様々な痛み │慢性疼痛│
 ←→痛みの分類/痛覚変調性疼痛/うつを伴う慢性痛/心理学療法/fear-avoidance model/PRISM
   IASP press 「Chronic pain: An Integrated Biobehavioral Approach


[慢性痛の症状]
[慢性痛は心因性痛と同義?]
[慢性痛に対するアプローチ]
[パーソナリティ] ←→痛みの感受性/パーソナリティの検査 [急性痛を遷延させて慢性痛に移行する因子]
[慢性痛における神経系の変化]


慢性痛症候群
 →慢性疲労症候群



中枢神経感作症候群 Central Sensitization syndrome:CSS
 ←→中枢性感作/痛覚変調性疼痛
 [中枢性感作の評価]


●慢性痛サイクル

 "Livingstonの痛みの悪循環説"のほかにも、慢性痛サイクルがある。
○廃用症候群 disuse syndrome ←→回避行動/過用症候群 overwork syndrome/恐怖ー回避モデル
    安静状態が長期に続く事によって起こる心身のさまざまな低下等を指す。
  1. 筋萎縮
  2. 関節拘縮肩手症候群
  3. 褥瘡(床ずれ)
  4. 廃用性骨委縮(骨粗鬆症
  5. 起立性低血圧
  6. 精神的合併症
  7. 括約筋障害(便秘・用便失禁)

 [メカニズム]
    急性痛
    安静臥床
    ┳→1
    ソマトメジンCの減少
    ┣→2
    筋の萎縮
    ┣→3
    循環器系が適応能力が障害。
    ┣→4
    骨からCaが失われる。
    ┗→5
    その他、種々の変化。

  1. ソマトメジンC(=インスリン様成長因子)の減少
  2. 安静臥床を続けると、筋の萎縮が生じる。
  3. 安静臥床を続けると、循環器系が適応能力を失う。

  4. 安静臥床を続けると、骨からCaが失われる。

  5. その他
 →→これらの身体症状に精神症状、さらに家庭的、社会的諸問題が加わる。
   ←→運動療法、作業療法、疼痛教室









 [精神症状を伴う痛みと漢方治療]