論説1: 国際蘇生法連絡委員会(ILCOR)−過去と現在
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編集:国際蘇生法委員会設立メンバー
このILCORに関する短い概要(overview)を、故Peter Safarと科学の発展と蘇生医学の実践の改良に尽力する世界中の科学者、研究者、トレーナーその他の個人に捧げる。
国際蘇生法連絡委員会(ILCOR)の創設により、過去15年間、蘇生ガイドラインとその実践についての国際的な協同作業のための唯一の機会(a unique opportunity)が与えられてきた。以下は、画期的なイベントとこの組織の歩みの簡単なあらましである。このような歩みを経て、 委員会は、国内のおよび国際的な蘇生ガイドラインの背景となる科学についてのコンセンサスを成立させる上で権威のある発言力を発揮するまでに発展してきたのである。
1990年:
1990年6月、アメリカ心臓協会(AHA)、ヨーロッパ蘇生協議会(ERC)、カナダ心臓卒中財団(HSFC)、オーストラリア蘇生協議会(ARC)の代表が、ノルウェーMosteroyの離れ小島にあるUtstein修道院で行われたLaerdal財団主催の会議に出席した。この会議の目的は、蘇生用語(resuscitation nomenclature)に関する問題点や、成人の病院外心停止について報告する際の標準記載 様式(standardised language)がないということについて、議論をすることであった。これが、存在する既存の世界中の蘇生協議会が参加した最初の重要な冒険的共同事業(the first important collaborative venture)であった。これに続く会議が1990年12月にイングランドのSurreyで行われた。そこでは、病院外心停止におけるデータを統一された方法で報告するための(for the uniform reporting of data)「Utstein様式」を採用することが決定された1。このUtstein修道院で行われた最初の画期的な会議の後の数年間に、たくさんの「Utstein様式」国際的コンセンサス声明が追加出版された(many additional ‘Utstein-style’international consensus statements were published)。その中には、新生児2と小児3のALSについて、研究室でのCPR研究について4、病院内での蘇生について5、CPRの記録について6の統一された報告方法がある。
1992年
1992年2月に、心肺蘇生(CPR)と緊急心血管治療(ECC)についての第5回全国(国内)協議会が合衆国のテキサス州ダラスで行われた。AHAの寛大な配慮により(Through the generosity of the AHA)、出席者の25%以上を25の国と53の国際組織を代表する米国外の人々が占めることになった。この会議によって、最初のUtstein会議の時に既に達せられていた協力の下に、国際的な問題を話し合うのに理想的な機会が得られた。この会議では3つの国際的問題が取り扱われた。(1)各国にとって効果的なECCを発展させる上で国際援助をすることが望ましいこと、(2)国際的な協力のための恒久的な基盤を作ること、および(3)普遍的な国際ガイドラインを作りCPRとECCについての国際会議を行うことが望ましいこと、である。Richard CumminsとDouglas Chamberlain が共同議長となった、CPRとECCについての国際的なパネルディスカッションには、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、南アフリカからの演者が参加した。 その報告はこう発表されている。
「協議会は、CPRとECCのガイドラインを作る責任のある現行の主要組織が、ガイドラインの再評価を同時的に行い(synchronize their review of guidelines)、同じ年に最新ガイドラインを発表することを目指すよう推奨した。このようなスケジュールのもとに、各組織は、世界中の各分野の主だった専門家が参加する国際的なワーキンググループを作ること
ができた。これらのグループでは文献の国際的な再評価を行い(offer international reviews of the literature)、そして共有された科学と経験に基いて、ガイドラインの改良を提案することができた。提案された修正点は、その基となった科学
により裏付けられながら(supported by the science that generated them)、主要な国際的組織がそれぞれの会議や討議を行う際にエビデンスとして提供されねばならないこれはAHAや、CHSF、ERC、ラテンアメリカやオーストラリア、アフリカ、アジアの協会や団体、すなわち参加を望む全ての国や多国籍組織について当てはまる。提案されたこれらの修正点は、各組織で検討されることになる。もしその科学性が妥当なものとされれば、その修正点はそのままか、あるいは地域毎の求めや実情(local needs and realities)を考慮に入れて<地域毎の需要や実情を考慮に入れて変更された上で、採用されるであろう。
1992年11月にイングランドのブリッジトンで行われた蘇生「92」(Resuscitation '92')は、ERCによって主催された最初の国際会議であった。会議の最後に、ガイドラインを策定する(訳者註:権限のある)各組織、すなわちERC、AHA、HSFC、ARC、南アフリカ蘇生協議会の代表は、国際蘇生連絡協議会(ILCOR)についての最初の会合を開いた。
Douglas Chamberlainを議長として行われたこの会合では、恒久的な連絡委員会を通して国際的な協力が続くことが望ましいと提案された。その連絡委員会は、活動があって定着しており、現在ガイドラインを作成中であり、通常多国籍であるか一国の中で多数の専門からなる(generally multinational or multidisciplinary in nature)組織で構成されているのがよいと提案された。
1993年
続く最新版として、1993年3月にオーストリアのウィーンで行われた突発的心臓死会議で、新しく設立された蘇生連絡協議会の2回目の会議が行われ、そこでは以下のような公式の綱領(Mission Statement)が採択された。
「何らかのコンセンサス機構(訳者註)によって、緊急心血管治療に関連した国際的な科学と知識を同定し、再評価することは可能である。この「コンセンサス機構」は、BLS、PLS、ALSのための緊急心血管治療の一貫した国際ガイドラインを定めるのに役に立つだろう。主眼は治療のガイドラインにおかれるだろうが、運営委員会
(the steering committee)はさらに教育的アプローチ、トレーニングアプローチの効果や、緊急心血管治療の組織や実行に関わる話題を取り扱うであろう。運営委員会(the Committee)はまた、ガイドラインを作成する日取りや、さまざまな国の蘇生協議会を集めた会議の日取りを調整することも奨励するだろう。そして、こうした国際ガイドラインはBLS、ALS、PLSのための科学に基づいた共通性を目的とするだろう。」
ここでは以下のような同意が得られた。それは、どの地で開催されるにしても会議を国際的な蘇生に関するイベントに組み合わせて行うこと、費用効果が高くなるようにすること、蘇生学の各分野の指導者たちが会し定期的に情報や技術(expertise)を共有できるようにすること、多くの国のさまざまな学問領域の聴衆を参加させること(with a wide multinational and multidisciplinary audience)である(表1)。3回目の会議は、Douglas ChamberlainとRichard Cumminsが
共同議長であったが、公式のBLS、ALS、PLSワーキンググループが作られ、その仕事(task)としておのおのの領域の学術研究報告の科学的データを査定(review)するように割り振られた。
1994年
ERCが蘇生ガイドラインを発表したとき、その委員長であったPeter Baskettは次のように報告している。「ERCは単独で仕事を
してきたのではない。AHAの緊急心血管治療委員会や、ARC、HSFC、RCSA、その他多くの蘇生協議会やヨーロッパ中の第一人者たちの暖かく実りある協力を喜んで受け入れてきた。われわれの将来的な目標は、協力者とともにガイドラインをつくり(to collaborate with our colleagues to produce guidelines)、それが広く世界中に受け入れられることである。国際連絡協議会がこの目標に向けて活動しているので、私達は満場一致で21世紀を迎えることができる(we can enter the 21st century with unanimity)。
1995年
アメリカの小児科アカデミーのJohn Kattwinkelによって、小児のワーキンググループに新生児のサブグループを作ったらどうかという提案がなされ、検討された。また、病院内蘇生に関する評価、報告、研究(conducting research)をするために推奨されるガイドラインについて同意が得られた5。ある代表が、協力の精神が一般的になっていることをよくとらえた次のような言葉(an observation that captured the prevailing spirit of cooperation)を残している。「国際連絡委員会の 7つの会議の場では、委員会が投票を必要とした問題は 1つもなかった。」
1996年
南アフリカのWalter Kloeckの提案により、1996年5月に「国際蘇生法連絡委員会(ILCOR)」という言葉が正式に採択された。
これは病気の心臓を治療するガイドラインを作るということに関連した、よく考えられた言葉遊び(a deliberate play on words)である。(ラテン語で)「illcor」、病気の心臓とは! また「助言声明(Advisory Statements)」を作る必要性が大いにあると結論され、おのおののワーキンググループで最新版のコンセンサス声明を作ることが義務づけられた。
1997年
1997年4月、「ラテンアメリカ蘇生協議会(CLAR)」が、ラテンアメリカの国々の代表として、ILCORの 7番目の公式のメンバー組織となった。ILCORによる勧告(ILCOR Advisory Statements)として、1人の救助者による BLS7、世界共通の ALSアルゴリズム8、早期除細動9、 PLS10、特殊な状況での蘇生11についての声明が世界に向けて発表された。
1998年
ニュージーランドの蘇生協議会とオーストラリアの蘇生協議会が加わり、多国籍の蘇生委員会という名が実体あるものとなった。ERCのPetter Steenが、Richard CumminsとともにILCORの共同議長に任命され、続いてDouglas Chamberlainが設立共同委員長(the Founding Co-Chairman)の座を退いた。ガイドラインの作成において、専門家の意見やコンセンサスのディスカッション(expert opinion and consensus discussions)を用いるのをやめて、もっと明白でエビデンスに基づいた過程を経ることおよび「エビデンスレベル」や「推奨のクラス」を用いることが決定された。
1999年
中国、台湾、タイ、日本、マレーシアの代表がオブザーバーとしてILCORの会議に迎え入れられた。ILCORの管理事務局はオーストラリア・ニュージーランド蘇生委員会(ANZCOR)が管理するということで意見の一致をみた。ILCORは新生児の蘇生についての勧告を発表した2。また「ガイドライン2000会議」に先立って、エビデンス評価会議(an Evidence Evaluation Conference)が1999年9月にダラスで行われた。
2000年
2000年2月、ダラスで行われたガイドライン2000会議は、国際蘇生ガイドラインを作るために特別に召集された世界で最初の国際会議であった12。AHAのBill MontgomeryがERCのPetter SteenとともにILCORの共同議長として選ばれた。
2001年
蘇生法の教育について、ILCORで最初のシンポジウムが2001年6月、Laerdal財団の協賛でUtstein修道院で行われた13。この会議では、ILCORの正式な法制定が行われた。
2002年
ILCORはオーストラリアのメルボルンで会議を主催した。病院外および病院内での心停止例について報告するためのUtstein様式を最新化しより単純にすることと、蘇生の登録方法についての推奨を作ることを目的とした会議である。ERCのJerry Nolanが、AHAのBill MontgomeryとともにILCORの共同議長に選出された。ILCORが Cochraneの心臓グループ(the Cochrane Heart Group)の助言グループとなることで合意し、Ian Jacobsがオフィシャルコーディネーターとして任命された。新生児特別委員会と、蘇生の疫学、教育、倫理などの問題を扱う学際特別委員会が設けられた。
2003年
ILCORは溺水14、心停止後の低体温療法15、小児への AED使用16におけるデータの統一した報告法についての推奨勧告を発表した。また、インターアメリカ心臓財団(IAHF)がCLARに代わって中南米の国々を代表する公式メンバー組織となった。蘇生科学についての2005コンセンサスというすばらしい計画(intense planning)が、ブラジルのIRCOR会議で始められた。
2004年
蘇生研究のためのUtstein様式が、各国の蘇生評議会の代表によって最初に作られたのは1990年のことだったが、その最新版がILCORの後援で発表された6。ILCORの正式なロゴが可決採択され、ILCORを正式に非営利組織として法人化する計画が立てられた。ダラスとブダペストで行われた会議では、引き続き 2005年の蘇生科学の最新コンセンサスの準備が進められた。そしてこの過程においては、専用の(dedicated)体系的エビデンス評価ツールが使われた。
2005年
治療勧告を含むECCとCPR科学における2005国際コンセンサス(CoSTR)会議がAHA主催により行われた。この会議は、かつて行われた蘇生科学の再評価のうち最もすばらしいものであり、今までILCORで行われた中でもっとも国際協力を必要とする(involved the greatest degree of international cooperation)ものであった。
1992年から2005年の間に開催されたILCORの22の公式会議と各会議の関連の催し(表1)、そして関連する区切りとなる出版物(the accompanying landmark co-publications)1-16から見て取れるように、ひたむきな協力の精神と、緊急治療を実践する上でのスタンダードを作りたいという真摯な望みが、更なる多くの命を救うという結果をもたらすだろう。ILCORの設立メンバーは、このプロセスに貢献したすべての人々に敬意を表するものである。
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このような国際協力の計画は、今まであった取り決めよりも明らかに有利な点を有しているはずであるであろう。曰く、「(1)世界を引っ張る専門家達が実りあるコミュニケーションと協力関係を築くであろう。(2)ガイドラインのための助言は、習慣や伝統、同僚の圧力で妨げられにくい(less likely to be tainted)であろう。(3)このような方法で生み出されたガイドラインは現在の各組織の中で広く受け入れられるに違いない。(4)できたガイドラインの大いなる類似性(というよりむしろ同一性)を達成
するのに、あるグループが別のグループに崩壊させられつつあるという恐れはないであろう(訳者註)。(5)究極の普遍的ガイドライン(eventual universal guidelines)ができあがる可能性がある、(6)現在の各組織がその独立性や自主性が損なわれる危険性を感じることがないであろう。」
# Associated International Event Date Host Venue
1 Resuscitation‘92 Congress November 1992 ERC Brighton, UK
2 Sudden Cardiac Death Congress March 1993 ERC Vienna, Austria
3 AHA Scientific Sessions November 1993 AHA Dallas, USA
4 CPR & ECC Update‘94 Congress May 1994 AHA Richmond, USA
5 Resuscitation ‘94 Congress October 1994 ERC Mainz, Germany
6 In-Hospital Utstein Consensus June 1995 ERC Mosteroy, Norway
7 ASA Congress October 1995 AHA Atlanta, USA
8 CPR & ECC Update‘96 Congress May 1996 HSFC Montreal, Canada
9 AHA Scientific Sessions November 1996 AHA Dallas, USA
10 CPR ’97 Congress April 1997 ERC Brighton, UK
11 CPR & ECC Update 98 Congress May 1998 AHA Orlando, USA
12 AHA Meetings March 1999 AHA Dallas, USA
13 Resuscitation 2000 Congress June 2000 ERC Antwerp, Belgium
14 Education Utstein Consensus June 2001 ERC Mosteroy, Norway
15 Spark of Life 2002 Congress April 2002 ARC Melbourne, Australia
16 Resuscitation 2002 Congress October 2002 ERC Florence, Italy
17 AHA Meetings April 2003 AHA Dallas, USA
18 IAHF Meetings September 2003 IAHF Recife, Brazil
19 AHA Meetings March 2004 AHA Dallas, USA
20 Resuscitation 2004 Congress September 2004 ERC Budapest, Hungary
21 CoSTR Congress January 2005 AHA Dallas, USA
22 CoSTR Editorial Board April 2005 AHA Jersey City, USA