第9回腎病理夏の学校

第9回腎病理夏の学校が開催されました。

会 期:2013年(平成25年)8月24日(土),25日(日)
会 場:慶應義塾大学医学部(東京都新宿区信濃町35) 東校舎
対象者:腎生検病理に興味のある臨床医・病理医

講義スケジュール


8月24日
 

 

 

13:00

13:05

開校のことば

 

13:05

13:25

腎生検標本の扱い方

上杉憲子

13:30

14:00

糸球体疾患に対する診断アプローチ

清水 章

14:05

14:35

尿細管・間質・血管疾患に対する診断アプローチ

長田道夫

14:40

15:25

尿細管・間質・血管疾患に対する診断アプローチ(症例検討)

北村 博司

15:30

16:00

自由討論・実習・休憩

 

16:00

16:30

ネフローゼ症候群を呈する疾患とその鑑別 I

岡 一雅

16:35

17:05

ネフローゼ症候群を呈する疾患とその鑑別 II

小川 弥生

17:10

17:55

ネフローゼ症候群を呈する疾患とその鑑別(症例検討)

深澤 雄一郎

18:00

18:30

自由討論・実習・休憩

 

8月25日

 

 

8:30

9:00

腎炎症候群・急速進行性糸球体腎炎とその鑑別 I

相田 久美

9:05

9:35

腎炎症候群・急速進行性糸球体腎炎とその鑑別 II

小池 淳樹

9:40

10:25

腎炎症候群・急速進行性糸球体腎炎とその鑑別 (症例検討)

本田 一穂

10:30

11:00

自由討論・実習・休憩

 

11:00

11:30

ループス腎炎

串田 吉生

11:35

12:05

IgA腎症

橋口 明典

12:05

12:50

ループス腎炎・IgA腎症 (症例検討)

城 謙輔

12:55

14:00

自由討論・実習・休憩(昼食)

 

閉校式

 

講義

今期の腎病理夏の学校は、“Renal Pathology から Diagnostic Renal Pathology”へ、を基本概念に、臨床症候を軸に構成しました。
病理学の系統講義では、最初に「診断」に相当する「疾患」を軸に、その詳細が説明される訳ですが、日常の現場においては、病理を含む様々な情報から、「診断」を導くという逆向きの思考が必要となります。
1. 腎生検において、特定の臨床診断からどのように鑑別を進めていくか、2. 臨床症状、データを説明するのに、対応する形態情報をどのように生検組織から読み取っていくか、を中心に解説をしたいと考えています。各疾患については、病変のmorphogenesisについて触れる予定です。
これまでの夏の学校では、どちらかというと腎病理の知識をなるべく網羅しようという「詰込み型」を実践してきましたが、今回は時間に余裕を持ち、ゆっくりと質疑応答ができる環境を整えたいと考えています。

症例検討

症例検討では、実際の症例を用いて、臨床所見を病理組織学的にどう説明するか、あるいは、両者に乖離がある場合、どう解釈したらよいか等をポイントに解説します。日常の診断過程をシミュレーションするような形での解説を予定しています。症例については、事前に、バーチャルスライド等を配布予定です。期間中は可能な限りPCを持参していただき、実際にバーチャルスライドを見ながら解説を聴くことができるようにしたいと思います。「症例検討」後、実習・自由討論時間に入ります。

しょうれい 症例検討

自由討論・実習

実習 実習
実習 実習
 


懇親会
懇親会
記念写真
最後の集合写真