BC5C頃 | タイ古式マッサージの歴史は、仏教の成立にまでさかのぼると言われている。伝説では、仏教の開祖・ゴーダマ・シッタルダの主治医であったと言われる「タイ医学の父」、ジヴァカ・クマール・バッカがタイに伝えたとされている。 |
BC5C | Hippocrates(ヒポクラテス BC460〜BC377、「古代ギリシアの医聖」、エ−ゲ海コス島に生まれる)は、マッサージについても記載している。「凡そ医たる者は、医学に関する学科とともに、マッサージの一科をも研究せねばならない」と効力と必要を述べた。 |
16世紀後期 | Ambroise Paré(P 1510〜1590/12/20, ルネサンス期の床屋外科医 "Physician to the Kings of France")がマッサージの効能や必要性、医療術を研究し、フランス中にマッサージの効力を強く、主張するに至った。この主張によって、マッサージ療法は、医療法としてだんだん見直されるようになり、広まっていった。 |
18C末 | Per Henrik Ling(P 1776/11/15〜1839/5/3, スウェーデン体操の父)は解剖学と生理学を学び、治療体操の一環としてマッサージを導入した。この治療体操がドイツ、フランス、オランダ等の諸国に普及した。オランダのJohan Georg Mezger(1838〜1909)が、マッサージの効果を医療技術として紹介し、手技を選定し理論を築いた。 |
1945年 | 橋本乗晃(陸軍軍医、赤十字病院長)がフランス流のマッサージを日本に持ち帰った。軍医であった長瀬時衝がこれを受け継ぎ日本で最初の医療マッサージとして活用した。 |