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青森県の四大夏祭り会場の禁煙化についての要望とその回答(2006年)

2006年7月24日

報道機関各位

2006年7月24日青森県タバコ問題懇談会
代表世話人 山崎照光
代表世話人 久芳康朗
代表世話人 鳴海 晃

青森県の四大夏祭り会場他2つの祭りの禁煙化要望とその回答について

【経緯】

 当会では、青森県の貴重な文化的財産であり観光資源でもある夏祭り会場において、子どもや妊婦を含む観光客が受動喫煙や火傷の事故などの被害を受けずに祭りを楽しむことができるように、昨年に引き続き5月1日付けで四大夏祭り(青森ねぶた祭・八戸三社大祭・弘前ねぷたまつり・五所川原立佞武多)と2つの市の夏祭り(むつ市―田名部祭り、おしまこ流し踊り、黒石市―黒石ねぶた、黒石よされ)主催者に対して、下記の5項目の要望を送付いたしました。
 7月20日までにお送りいただいた回答をまとめてここに発表させていただき、県民および全国に情報を発信していきたいと思います。ご回答いただいた関係者の皆様にはお手数をおかけしたことに篤く御礼申し上げます。しかしながら、現在までの対策は未だ不十分と言わざるを得ず、本年度および来年以降の夏祭り会場の禁煙化について更なる進展を強く望むものです。
 また、今回要望を出すことができなかった県内の全ての祭り・イベント関係者の皆様にも、同様の対策を早急に進めていただきたく、この場を借りてお願い申し上げます。

【要望】 (要望書全文およびその根拠と解説については別紙1をご覧下さい)

  1. 観覧席・桟敷席については、健康増進法にのっとり全面禁煙にして下さい
  2. それ以外の祭り会場の路上・広場なども大きな混雑が予想されることから、受動喫煙および火傷等を防止するためには全面禁煙にして下さい
  3. もし喫煙所を設ける場合には、人混みから最低でも20m以上離れていて、風向き等も考慮して通行人に受動喫煙の被害が及ばないところに限定して下さい
  4. 喫煙所として、日本たばこ産業(JT)の街宣喫煙車「スモーカー」や、フィリップ・モリスなどのタバコ会社が設置した喫煙コーナーを用いないで下さい
  5. 以上のような対策については、メディアや旅行会社等を通じて事前に周知徹底し、当日も会場における禁煙表示だけでなくチラシ配布などで観光客の理解と協力を求めて下さい

【回答の概要】

 
  要望内容 青森ねぶた祭
(青森市)
八戸三社大祭
(八戸市)
弘前ねぷた祭
(弘前市)
田名部まつり
(むつ市)
1 観覧席・桟敷席については、健康増進法にのっとり全面禁煙にして下さい 観覧席の全面禁煙化 観覧席券に「禁煙へのご協力」を明記。観覧席付近にも張り紙をする 灰皿等は設置せず放送設備により禁煙の協力を働きかける 観覧席、桟敷席はありません
2 それ以外の祭り会場の路上・広場なども大きな混雑が予想されることから、受動喫煙および火傷等を防止するためには全面禁煙にして下さい 人混みでの禁煙を呼びかける 八戸市庁前広場では、喫煙場所は市庁本館前にある既存の「休憩所」を利用いただくよう、張り紙を行う 市広報紙や市広報車、また放送設備等を使って禁煙の協力を働きかけ、お願いをしていきたい 2. 神社内では全面禁煙になっている。氏子崇拝者に喫煙喫煙を呼びかけている
3 もし喫煙所を設ける場合には、人混みから最低でも20m以上離れていて、風向き等も考慮して通行人に受動喫煙の被害が及ばないところに限定して下さい 未回答 未回答 設置の予定はない 神社では喫煙所は設けない
4 喫煙所として、日本たばこ産業(JT)の街宣喫煙車「スモーカー」や、フィリップ・モリスなどのタバコ会社が設置した喫煙コーナーを用いないで下さい タバコメーカーの喫煙所は設置しない 昨年はJTが共催で、祭り当日に街の清掃を行ってJTグッズがもらえるキャンペーンが実施されたが、今年は同様の企画を実施しない 予定していない 日本タバコ産業(JT)の街宣喫煙「スモカ」は見たことはない
5 以上のような対策については、メディアや旅行会社等を通じて事前に周知徹底し、当日も会場における禁煙表示だけでなくチラシ配布などで観光客の理解と協力を求めて下さい 禁煙の周知方法は、ねぶた祭ガイドブック、ねぶた祭運行表、ねぶた祭交通案内図、観覧席券への記載 未回答 今年度の予定はないが、今後、禁煙、分煙についての対策や、既存の印刷物等を使っての事前周知の方法などを、より効果的に活用できるよう検討して参りたい 未回答
    五所川原立佞武多
(五所川原市)
おしまこ流し踊り
(むつ市)
黒石ねぶた
(黒石市)
黒石よされ(黒石市)
  ◆文章回答の無い祭り 回答無し 電話にて回答
禁煙化は困難
(文章回答無し)
電話にて回答
禁煙化は困難
(文章回答無し)
回答無し

【四大夏祭りー本会からのコメントと更なる要望】

 青森ねぶた祭では、昨年に引き続き健康増進法にのっとり観覧席・桟敷席の全面禁煙を実施していただき、また今年は人混みでの禁煙を呼びかけることを決定して頂き深く敬意を表します。今回の発表を機に「タバコの煙害や火傷の被害のない安全・安心なねぶた祭」を全国に強くアピールしていくべきと考え、当会としても協力を惜しまないつもりです。
 要望2については残念ながらご回答いただけませんでしたが、要望書にも書いたとおり、受動喫煙や火傷の被害の可能性は、観覧席よりもむしろ混雑する路上の方が高いものと考えられます。想定される対策としては、禁煙の表示およびチラシ配布や、直接の呼びかけによって理解を求めることで十分可能であり、違反者の注意や摘発などの必要性はほとんどなく、すぐにでも実施可能なものと考えられます。実行委員会のみならず、市民や観光客の意見を把握されることを強く望みます。観光客の圧倒的多数は、祭り会場における路上禁煙に賛成するはずです。現状のまま放置して火傷などの被害が生じた場合には、主催者の責任が問われる事態も想定されます。早急なる対策を望みます。
 要望3については残念ながらはっきりとしたご回答をいただけませんでした。関係各位で要望書の趣旨を再度ご確認いただき、きちんとした対策をとられることを望みます。
 要望4については、タバコメーカーも喫煙所を設置しないことを決定して頂き有り難うございます。
 要望5について、今年から各種印刷物へ禁煙について記載して頂きました。今後も周知徹底した対策をお願い致します。

 八戸三社大祭では、要望1について「観覧席券」の断り書きの部分に「禁煙へのご協力」が明記され、観覧席付近に張り紙をするなど禁煙の呼びかけをするなど決定され、昨年に比べ改善されました。安全・安心な状況に近づきつつあり、大いに評価できるものと考えられます。来年度以降は観覧席・桟敷席においては全面禁煙をお願い致します。
 要望2については残念ながら回答がありませんでした。主旨を理解し早急な対策をお願い致します。
 要望3について、八戸市庁広場では、喫煙場所を市庁本館前にある休憩所を利用するよう張り紙をすることになりました。商店街での呼びかけについても、受動喫煙の被害が及ばないよう実効的な対策をお願い致します。
 要望4については、昨年は八戸市と八戸市観光協会とJTが共催で、祭り当日に街の清掃を行ってJTグッズがもらえるキャンペーンが実施されましたが、今年は貴団体の努力により同様の企画について協力しないことを決定され深く敬意を表します。
 要望5について回答はありませんでしたが、メディアや旅行会社などを通じて事前に周知徹底し、当日もチラシ配布などで観光客の理解と協力を求めるようお願いします。

 弘前ねぷたまつりでは、今年から観覧席・桟敷席に灰皿を設置しないことが決められ改善されました。昨年同様観覧席や沿道での禁煙を放送や広報車で呼びかけていくとのご回答で評価できます。来年度は桟敷席の全面禁煙など更なる対応をお願いいたします。

 五所川原立佞武多からは、7月20日現在、残念ながら正式なご回答をいただいておりません。受動喫煙防止の主旨を理解して頂き、着実な対策により実質的な効果が上がることを期待したいと思います。

連絡・問い合わせ先
〒030-0813 青森市松原1丁目2-12 青森県保険医会館内
青森県タバコ問題懇談会事務局
TEL 017-722-5483 FAX 017-774-1326
E-mail kinen-aomori@ahk.gr.jp URL http://aaa.umin.jp/


(資料1)

2006年5月1日

青森ねぶた祭実行委員会委員長 殿
八戸三社大祭協賛会会長 殿
五所川原立佞武多実行委員会委員長 殿
弘前ねぷたまつり実行委員会委員長 殿

青森県の四大夏祭り会場の禁煙化についての要望

青森県タバコ問題懇談会
代表世話人 山崎照光(青森市)
代表世話人 鳴海 晃(弘前市)
代表世話人 久芳康朗(八戸市)

拝啓 すっかり春になり桜花が咲きはじめましたが、県民だけでなく全国の観光客が待ち望んでいる「青森県の四大夏祭り」もいよいよ間近に迫り、準備にお忙しい日々をお過ごしのことと拝察されます。

 私ども青森県タバコ問題懇談会は、タバコの害のない青森県をつくるために医療、教育、保健、行政、メディア関係者の有志が参集して活動している団体です。
 すでにご存じのことと思われますが、2003年には受動喫煙の防止を施設の管理者に義務づけた「健康増進法」が施行になりました。さらに、世界保健機関(WHO)では、タバコによって毎年500万人もの人が犠牲になりその数が毎年増え続けている現状を踏まえて、世界各国の人々の命をタバコ産業の広告・販売促進活動から守るために「タバコ規制枠組条約(FCTC)」を制定し、日本も2004年に批准して2005年2月末には発効となり、ようやくわが国でも世界の流れに沿った本格的なタバコ規制政策が実施されることになりました。
 また、東京都千代田区に始まる「路上喫煙防止条例」の制定は全国各地の自治体に波及し、2005年6月青森市において開催された世界禁煙デー企画『脱タバコ元年−無煙社会を目指して』において、本県でも路上喫煙防止条例を早急に制定する必要があることが、国会議員や行政の担当者らを交えた出席者の共通の認識として確認されました。その中で、青森ねぶた祭をはじめとした県内の祭りやイベント会場における受動喫煙の被害や歩きタバコによる火傷の被害が、届けられないものを含めると相当数発生している現実が浮き彫りになりました。
   さらに、それぞれの祭り会場ではゴミの持ち帰りなどの協力を呼びかけていると聞き及んでおりますが、その中で実際に各会場において最も目立つのはタバコの吸い殻だということは全国どこでも共通してみられる現象だと思います。

 私たち青森県民の誇りであり、最大の観光資源でもある青森県の四大夏祭り会場において、観光客が受動喫煙や火傷などの被害を受けるような事態は、県内外からの観光客だけでなく、主催者の方々にとってもあってはならないことであり、その予防には最大限の努力が払われるべきと考えます。当会では、タバコ問題についての専門的立場から、夏祭り会場における受動喫煙および火傷予防対策として以下の5項目の要望をさせていただきますので、ご検討下さいますようお願い申し上げます。なお、ご回答につきましてはメディアやインターネット等を通じて全国に発信して、「タバコの害のない健康で安全な青森の夏祭り」をPRしていく所存ですので、ご協力の程よろしくお願いいたします。

 なお、誠に恐縮ながら、祭りまでの期日が限られている関係上、 6月30日(金)、遅くとも7月15日(土)までにご回答下さいますようお願い申し上げます。
 今年も四大夏祭りが事故もなく盛会の元に開催されますことを心より祈念しております。大変お忙しい中、このような要望を出させていただく失礼をお詫び申し上げます。

敬具

要 望

  1. 観覧席・桟敷席については、健康増進法にのっとり全面禁煙にして下さい
  2. それ以外の祭り会場の路上・広場なども大きな混雑が予想されることから、受動喫煙および火傷等を防止するためには全面禁煙にして下さい
  3. もし喫煙所を設ける場合には、人混みから最低でも20m以上離れていて、風向き等も考慮して通行人に受動喫煙の被害が及ばないところに限定して下さい
  4. 喫煙所として、日本たばこ産業(JT)の街宣喫煙車「スモーカー」や、フィリップ・モリスなどのタバコ会社が設置した喫煙コーナーを用いないで下さい
  5. 以上のような対策については、メディアや旅行会社等を通じて事前に周知徹底し、当日も会場における禁煙表示だけでなくチラシ配布などで観光客の理解と協力を求めて下さい

根 拠 および 解 説

  1. 観覧席・桟敷席については、健康増進法にのっとり全面禁煙にして下さい

     現在、国内で毎年11万人以上の喫煙者がタバコによる病気で亡くなっているだけでなく、受動喫煙の被害により毎年2万人もの方が犠牲になっています。健康増進法の第25条では、不特定多数の人が利用する施設の管理者に対して、受動喫煙を防止する措置を講ずることが義務づけられており、施設の中には屋外競技場や娯楽施設等も含まれるとの厚生労働省健康局長通知(2003年4月30日)も出されております。実際にプロ野球や高校野球、Jリーグなどの屋外競技場は現在全て禁煙となっており、祭りにおける観覧席・桟敷席にも当然この法律が適用されることになります。仕切りのない屋外では分煙によって受動喫煙を防ぐことは不可能であり、全面禁煙にすることは法で定められた義務です。

  2. それ以外の祭り会場の路上・広場なども大きな混雑が予想されることから、受動喫煙および火傷等を防止するためには全面禁煙にして下さい

     混雑するお祭り会場において、路上における受動喫煙や火傷の危険性は観覧席以上に高く、全面禁煙にする必要性が高いと言えます。県内の自治体において路上喫煙禁止条例が制定されていない現状でも、祭りの主催者として適切な禁煙表示と呼びかけを行うことにより、取締りなどを行わなくても禁煙に協力してもらうことは十分に可能であり、また、それが責務であると考えます。非喫煙者のみならず、ほとんどの喫煙者は適切な規制に対して好意的・協力的であり、トラブルが生ずることを案ずるよりも健康で安全な祭りであることを全国にPRしていく方がはるかにイメージアップにつながることをご理解下さい。

  3. もし喫煙所を設ける場合には、人混みから最低でも20m以上離れていて、風向き等も考慮して通行人に受動喫煙の被害が及ばないところに限定して下さい

     観客の中には小児や妊婦のみならず、喘息や狭心症・心筋梗塞などの持病を持つ方、さらにタバコ煙の様々な成分に対する化学物質過敏症の方も少なからずいらっしゃいます。喘息発作や狭心症・心筋梗塞は場合によっては死に直接結びつくこともある病態であり、迷惑やマナーといった問題ではなく命に関わる健康問題であることをご理解下さい。化学物質過敏症の患者さんは通常私たちがタバコの煙を感ずるよりもはるかに低い濃度で様々な苦しい症状が引き起こされるため、もし喫煙所を設ける場合には人混みから20m離しても十分とは言えず、できればそれ以上の距離をとることが望まれます。
     最も優れた対策は、喫煙所などは設けずに路上喫煙禁止条例を制定して祭り会場を含む中心街全体を禁煙エリアに指定することであり、そうなれば祭りの主催者が禁煙対策に頭を悩ます必要もなくなります。今年は間に合わなくても、早期の制定に向けて関係の皆様のご協力をお願いしたいと思います。

  4. 喫煙所として、日本たばこ産業(JT)の街宣喫煙車「スモーカー」や、フィリップ・モリスなどのタバコ会社が設置した喫煙コーナーを用いないで下さい

     「タバコ規制枠組条約(FCTC)」では、喫煙者の2人に1人を死に至らしめるタバコという致死的な商品の広告・宣伝活動に対して、世界中で一律に厳しい規制をかけており、従来みられた電車の車内広告や街頭の広告なども禁止となり撤去されています。
     それにも関わらず、タバコ会社ではマナーアップ広告やタイアップキャンペーン、各種イベントへのスポンサーシップなどの様々な方法で規制から逃れて実質的な販売促進活動を行っているのが実情であり、JTの「スモーカー」も分煙やマナーに名を借りた巨大な街頭広告塔であることはどなたにもご理解いただけるものと思います。また、さほど広くない車内は喫煙者にとっても劣悪な環境であると考えられ、喫煙者の健康を守るという意味でも勧められません。さらに、2004年には青森ねぶた祭においてフィリップ・モリス社の提供で喫煙コーナーを設置したということも実行委員会からご回答いただいております。
     これらの行為は、タバコ規制枠組条約が発効した現在では、全て国際条約に抵触する可能性が高いということを広く知っていただく必要があるとともに、祭りの主催者はタバコ会社と協力して「条約の規制からいかに逃れるか」を探るのではなく、条約の趣旨をご理解いただき、県民や観光客の健康を守るために「タバコの害のない青森の夏祭り」を実現させるよう、率先してご協力いただけますことを強く期待しております。
     参考記事:JTの「スモーカー」お目見え(2004年8月2日 東奥日報)
     http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2004/0802/nto0802_17.asp

  5. 以上のような対策については、メディアや旅行会社等を通じて事前に周知徹底し、当日も会場における表示だけでなくチラシ配布などで観光客の理解と協力を求めて下さい

     タバコ産業関係者などは、タバコという重大な健康被害を「個々の喫煙者のマナーの問題」にすり替えようとしていますが、実際には喫煙者の大多数は禁煙と定められているエリアでは喫煙せずに我慢することのできる方々です。しかし、同時にその大多数は程度の差はあれ「ニコチン依存症」という米国精神医学会でも定められた薬物依存症の状態にあり、「禁煙」という表示のないところでは、自らのニコチン欲求を満たすために周囲の人が多少の受動喫煙を被っても差し支えないという自己本位とも言える判断を下す傾向にあります。これは本人が悪いのではなく、「ニコチン依存症」という病気そのものによる症状であることをご理解下さい。
     夏祭り会場のような人混みで喫煙することの問題について、あらかじめきちんと情報を周知して禁煙に協力していただくように呼びかければ、正面切って反対する人はいないはずです。千代田区のように広い地域を禁煙に指定している場合でも、トラブルはほとんど起きておりません。しかし、禁煙の周知がなされていない状態で、喫煙している人に直接注意したり退場を指示したりしようとすれば、夏祭りという独特の雰囲気の中でトラブルは避けられません。

     祭りは特別の場だから法律や条約を守らずに済まされるわけではなく、特別の場であり全国から大きな注目を集めるいまこの時だからこそ、地域社会や全国の祭りの範となるよう率先して正しい対策をとっていくことが求められています。その実現のためには当会としてもできる範囲内でのご協力は惜しまないつもりです。この5項目の要望に対するご回答につきましては、全国の禁煙活動関係者だけでなく、マスメディアなどを通じて、青森の夏祭りに行ってみたいと思っている多くの国民や、全国の祭り関係者、街づくり関係者などからも大きな関心を寄せていただけるものと確信しております。
     素晴らしいご回答をお寄せいただけると信じてお待ちしております。

連絡・回答先
〒030-0813 青森市松原1丁目2-12 青森県保険医会館内
青森県タバコ問題懇談会事務局
TEL 017-722-5483 / FAX 017-774-1326
E-mail kinen-aomori@ahk.gr.jp
http://aaa.umin.jp/


(別紙2)

平成18年7月10日

青森県タバコ問題懇談会御中

青森県ねぶた祭実行委員会
実行委員長 蝦名文昭

青森県の四大夏祭り会場の禁煙化について(回答)

拝啓 時下益々のご清祥の事とお慶び申し上げます。
 当実行委員会の事業運営に際しましては、平素より格段のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、平成18年5月1日付けで要望いただきました祭り会場の禁煙化については、下記の通り対応しておりますのでご報告申し上げます。

敬具

○ タバコメーカーの喫煙所は設置しない

○ 観覧席の全面禁煙並びに人混みでの禁煙を呼びかける

○ 禁煙の周知方法(参考資料添付)
   1. ねぶた祭ガイドブック    65,000部発行
   2. ねぶた祭運行表      120,000部発行
   3. ねぶた祭交通案内図    100,000部発行
   4. 観覧席券への記載      10,000枚発行

【連絡先】
〒030-0823 青森市橋本二丁目2番17号
(社)青森観光コンベンション協会内
青森ねぶた祭実行委員会事務局
担当 林  慶一
TEL017-723-7211 FAX017-723-7215


(別紙3)

平成18年7月15日

青森県タバコ問題懇談会
代表世話人  久芳 康朗 様

(社)八戸観光コンベンション協会
                                     会長 天摩 正行

八戸三社大祭における禁煙化要望への回答について

時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、平成18年5月1日付け文章にて標記要望を頂いておりましたが、下記のとおり回答致します。

  1. 観覧席での禁煙呼びかけについて

     当協会で設置しております指定観覧席におきましては、昨年の措置(近年呼びかけ)に加え、予めお客様に配布いたします「観覧席券」の断り書きの部分に「禁煙へのご協力」を明記させていただきました。
     当日の観覧席付近にも張り紙をするなど禁煙の呼びかけを引き続き実施させていただきます。

  2. 祭り会場・広場での全面禁煙について
     八戸市庁前広場では、行列の集合となっており毎年混雑しておりますが、喫煙場所は市庁本館前にある既存の「休憩所」を利用いただくよう、張り紙を行うなど、呼びかけをしてまいります。
     中心商店街での呼びかけについては、拡声器音がお囃子にかき消されるなど、問題点もあり苦慮しておりますが、商店街関係者と方法を協議検討しているところです。

  3. タバコ会社の宣伝関係について
     実は回答が遅れたことの理由として、この対応がありました。
     昨年同様、タバコ会社から「ごみ拾い」等の企画実施について、八戸市担当課を通して提案がありましたが、当協会としては昨年来のことも踏まえて、実施について協力はいたしかねる旨の回答をいたしましたのでお知らせいたします。
     よって、本年はタバコ会社による当該企画は実施されません。

【検討課題】

 時世の流れ、あるいは健康への必要性といった多岐に渡る問題点として禁煙についての呼びかけも重要であることは、貴会のHPやそれに類する情報提供の中で理解はいたしますが、不特定多数、様々な考え方を持つお客様が集まる中での禁煙呼びかけに関しては主催者として苦慮する部分であります。
 場所によっては、お客様のモラルに頼る部分が大きいこともあります。一例として、昨年観覧席担当者が禁煙について呼びかけたところ、強い拒否を申し出るお客様がおり対応に苦慮した場面もあったと報告を受けています。
 祭り運営上、限られたスタッフの中で、実施していることですので、目の届く範囲内で、それも強制ではなく「協力の呼びかけ」として実施して参りますので、ご理解いただきたいと存じます。


(別紙4)

平成18年7月12日

青森県タバコ問題懇談会 御中

弘前市長             相馬しょう一
(社)弘前観光コンベンション協会会長 清藤 哲夫
弘前商工会議所会頭         新戸部満男

青森県の四大夏祭り会場の禁煙化の要望について(回答)

 初夏の候 貴職にはますますご清栄のこととお喜びこととお喜び申し上げます。
 さて、標記の件についてつきまして、下記のとおり回答いたしますのでよろしくお取り計らい下さるようお願いいたします。

  1. 観覧席・桟敷席の全面禁煙について

     弘前ねぷたまつりの有料観覧席につきましては、社団法人弘前観光コンベンション協会で設置、運営しております。
     今年度につきましては、全面禁煙とはしないものの灰皿等は設置せず、放送設備を利用して禁煙の協力を働きかけ、お願いをしていきたいと考えております。

  2. 祭り会場となる路上・広場などの全面禁煙について

     弘前ねぷたまつりは、市内主要幹線道路を主な運行コースとしており、例年7日間のまつり期間中は約150万人の人出となっております。
     運行コースの沿道はかなり混雑しており、そのような状況の中での喫煙は受動喫煙を始めやけどの危険性が思慮されるところであります。
     しかし、祭り会場となる路上・広場などの全面禁煙については、実効性のある対応を検討する必要があり、今年度につきましては、市広報紙、や市広報車、また放送設備等を使って禁煙の協力を働きかけ、お願いしていきたいと思います。

  3. 喫煙所の設置について

     喫煙所につきましては、設置の予定はありませんのでご了承下さい。

  4. 街宣喫煙車の設置について

     街宣喫煙車の設置につきましては、上記同様予定しておりませんのでご了承下さい。

  5. 禁煙表示及びチラシの配布について

     今年度の予定はありませんが、今後まつり期間中の禁煙、分煙についての対策や、既存の印刷物等を使っての事前周知の方法などを、より効果的に活用できるよう検討して参りたいと思います。
以上

担当:弘前ねぷたまつり本部担当
弘前市商工観光部観光物産課 成田
TEL 0172-35-1111 内線 250


(別紙5)

田名部祭りの禁煙化について
要望について       

平成18年5月21日

  1. 観覧席、桟敷はありません。
  2. 神社内では全面禁煙になっています。
    境内では喫煙しないよう呼びかけています。
  3. 神社では喫煙所は設けません。
  4. 日本タバコ産業(JT)の街宣喫煙「スモカ」は見たことはありません。
    神社ではこれからも氏子崇敬者に禁煙するよう呼びかけていきます。

青森県タバコ問題懇談会 様

田名部神社
小笠原 壽美


連絡・回答先
〒030-0813 青森市松原1丁目2-12 青森県保険医会館内
青森県タバコ問題懇談会事務局
TEL 017-722-5483 / FAX 017-774-1326
E-mail kinen-aomori@ahk.gr.jp
http://aaa.umin.jp/

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