | 2008年 | 10月現在で認定患者は192人に上っている。 |
カドミウム Cadmium:Cd 参考1/2
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Pain Relief |