研究

大学院生の松永友貴君と元特任助教の野田万理子さんが中心になって頑張った研究がProc. Natl. Acad. Sci. U.S.A.に受理されました。

大脳皮質形成を制御する分子リーリンが神経細胞間の接着を一過的に高める機能を有することを、数理モデルと培養実験等を駆使して明らかにしました。

Reelin transiently promotes N-cadherin-dependent neuronal adhesion during mouse cortical development.  Yuki Matsunaga, Mariko Noda, Hideki Murakawa, Kanehiro Hayashi, Arata Nagasaka, Seika Inoue, Takaki Miyata, Takashi Miura, Ken-ichiro Kubo, and Kazunori Nakajima.  Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., in press. (Y. Matsunaga and M. Noda are co-first authors)

関根克敏君が大学院生時代に行った研究がNeuron誌に掲載されました。

2012年春に大学院博士課程を卒業した関根克敏君の論文です。
2011年に筆頭著者としてJ. Neurosci.の表紙を飾った論文の内容と合わせて作成したThesisが、関根君の博士論文になりました。

Reelin controls neuronal positioning by promoting cell-matrix adhesion via inside-out activation of integrin α5β1.
     Katsutoshi Sekine, Takeshi Kawauchi, Ken-ichiro Kubo, Takao Honda, Joachim Herz, Mitsuharu Hattori, Tatsuo Kinashi, and Kazunori Nakajima.
     Neuron,  76 (2), 353-369 (2012).  

研修医の吉永怜史君が医学部生時代に行った研究の論文が受理されました

2012年春に医学部を卒業し、現在は川崎市立川崎病院で初期臨床研修医をしている吉永怜史君が、主に学部生時代に行った研究の成果です。おめでとうございます。

A phosphatidylinositol lipids system, Lamellipodin and Ena/VASP regulate dynamic morphology of multipolar migrating cells in the developing cerebral cortex.
     Satoshi Yoshinaga, Takahiro Ohkubo, Shinji Sasaki, Mutsuo Nuriya, Yukino Ogawa, Masato Yasui, Hidenori Tabata, and Kazunori Nakajima
     J. Neurosci., in press.

久保健一郎先生が日本神経化学会奨励賞を受賞しました。



石川県加賀市で開催された第54回日本神経化学会大会において、3名の奨励賞受賞者の一人に選ばれ、表彰されました。おめでとうございます。  

平田幸男先生訳の本が発行されました。



非常勤講師の平田幸男先生訳の『分冊 解剖学アトラス 第6版』全3巻が文光堂より発行されました。
  
  
  
分冊 解剖学アトラス Ⅰ 運動 第6版(2011年2月刊行)
   分冊 解剖学アトラス Ⅱ 内臓 第6版(2011年9月刊行)
   分冊 解剖学アトラス Ⅲ 神経系と感覚器 第6版(2011年1月刊行) 

システム生物学の講演会

生命をシステムとして見るーゆらぐ分子が生命現象を担えるのはなぜか?

日時:2011年10月6日(木)9:00~16:15
場所:慶應義塾大学信濃町キャンパス 新教育研究棟 講堂3

第1部 9:00~10:30、10:45~12:15
「細胞の1分子生物学 – ゆらぎと細胞機能 –」 
上田昌宏・大阪大学大学院生命機能研究科特別研究推進講座 特任教授

第2部 13:00~14:30、14:45~16:15
「– シグナル伝達のシステム生物学 – 生命をシステムとしてとらえる」 
黒田真也・東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻 教授

中枢神経組織の再生方法に関する特許が、正式に特許庁により登録されました。



私たちは、発生期の神経細胞が、培養下においてその最終分裂時期に依存して選別凝集されることを見いだしましたが、その機構を利用した下記の特許が、このたび正式に登録されました。

名称:中枢神経組織の再生方法
発明者:仲嶋一範、味岡逸樹
特許権者:独立行政法人科学技術振興機構
登録番号:特許第4791675号
登録年月日:2011年7月29日

仲嶋教授がサイエンスゼロに出演



NHKサイエンスZERO
「シリーズ細胞の世界4 見えた!神経細胞の変幻自在」
VTR及びスタジオゲスト出演
放送(教育):2011年7月30日(土)0:00〜0:30
再放送(教育):2011年8月4日(木)18:55〜19:25
再放送(デジタル教育2):2011年8月11日(木)14:00〜14:30

http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp355.html

Newton(ニュートン)に紹介記事が掲載されました。


一般向け科学雑誌Newton(ニュートン)の取材を受け、2011年8月号(6月25日発売)122ページに、最近の研究成果に関する紹介記事(「脳の進化は細胞の動きがカギ?ー哺乳類がもつ、独自の知能につながった変化を発見」)が掲載されました。

J. Neurosci.の表紙に選ばれました。



Reelin-Dab1経路に関する論文が、J. Neurosci. の表紙に選ばれました。大脳皮質の層構造形成過程を可視化することにより、神経細胞移動の最終段階に特徴的な現象を選択的にReelin-Dab1経路が制御し、正しく層を形成させることを明らかにしました。

http://www.jneurosci.org/content/31/25.cover-expansion


J. Neurosci.の表紙に選ばれました。

 

Reelinに関する論文が、J. Neurosci.の表紙に選ばれました。Reelinを大脳皮質の本来と異なる部位に強制発現すると、「ミニ皮質」とも呼べるような、"inside-out様式"の細胞凝集塊が異所的に形成されることを示した論文です。

(This Week in The Journalで紹介されました)
http://www.jneurosci.org/cgi/content/full/30/33/i