理事長挨拶


日本公衆衛生看護学会は、2012(平成24)年に設立されました。本学会の目的は「公衆衛生看護の学術的発展と、研究・教育及び活動の向上と推進をめざし、もって国民の健康増進と社会の安寧に寄与すること(定款第3条)」です。現在、会員数は1600名を超え、その半数以上は、保健師をはじめ助産師、看護師、養護教諭、その他公衆衛生に携わる実践者で構成されています。

2016年6月から、第3期理事会体制がスタートしました。今期に至るまで、本学会は公衆衛生看護および保健師の定義を提示し、2015年4月には法人格を取得して「一般社団法人日本公衆衛生看護学会」となり、学会の基盤づくりが行われました。今期は、学会のさらなる発展の段階と位置づけ、本学会の強みを生かして実践・教育・研究の協働による活動の向上をめざします。また、公衆衛生看護について社会への提言や世界への発信をしていきたいと考えています。

本学会では、2035年に予測される社会を見据えて、学会員と社会に対して、本学会が果たすべき公衆衛生看護の方向性と構想を示す「公衆衛生看護のグランドデザイン」を作成し、平成28年5月の理事会で承認、6月の社員総会で報告されました。今後、本学会ではこのグランドデザインの方向性に基づき、1)基礎教育の基盤整備、2)継続教育の基盤整備、3)公衆衛生看護実践の基盤整備、4)公衆衛生看護学の発展と研究の推進、のための活動を行っていきます。

日々世界情勢は変化し、人々の生活と健康は脅かされています。「人々が自らの健康やQOLを維持・改善する能力を向上し、人々を取り巻く環境の改善を支援することにより、健康の保持増進、健康障害の予防と回復を促進し、人々の生命の延伸と社会の安寧に寄与する(本学会、公衆衛生看護の定義)」役割はますます重要となります。

地域保健、産業保健、学校保健だけでなく、公衆衛生看護は人々が生活するところすべてに存在します。公衆衛生看護の実践、教育、研究の場で働く保健師だけでなく、公衆衛生看護に関心のある方は、ぜひ私たちとともに人々の暮らしとよりよい社会の実現のために協働しませんか。
本学会の更なる発展のために努力してまいります。会員の皆様には、どうぞお力添え、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

2016年6月

一般社団法人日本公衆衛生看護学会

理事長  麻原きよみ

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