医学生生理学クイズ2017開催報告 PQJ2017 Result report


2017年4月16日(日)、大阪府高槻市の大阪医科大学において、医学生生理学クイズ2017日本大会(略称PQJ2017)が行われました。日本全国15大学と台湾1大学の医学部から合計21チームが出場し、約100名の参加者が集まりました。

予選、準決勝と激しい戦いが繰り広げられ、決勝戦では大阪大学チームが接戦で国立台湾大学チームに2点差で競り勝ち、栄えあるチャンピオンの座につきました。

優勝チームには、優勝カップ「大槻カップ(※)」が与えられ、スポンサーから電子辞書、医学大辞典を初めとする医学書、教科書が贈呈されました。

優勝した大阪大学チーム代表、田上陽菜さん(医学部3年)「この大会を用意してくださった大阪医大の皆様や、一緒に戦ってくれたライバルの皆様に感謝の念でいっぱいです。プレッシャーがかかる中で問題を解くのは刺激的で、もっと勉強したいという気持ちになりました。ありがとうございました。」

2位入賞した国立台湾大学チーム代表、蘇柏宇(Su Po Yu)さん(医学部6年)「PQJ was an interesting event out of our expectation and during the contest, we knew that Physiology is indeed important in Clinical medicine. We appreciate all people we met in PQJ. It was a good time to learn, compete and make friends.(PQJは想像以上に面白いイベントでした。クイズでは、生理学は臨床医学の為に本当に重要なんだと実感しました。PQJで会ったすべての人々に感謝します。学び、戦い、友を作るいい機会になりました)」

3位入賞した藤田保健衛生大学チーム代表、寺川雄貴さん(医学部4年)「海外の大学からの参加もある中で、3位に入れて非常に嬉しいです。大会を通して、僕たち自身の生理学の勉強不足を再確認できました。これからも生理学の勉強を続けていきたいと思います。」

4位入賞した自治医科大学チーム代表、豊田那智さん(医学部6年)「結果は悔しいものとなりましたが、大会ではレベルの高い他大学の皆と競い合うことが出来てとても貴重な経験となりました。来年以降もぜひこの大会が続いて行くと良いなと思います。」

5位入賞した滋賀医科大学チーム代表、川崎翠さん(医学部4年)「ステージでは予想以上に緊張しましたが、チームワークと早押しスキル (!?) のおかげで入賞することができました。医学の勉強はどうしてもインプットが多くなってしまうので、このようなアウトプットの機会はとても楽しく貴重なものだと感じました。素敵な大会をありがとうございました!」

大会に特別顧問かつ審判として参加した国際生理学クイズ創設者のマレーシア・マラヤ大学Cheng Hwee Ming教授「We thoroughly enjoyed and were inspired by this very much student–centered Physiology education enriching activity.(学生が中心となって生理学の教育を変えるようなイベントでした。私たちは本当に楽しんで、感動しました)」

金沢医科大学チーム代表、羽藤沙恵さん(医学部5年)「普段の生活では得られない緊張感を感じた、素敵な1日でした。これからも生理学を学び続けたいと思います!準備してくださった方々、想像以上に楽しい会にしてくださって本当にありがとうございました!」

大会中の会場では、医学部生を初めとする参加者の交流の輪があちこちにでき、表彰式後の懇親パーティーでも遅くまで活発な交流が続きました。

決勝戦の結果
順位 大学名(決勝戦での点数)
優勝 大阪大学(34点)
2位 国立台湾大学(32点)
3位 藤田保健衛生大学(22点)
4位 自治医科大学(22点)
5位 滋賀医科大学(14点)

優勝した大阪大学医学部チーム「Handai」
名前(学年)
田上陽菜(3)(キャプテン)
辻井敦子(4)
Yanakawee Siripongvu(3)
水野彰(3)
佐村和紀(3)

参加大学
東北大学 東京慈恵会医科大学 自治医科大学 藤田保健衛生大学 三重大学 金沢医科大学 金沢大学 滋賀医科大学 大阪大学 近畿大学 大阪医科大学(4チーム) 徳島大学 岡山大学 鳥取大学(2チーム) 長崎大学(2チーム) 国立台湾大学

参加人数
クイズ出場者 78人 オブザーバー(見学者) 17人 招待客 5人
合計 100人

(*) 大阪医科大学 大槻勝紀学長を記念して命名

投稿者 井上鐘哲(PQJ2017 共同代表)

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