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アマチュア無線、特にパケット通信について教えて

(981113. neweml 5128)


目 次


From: "Ryo,Yamamoto" 
Subject: [neweml: 05139] Packet Hardware.
Date: Sat, 14 Nov 1998 19:31:25 +0900

こんばんは
パケットのハードウェアについて説明します。

1 物理レイヤであるTNCとパソコンをケーブルで接続してみましょう。
   RS232c規格のケーブルで接続します。
   
 PC9801系(25Pin オス) -----------   TNC本体で異なる
 DOS/V系  (9pin メス)    -----------
  
2 次は、パソコンでターミナルソフトを起動する。
  Dxterm  MS-DOS (PC98系とDOS/V系あり)
  EXterm  WINDOWS95
3 DTE (Digital Terminal Equipment)の設定
  パソコン本体とTNCをRS232cケーブルで接続しただけでは
  双方のコニューニケーションはできない。
  ボーレートを一致させます。
  TNCは通常600,1200,2400,4800,9600,19200まであり、パソコン側は
  1200,2400,4800,9600,19200,38400,57600迄あります。
    TNCの初期値は1200ですから、ターミナルをインストールする
  場合、1200の設定をします。
4 TNCのコマンド
  前1〜3迄の設定が完了したら、ターミナルソフトを起動し、TNCの電源を入
れます。
  (マニュアル参照)
  ターミナルソフトに「何か変な文字」が表示されると思います。
  しばらくすると、* を入力してください。(英文)がでると思います。
  素早く *(半角)をキーインします。
   うまく行けば、TNCのオープニングメッセージがでて
  cmd: が表示される。
    
  もし、うまく行かない場合は1〜4を点検し再度実行してみます。

5 接続の方法
  パケット通信は、相手のTNCに接続して交信をするので、最初に実行する
  ことはコネクトすることです。
  ( 無線機とTNCとは、既に正常に接続されていることが条件 )

 今回は、ここまです。

       Ryo,Yamamoto(Mail)
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From: "Ryo,Yamamoto" Subject: [neweml: 05140] About Packet Radio Date: Sat, 14 Nov 1998 19:34:05 +0900 こんにちは 山本です(JH1RAG) パケットについて少し説明します。 ITU−T勧告のX.25に準拠する。 電気的・物理的条件(コネクター形状)が必要である Xシリーズは、25ピンコネクター データーは一定の長さ=ブロックに分割され、一端TNCに記憶され、データーの ブロック毎に転送される。  一定長のデータブロックを「パケット」という。 パケットが相手に間違いなく転送されていくのは、パケットに宛先符号、制御情報 (ヘッダー)が付加されていて、TNCが判別して転送するからである。 フラグ同期(F=01111110) F(フラグシーケンス)+A(アドレスフィールド)+C(制御フィルード) +I(情報フィルード)+FCS(フレームチェックシーケンス) +F(フラグシーケンス) 誤り制御 FCSを用いたCRC方式 I    情報 RR   受信可 RNR  受信不可 REJ  リジェクト SABM 非同期平衡モード RD   切断要求 DM   切断モード UA   非該当制御確認 FRMR フレームリジェクト SARM 非同期応答モード DISC 切断 調歩同期=データーの前後にスタートビットとストップビットを付加する 誤り制御=ビット付加方式のエラーチェックを実施      その仕様はCRCとパリティチェックであるが、無線パケットは      「ノンパリティチェック」としている 物理レイヤ    物理レベル リンクレイヤ   フレームレベル パケットレイヤ  パケットレベル 今回は、ここまです。 Ryo,Yamamoto(Mail) mailto:
yamahon@mva.biglobe.ne.jp http://www2k.biglobe.ne.jp/~yamahon/
From: "Ryo,Yamamoto" Subject: [neweml: 05196] Packet Radio No.1 Date: Tue, 17 Nov 1998 19:16:40 +0900 こんばんは 山本です。(JH1RAG) 続きです。 1 パケット ラジオ  無線機を介して、相手に接続(コネクトという)して、文字等を  書き込みことを言います。  有線電話では、先ずダイヤルし、相手のホストコンピューターに  接続します。  CONNECT 2400 と表示されることで、、つながったことが分かります。  パケットでは、        CONNECTED to JH1RARG と表示されます。  相手のコンピューターが、RBBSのホストなら、何かしらの文字列が   でてきます。  例えば、       B,F,R,S,H> 等がでてきます。  この文字列は、相手がRBBSのホストコンピューターであり、何かしら   書き込むことができるという意味です。  有線も無線も相手に接続(コネクト)しなければ、スタートしません。 2 転送系RBBS(7K1DJLというソフト)    DJLは、PC9801系のコンピューターでも動かすことができる  マルチタスクの転送型RBBSです。  転送という言葉は、A点からZ点までつながっていて、順次データが  送られていくことです。   つながっているとは、無線機を使うものですから、必要な時だけ  (データーがあるときだけ)、相手のTNCにコネクトし、データーを  送り込むことで、北海道から沖縄、、しいて言えば全世界に自分の  書いたものが、、転送されます。  自分のコンピューター(クライアント)で、データーを書き込み、時間が経てば  隣のコンピューター(サーバー)に、送り込んでやる!!   これが、転送型BBSで「フォワードBBS」といいます。   いながらにして、自分のデーターが全世界を掛け巡るのです。 --------------------- Ryo,Yamamoto(Mail) mailto:
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From: "Ryo,Yamamoto" Subject: [neweml: 05252] HDLC Date: Fri, 20 Nov 1998 20:55:29 +0900 こんにちは 山本です(東京消防)  アマチュア無線におけるパケット通信の定義ですが AX.25 Level 2 規格です。 X.25準拠 HDLC(Highlevel Data Link Control)を意味し、パケットモードのインター フェイスです。 Xシリーズインターフェイスは、データー用に開発されたもので、電話用のVシリーズ インターフェイスに比べて、接続回路が簡素化され、ピン数も少ない。 Vシリーズ 34ピン若しくは25ピンですが、Xシリーズは、15ピンです。 (前回、25ピンと示したのは、TNCがこの世に産声をあげた、10数年前は  PC9801全盛でRS232Cケーブルは、25ピンであり、DOS/Vが今までのように  普及していない時代では 25<-->15 の形状は、アマチュア無線界では皆無でし た。) レベル2とは DTE(RS232C)とTNCで処理されるフレームを言う。 TNCの場合、CRCチェック、フロー制御が、必要な際ソフト側で対応させます。 また、すべてのフレームを受信するには UIフレームによる転送になります。 このことをアマチュア無線界では「UI chat」と称しています。 最後に、多段デジピートが可能で、電波の到達距離ごとに「デジピート局」を 設置することで、北海道から九州まで「一気に転送」もできます。  つづく --------------------- Ryo,Yamamoto(Mail) mailto:
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