Q&A


【医学生生理学クイズ2017 Q&A (その1)】

医学生生理学クイズ2017についてよくいただく質問の回答を載せます。

他にご質問があれば、お気軽にphysiolquiz@osaka-med.ac.jpまでお送りください。

PQJ2017共同代表 井上鐘哲

◯免疫学や薬理学などの他の基礎医学科目はクイズの出題範囲に入りますか?

はい。基礎医学科目は出題範囲に入ります。
生理学は生体のそれぞれの器官がどのように動いて全体として生命機能を実現しているかを究明する学問です。
体外や体内の物質にたいする生体の防御機構である免疫学も、薬剤に対する生体の反応を学ぶ薬理学も、その意味では生理学の範囲と重複します。
よって、免疫学や薬理学は生理学クイズ2017の出題対象となります。ただし、あくまで生理学的な側面を問う出題をします。例えば免疫学であれば、ある特定の細菌やウイルスの知識を問うたり、薬理学であれば、薬剤の化学構造を問うたりすることはしないということです。対して、免疫という機能を実現するためのサイトカインやガンマグロブリンが果たしている役割や、薬剤の人体における代謝機構などは本生理学クイズの出題範囲に成り得ます。
他にも、解剖学は生理学と密接に関連しているので出題範囲に含まれますし、生化学も生理機能の化学的基礎であるので出題範囲に入ります。ただし、繰り返しますが、あくまで生理学的な側面から出題することになります。

◯クイズは英語で出題されるとのことですが、英語のレベルはどの程度でしょう?また解答も英語なのですか?

生理学クイズ2017は、生理学、医学分野における実際上の国際標準語である英語を標準語として大会を開催します。これにより日本のみならず国外からの参加者も同条件で競技に参加することができ、また英語を母語にしない参加者にとっては、生理学、医学分野での英語力を鍛える良い機会になると信じています。
よって、本生理学クイズ2017の出題、回答は全て英語であります。ただし、開催場所が日本であるので、日本語での回答も認めます。日本語での回答は一律に半分の点数とします。
本クイズ大会では、生理学以外の英単語はできるだけ平易なものを用い、英語表現も簡単なものを用います。しかし、早押しクイズでは、英語の問題の聞き取りにより早押しボタンを早く押したチームが回答権を獲得するので、英語のリスニング能力は有利に働きます。

◯1年生なのですが、参加できますか?

何年生であっても、参加できます。ただし、参加前に生理学の勉強をしておくと、よりクイズ問題を理解できて、楽しめると思います。

◯どのような問題がクイズで出題されるのでしょうか? 過去問のようなものはありますでしょうか?

本クイズ大会で出題される問題として想像していただきやすいのは、アメリカの医師国家試験であるUSMLEのStep1にあるPhysiologyセクションの問題です。生理学の問題ではありますが、解剖学、生化学、薬理学などの幅広い範囲にまたがった問題が出題されます。その中には疾患の病態生理を扱った臨床問題もありますが、本クイズ大会においては、臨床問題を出題するときは、疾患の詳しい説明を必ずつけて、学年によって有利不利がなるべく出ないようにします。

出題されるクイズ問題については、後日出題方針を公表し、サンプル問題も公開する予定です。過去問については今の所ありません。

◯オブザーバーとは何でしょうか? また、一人でオブザーバーとして参加できますか?

オブザーバーは、クイズ競技には参加しないが、昼食、フェアウェルパーティーを含め全てのイベントに観戦、参加できる参加者です。オブザーバーについては、現時点で規定は設けておりません。すなわち、貴大学の学生であるかそうでないかは問いません。例えば、貴大学の教職員にコーチ役として参加していただいた場合は、その教職員はオブザーバー参加となります。

学生であっても、競技参加者としては今回は参加しないが次回からの参考の為に参加したいという方は、ぜひオブザーバーとしてご参加下さい。

また、参加学生の友人や家族など、大学とは直接の関わりのない方もオブザーバーとして参加可能です。

一人でオブザーバーとして大会に参加することはもちろん可能です。

オブザーバーの参加登録は、参加登録フォームにオブザーバーの有無の欄がありますので、そこにチームに帯同するオブザーバーの氏名とメールアドレスを書いてください。登録者自らがオブザーバーである場合も同じフォームを用いて参加登録し、自身がオブザーバーであることをオブザーバー欄に明記してくだされば結構です。

参加登録フォーム