□様々な痛み | │絞扼性末梢神経障害 Entrapment Neuropathy│ ←→神経障害性疼痛/末梢神経障害 |
上肢 |
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下肢 | |
脊柱管 |
1963年 | Harvey P. Kopell & Walter A. L. Thompsonが最初に記載した。 (Kopell HP, Walter A L Thompson. Peripheral Entrapment Neuropathies. Baltimore: The Williams & Wilkins Company, 1963) |
1821年 | Sir Astley Cooperが腕の虚血のある若い女性での動脈性の胸郭出口症候群を初めて記載し、頸肋と鎖骨下動脈の関係を示した。 |
1831年 | Henry Mayo( London)が第1肋骨の外骨症 exostosis of the first ribによって引き起こされた胸郭出口症候群による鎖骨下動脈の動脈瘤を初めて記載した。 |
1860年 | W. H. Willshireにより頸肋が神経・血管の圧迫症状を起こす可能性があることが報告されて以来、同様の症状を起こすものとして第1肋骨症候群・斜角筋症候群・肋鎖症候群・過外転症候群などが提唱されてきた。 |
1956年 | Peet RMらは上肢の神経血管圧迫症候群に「thoracic outlet syndrome」と言う用語を当てた。 |
1958年 | Rob CG and Standeven Aはthoracic outlet compression syndromeとして包括することを提唱した。 |
手根管 carpal tunnel | 手関節の骨、屈筋支帯 および横手根靱帯が作る空間 tunnelである。 その中に、正中神経、浅指屈筋腱、深指屈筋腱がおさまっている。 |
屈筋支帯 Retinaculum flexorum | 手根骨の弧状配列を維持するとともに、浅・深指屈筋腱が滑動する時の滑車の役割をする。屈筋支帯は硬い線維組織であるため、手根管は柔軟性に乏しく、屈筋腱群は腱鞘に覆われたまま正中神経とともに走行している。 |
1854年 | James Paget(P 1814/1/11〜1899/12/30, 英国Royal Collegeの外科医、病理学者)が「Lectures on Surgical Pathology」で、橈骨骨折後に正中神経をしばる絞扼た手根管症候群を報告した。 |
1880年 | James Jackson Putnam(1846〜1918, マサチューセッツ総合病院の臨床神経部門、ハーバード大の教授)が37例を報告(Arch Med NY)。 |
1913年 | Pierre Marie(1853〜1940, フランスの神経学者)とCharles Foixが80歳の男性の手根管症候群の剖検例を報告し、開放術が有効と考察した(Rev Neurol)。 |
1915年 | Jules Tinel(P 1879〜1952, フランス人サルペトリエールの神経外科医)が、手根部を叩いた時の放散痛を報告した(Presse Med)。 ←→ティネル徴候 |
1933年 | James R Learmonth(1895〜1967, メイヨークリニック)が手根管開放術を始めた(Surg Clin North Am)。 |
1951年 | George S. Phalen(1911/12/2〜1998/4/14, 米国クリーブランド病院の整形外科部長)が、1分間手首を屈曲することの診断価値を述べた(JAMA)。 ←→ファレンテスト(Phalen maneuver) |
しびれ | ┳感覚脱失 | |
┗異常感覚 | ┳刺激が加わったときに感じる異常感覚 | |
┗自発性に現れる異常感覚 |
初期 |
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中間期 |
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進行期 |
Sunderland 1991
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Bora & Osterman
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1845年 | Louis Durlacher(英国女王の手足治療医chiropodist)が最初に神経の障害として鑑別した。 |
1876年 | Thomas G. Morton(Philadelphiaの内科医)が 第4中足指(趾)節関節(metatarsophalangeal joint:MTP関節)の炎症による損傷として記載した。 |
梨状筋 piriformis muscle
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1803年 | Antoine Portal(1742/1/5〜1832/7/23, フランスの解剖学者)がくる病 ricketsに高度の脊柱変形を合併し、四肢麻痺と痛みを伴った症例を報告した。 |
1911年 | Joseph Jules Dejerine (P 1849〜1918, パル大学教授)は、血管性の跛行と神経性の跛行を区別した。 |
1949年 | Jean Verbrugge Henk Verbiest (1909〜1997)*は特発性発育性狭窄(idiopathic developmental stenosis)という概念を提唱し、先天奇形などによる病的な狭小化がなくても脊柱管の狭小化は起こるとし、腰部脊柱管狭窄症の概念を確立した。 |
1954年 1955年 | Henk Verbiest↑が馬尾の圧迫による間欠性跛行が存在し、これはdevelopmentalな脊柱管の狭小化と退行性変化や椎間板ヘルニアが関与して発生すると報告した。 |
1968年 | Joseph Schatzkerらはこれまでの報告を整理して,脊柱管狭窄症の分類を行った。 |
1974年 | William Kirkaldy-Willis(1914/2/26〜2006/5/7)はさらに病理学的見地から脊柱管狭窄症を分類した。 |
1976年 | William Kirkaldy-Willisの呼びかけで、Arnoldi、栗原ら専門家22人が集まって国際シンポジウムが開催され、腰部脊柱管症の国際分類国際分類を決定された。 |
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内側椎間関節切除術 MF |
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椎間孔部開窓術 LF fenestration |
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椎弓切除術 |
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後側方固定術 PLF |
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基本:牛車腎気丸+四物湯 | |
難治例 | 大防風湯+桂枝茯苓丸 or 大防風湯+当帰芍薬散 |
Pain Relief |