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第19回学術集会開催に当たって


大会長 聖徳大学看護学部 日下修一  

 日本アディクション看護学会第19回学術集会は2021年12月18日(土)・19日(日)の2日間、千葉県松戸市の聖徳大学で開催予定です。松戸は『野菊の墓』の舞台であり、様々な歴史的施設が存在しています。

聖徳大学から徒歩10分ほどの場所に戸定が丘歴史公園があり、公園内には水戸藩最後の藩主・徳川昭武が建てた戸定邸(国指定重要文化財)と庭園(国指定名勝)、徳川昭武と彼の兄徳川慶喜の資料を展示する戸定歴史館、お茶室の松雲亭があります。

また、松戸には江戸川を挟んで矢切(千葉県松戸市)と柴又(東京都葛飾区)を結ぶ矢切の渡しがあります。柴又は寅さんで有名な柴又帝釈天がある地域であり、東京と隣接している松戸を是非訪れてください。交通の便は常磐線快速を使えば、上野から20分、東京駅から25分ほどの距離です。

本大会のテーマは「アディクション看護介入の方向性」としました。

IR法によるギャンブル依存症対策が法的に求められ、アディクション看護の介入方法についても検討する必要がある時期となっています。

児童虐待は千葉県野田市の児童相談所の対応に世間の注目が集まり、看護職、特に保健師のあり方、介入の方向性が社会的に求められていると思います。

薬物依存症については、様々な報道がなされている、現状があり、ハーム・リダクションなどの考え方が広がっている状況で、看護職に求められる介入も変化していると考えられます。

アディクションからの回復について、看護職に何ができるのかということを問いたいと思い、特に、現場の皆様の具体的な介入方法の実践報告を初め、ネット依存、スマホ依存など、新たな依存症看護の枠組みを構築していくためにも、様々なアディクション問題への介入について、参加者同士で報告・検討したいと思います。

そうした点も踏まえて、今回の大会テーマを決めさせていただきました。

皆様、お誘い合わせの上、ご参加下さい。

日本アディクション看護学会第19回学術集会事務局

〒271-8555
千葉県松戸市岩瀬550 聖徳大学看護学部 日下研究室内

email:adicn19-office@umin.ac.jp