2009

味岡逸樹先生が東京医科歯科大学の独立准教授に就任しました

 

2001年から2005年まで仲嶋研にポスドク及び助手として在籍し、その後留学して2009年3月に特別研究講師として帰室した味岡逸樹先生が、11月1日付けで東京医科歯科大学脳統合機能研究センターの独立准教授に就任し、正式に「味岡研究室」がスタートしました。おめでとうございます。仲嶋研出身の初のPI (Principal Investigator)として、今後のご活躍を期待しております。

形態形成セミナー Robert F. Hevner先生




日時:11月30日(月)午後5時から6時半
場所:総合医科学研究棟一階ラウンジ

『T-box Transcription Factors in Cortical Neurogenesis and the Response to Injury』

          Robert F. Hevner

            Professor
            Neurological Surgery and Pathology, University of Washington

In previous studies, we have found that glutamatergic neurogenesis in the embryonic cerebral cortex, as well as the adult hippocampus and developing cerebellum, involves a conserved transcription factor (TF) cascade from Pax6 to Tbr2 to Tbr1 in stem-like progenitors, intermediate neuronal progenitors (INPs) and postmitotic neurons, respectively. More recently, we were surprised to observe Tbr2 expression in progenitor cells of the adult subependymal zone (SEZ) and rostral migratory stream (RMS), regions thought to produce only GABAergic neurons for the olfactory bulb. To determine if Tbr2 was expressed in the GABAergic progenitors, we examined a variety of lineage markers in relation to Tbr2. Unexpectedly, we found that Tbr2 was expressed in a novel subset of progenitors distinct from the GABAergic lineage, and instead contributing to adult neurogenesis of Tbr1+ glutamatergic periglomerular neurons in the adult olfactorybulb. Moreover, under experimental conditions of induced ischemic stroke or neuronal photo ablation, Tbr2+ progenitors and daughter cells were recruited from the SEZ into the cerebral cortex, where they differentiated into Doublecortin (DCX) expressing neuroblasts, potentially providing a source of new pyramidal neurons. These findings indicate that: (1) In all regions studied so far, Tbr2+ progenitors in diverse brain areas and ages produce only glutamatergic, and not GABAergic neurons; (2) adult neurogenesis in the SEZ-RMS-olfactory bulb system includes a minority (5-15%) glutamatergic lineage, unrecognized in prior studies; and (3) Tbr2+ SEZ progenitors may account for previous observations of pyramidal neuron production in the adult cerebral cortex, and may provide an important source of glutamatergic neurons for therapeutic purposes.

連絡先:仲嶋一範(慶應医・解剖学) phone: 03-3353-1211 内線62601 e-mail: kazunori
参加自由
共催:グローバルCOEプログラム『In vivoヒト代謝システム生物学拠点』

形態形成セミナー  野村真先生



September 11(Fri),2009
17:00〜18:00
胎生期および成体哺乳類脳において多様な神経細胞を作り出すメカニズム
野村 真 先生
カロリンスカ研究所・細胞分子生物学部門
慶應医・解剖学教室 形態形成セミナー
日時:2009年9月11日(金)午後5時〜
場所:総合医科学研究棟1階ラウンジ
完 成した哺乳類の脳は、数千億の神経細胞とその10 倍以上の数のグリア細胞によって構築されている。神経細胞はその形態・遺伝子発現様式・生理学的特徴によって様々な種類に分類することができる。哺乳類脳 のこうした多様な神経細胞はどのようにして産み出されるのだろうか?我々は2つの異なるアプローチによって、哺乳類脳の神経細胞の多様性をもたらす分子・ 細胞生物学的基盤を明らかにすることを試みた。講演では、まず1)哺乳類大脳皮質に特徴的な層構造ならびに錐体細胞を産み出す機構について、比較発生学的 解析からの成果を紹介する。我々は、哺乳類大脳皮質構築に必須な分子であるリーリンに着目し、リーリンの発現が鳥類脳で極めて低いことを見出した。さら に、鳥類脳にリーリンの発現を異所的に誘導すると、鳥類脳の放射状グリア(神経幹細胞)の繊維の配向、ならびに産生される神経細胞の形態が“哺乳類様”に 変化することを見出した。従って、哺乳類型大脳皮質の獲得にリーリンの発現様式の変化が関わっている可能性が示唆される。講演の後半では、哺乳類成体脳に おいて、多様な神経細胞を産生する機構について紹介する。我々は、遺伝学的手法を用いて、成体脳側脳室には2つの異なる神経幹・前駆細胞が存在すること、 これらの細胞集団は嗅球の異なる介在神経細胞へと分化することを見出した。講演を通して、哺乳類脳の多様な神経細胞を作り出す時間的・空間的な制御機構に ついて議論したい。
連絡先:仲嶋一範(慶應医・解剖学)
phone: 03-3353-1211 内線62601 e-mail: kazunori
参加自由
共催:グローバルCOEプログラム『In vivoヒト代謝システム生物学拠点』

人事異動



長年教室事務として勤務して下さった岡芹美雪さんが異動になり、後任として新たに寺田美貴さんが着任しました。

森本桂子さんが学生支援機構の優秀賞に選出



学部生の森本桂子さんが、日本学生支援機構平成20年度優秀学生顕彰事業の学術分野 で、優秀賞に選ばれました。おめでとうございます

小林和馬君が研究助成に採択



学部生の小林和馬君が、2年連続で学部生でただ一人、慶應義塾大学医学研究助成に採択されました。おめでとうございます。