平成28年度日本腎臓財団 財団賞、学術賞

日本腎病理協会事務局 本田一穂

平成28年度の日本腎臓財団の財団賞に山中宣昭先生が、学術賞に長田道夫先生が選出され、去る2月26日にめでたく授与式がとり行われました。 日本腎臓財団の財団賞は「長年にわたり、我が国の腎臓学の発展に対して、多大な貢献をされ、指導者として優れた功績をあげた方」に送られるもので、今年度は21名の推薦の中から山中先生が選出されました。 また、学術賞は「腎臓学に関し、学術的に多くの人に認められ、かつ今後尚その研究が発展する公算が大きい研究業績をあげられた方」に送られるもので、今回は70名の推薦の中から3名が選出され、基礎系から長田先生が選出されました。長田先生の長年にわたる糸球体硬化病変におけるポドサイトの役割の研究が高く評価されました。 これまで腎病理協会の病理会員では、学術賞に重松先生が平成2年度、山中先生が平成5年度、田口先生が平成21年度に、財団賞では重松先生が平成23年度に選出されております。腎病理協会としては、誠に喜ばしいことであり、会員の先生方の今後のご活躍の一助となれば幸いです。 お二人の栄えある受賞を、会員の皆様と共に改めてお祝い申し上げます。