自動車電話のデジタル化に伴う問題点について |
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Date: Sun, 02 Aug 1998 13:37:26 +0900
小林@稲城消防です
救急車の自動車電話などがアナログからデジタルに切り替わってから、
非常に不感地帯が多くありませんか?(--メ)
まったくかけれない状態や途中で電話が切れてしまったり、
業務に支障をきたしています。
それを考えると救急隊からの口頭指導は無理だと感じている
この頃です。(--;)
最近、ノートパソコンで携帯電話を使ってインターネットに
つなぐことがあるのですが、回線品質(?)が非常に悪く
頻繁にホストから切断されます。
そんな状況ですからECGの電送すら、実際にはまともに出来る
のか疑問を感じています。(^^;)
From: "Makoto Yamaguchi"
皆さんこんにちは,山口@千葉市消防です。
本日午前中に○歳の○性の心肺停止案件の救急に行ってきま
した。IDDMの既往のある方で家人が投薬の時間を知らせに行ったときには既に呼
吸,脈拍が感じられない状態だったそうです。(救急隊現着時 家人はCPRをし
ていました。)
さて本題ですが,この時に特定行為を実施すべく医師の指示をもらうために電話に
て連絡したのですがどうも通信状態がよくなく,それでも何とか通話はできる状態で
したので,患者さんのバイタルサイン等情報を送っているうちに,モニター上にVfx
らしき波形が出たため,伝送しようとすると通話が切れてしまいます。もう一度回線
をかけなおして更に送ろうとするとまた同じ。次にかけなおそうとすると込み合って
いるとのメッセージ。仕方なく,救急無線(複信式)にて指令課経由で指示をもら
い,気道確保とIVは取れましたが除細動は当市では伝送が原則的な条件ですので実施
できませんでした。少し前にも,EML上でNTTのデジタル化に伴う様々な意見が出さ
れていましたが,このように具体的な事例として弊害が出てくるようでは,いくらバ
イスタンダーが存在したり,よい救急医療のシステムが構築されていても非常に残念
なことだと思います。
このMLのメンバーの方で同じような事例があったり,それを克服できるよい方策を
ご存知の方がいたらご教示いただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。
(ちなみに,どなたがおっしゃていたように,従来のアナログ波の方がスムーズに
送信できていたので救急車の伝送システムだけは元に戻すとかいう事は,国の方でで
きないでしょうねえ・・・今更・・・。)
千葉市消防局緑消防署
Date: Mon, 10 Aug 1998 00:09:40 +0900
石野@愛知豊川消防です。
山口さん、こんにちは!ご無沙汰しています。
我が社の伝送装置も不調です。
最近、毎日のように日○○○の方が来てテストなどを繰り返しやっています。
デジタルになってから....すこぶる不調です!
ハウリングと言いましょうか、自分の声が「山びこ」の様に戻ってきて、Dr.の声とダブって聞きづらいです。そして伝送ボタンを押すと、ピィ〜とか音がして10秒間くらい会話ができない状態ができるタイムラグが発生します。これを知っているDr.は問題ないのですが....
知らないDr.は回線がダウンしたと思い電話を切ってしまうのです。この「山びこ」状態は伝送する事で解消されるのですが...だったら最初から伝送のボタンを押してしまえば良いと思いテストしてみましたが...回線がつながってからでないと、伝送のボタンが点滅せず伝送できないのです。したがって「山びこ」状態で会話後に、伝送となります。最初からボタン一つ押せば、伝送できて会話がクリアーな伝送装置の開発をしていただきたいとX社にお願いしたいです。現在、X社の伝送装置が全国の9割ほどのシェアを誇るらしいですが....それならもう少し良い物を開発してもらいたいものです。山口さんの言われるとおり
アナログの方が、スムーズでしたよネ!
石 野 康 徳 (Yasunori-Ishino)
愛知県豊川市消防署 東分署救急隊
Date: Mon, 10 Aug 1998 02:32:54 +0900
皆さん今晩は。小高@電話技術者でもある..です。
山口 誠さん@千葉市消防局緑消防署 wrote:[neweml: 03939](改行位置変更)
> モニター上にVfxらしき波形が出たため,伝送しようとすると通話が切れてしまいます。
携帯電話の通信障害は、システム変更(アナログ > ディジタル > ディジタルハーフレート)よりも、利用者の急増が主因と思いますが、
実際に救急活動に支障を来しているのですから言い訳にはなりません。事業者に設備増強の要求をして下さい。
> (ちなみに,どなたがおっしゃていたように,従来のアナログ波の方がスムーズに送信できていたので
御存じのように、電波の有効利用の為にアナログ携帯電話サービスは近い将来廃止されます。
残念ながら、救急車専用のアナログ携帯電話システムを運用するのは無理と思われます。
関西セルラー等が開始したcdmaOne(IS-95)や、NTTが計画中のW-CDMA方式次世代ディジタル携帯電話はビルの谷間や基地局移動時も
切断されづらく、音質も有線電話並の様です。ある程度期待出来ますが、全面解決とはならないでしょう。
# このメールは9.6kbpsで携帯電話から送信していますが、新方式では64k〜384kbps(静止中は2Mbps)を計画中です。
現状での最善策は救急無線(多分、MCA方式)で指令センターにECGを伝送する事でしょう。
ただし、指令センターに指導医がいない場合は病院にFaxで再伝送しなければなりません。
emlで以前にも言われていた事ですが、伝送なしでも指示を得られる様にする為に、信頼関係の構築が望まれます。
# 決して、いやみで言っているのではありません。(^^;
ECG伝送先は指令センターか病院に限られるので、管内の病院に救急無線を配備してFax送信する事も考えられますが、コスト高です。
公衆電話回線と専用線の接続の法的問題が解決して来たので、救急無線と電話回線を接続して病院にFax(又は会話)する事はどうでしょうか。
携帯電話が使えない時のバックアップとなり、現場に向かう車内からの口頭指導にも活用出来ると思います。
文末になりましたが、いつも救急隊の方々には大変お世話になっております。改めて、有難うございます。
--
Date: Mon, 10 Aug 1998 10:13:00 +0900
***岩崎百合隆@宇部消防です。
救急車の自動車電話のデジタル化問題が話題になっていますが、
わたしのところでも、先月やっと高規格車がデジタル変更され
ました。
取り付け後、テストで病院側に発信しましたが、やはり皆さん
のところと同様に声がほんと声がやまびこのようになってしま
い、医師との会話が全くだめで、伝送をすればどうにかなりま
した。このちょっと前には、日○○○の東京メーカー側とテストをし
たときは全く問題がないのに、当市では・・・?
そこで、再度メーカー側に病院側に設置してあるムーバの関係
を調査してもらったところ、病院側のアンテナが落ちていまし
て、はいりがわるかったみたいです。その後のテストでは、問題なく発信・会話・伝送とうまくいき
ました。
実際に医師に伝送のため回線を接続した経験をここに記します。
参考まで。
○月○日○時ごろ、○歳の○性が・・・・の店内で卒倒したの
を他のお客さんが発見し、店員に119要請を依頼、2分後に
私が現場到着し、店内に入ったところ患者さんが倒れられてい
て、すでに観察したところ、意識レベル300・両瞳孔散大・
呼吸あえぎ呼吸・脈拍125/分〜末梢触知せず・血中酸素飽和
度76%・血圧107/80mmHg・心電図波形VTでありました。
ただちに心電図伝送をするために回線を接続、
(この間 約10秒・・無音状態となるのを医師に説明して再度
伝送ボタンを押し、伝送接続。〜この時間が長く感じますが。)
医師もVTを確認、そのまま伝送を接続したままで会話しながら
約 5分かかる病院に搬送を開始しました。搬送途中、医師の
指示もあり、除細動パドルを装着し、Vfに即応できる態勢を
とっていたのですが、走行中にムーバのアンテナが2本になって
しまい、伝送中断され、会話もできない状態となってしまいました。
その後3本に回復して再度正常に復帰しましたが、この間にVfに
移行しないでよかったと思いました。
(電話も切られずよかった。〜担当の先生、ありがとうございました。)
今回は除細動特定行為の絶対的適応症例ではなかったのでよかったの
ですが、もし、こんなことが頻繁に発生するようであれば、救急救命士
としてもストレスが増大し、また、市民に対して申し訳なく感じます。
メーカーサイドとして、もっと真剣に機器の開発をお願いしたいと思
いますし、一度、都会のことばかり考えないで、地方の実態も把握し
てから、製品開発をお願いしたいと感じています。
以上の件につきまして、事務サイドを通じてメーカーサイドに問題提議
してくれるように頼みましたが、結果についてはまだありません。
分かり次第、再投稿します。
以上、私の経験した症例からの問題提議でした。この患者さんは、幸いにも、病院到着前にレベル回復し、会話ができる
状態にはなりましたが、VTのままでした。病院到着後すぐに医師の除細動で同調律波形に改善され、一命を取り留められました。
Date: Mon, 10 Aug 1998 18:35:08 +0900
小林@稲城消防です。(^^)/
At 17:12 98/08/09 +0900, 山口@千葉市消防さん wrote:
非常に残念なことですね。
うちでは電送をせずに除細動の指示をもらっていますので、現在のところ
除細動できなかったという事例はでていません。
しかしemlという限られた人数の中でこのような事例が出てきたということは、
このような事が見えないところで沢山おきているかもしれませんね。(^^;;;
> (ちなみに,どなたがおっしゃていたように,従来のアナログ波の方が
私も「戻せー!」と書きましたが無理だと思います。(;_;)
現在、電波の有効利用ということでデジタル化が盛んにおこなわれています。
(アナログで通話するよりデジタルにした方が、周波数の幅の占有が少ない
ためらしいです。)だから戻す事は出来ないでしょう。
何らかの新しいシステムか改善しかないと思います。
一部の大きな消防本部ではMCA方式をつかって交信(通信+電送)を
しているために問題が表面化していません。しかしそういう大きな本部は
救急用の周波数をいくつか持っているから出来ることで、普通の消防本部の
ように1波しか持っていないところでは問題が解決するわけではありません。
それでは周波数を増やせるかというと、簡単には許可が下りないようです。
それに管内に病院があるとは限りませんので、病院に近いところでは
結局通話不能かもしれませんね。(^^;;;
(稲城の直近センターでの救急波のメリットは1〜3程度です)
それにしても携帯電話で病院と通話が困難。。。ですよね。(^^;;;
From: "頃末浩二"
頃末@笠岡消防です。
タイミングを逸して投稿できなかったのですが、笠岡は岡山県の南西端に位置し、瀬戸内海に面している土地柄です。
この6月初旬にアナログからデジタルに変わりました。その結果皆さんと同様に会話状況が著しく悪くなりました。
救急車に収容後バイタルの測定をしながら、収容病院に電話連絡をするのが常としていますが、途中で会話が切れたり、掛け直しても繋がらなかったりしています。デジタルに切り替えた時伝送試験は良かったのですが、今から思えばいつも上手く繋がるとは限らないのではないかと、不安に思っています。自分だけそうなのかと思い、他の人に相談しましたが、やはり皆同様の感想でした。デジタルに切り替えた時、試験がなかなかうまくいかず、警防課の職員がこんなものいらんから元へ戻せと怒ったそうですが、その時戻しておけば良かったのかもしれませんね。
取り敢えず、笠岡消防でも同様の障害が発生しています。
Date: Fri, 21 Aug 1998 13:01:20 +0900
みなさん、こんにちは
各地域で救急伝送装置のデジタル化の工事が進められる中、
トラブルが発生している現状をメ−ルを通じ拝察致しております。
本来、アナログより質の高い伝送が可能であったはずの、デジタル
伝送がいざ工事を終了し運用してみると・・・・・。
救命士としていざ「特定行為」の適応症例時にこの伝送が使えず、
無力感に陥る・・・こんな事があってはならないことなのに・・・
そこで、伝送装置について「無知」の私なりに、感じた事を書かせて
頂きます。(参考とはならないと思いますが・・・・・。)
私の所属では、伝送の機種として「N△△」を使用しております。
さてそこで、伝送の全国での使用機種(メ−カ−)の90%は日○○○
と聞いています。日○○○はデジタル化への対応として、受信側設備に従来
のアナログの受信装置プラスモニタ−表示の一体式に、デジタル受信
アダプタ−(DADP−2103P)や回線切替機(DNCU−2103)を追
加
しています。
やまびこ発生は、どの機種にも共通して発生しているのでしょうか?
つまり、デジタル化が「やまびこ現象」を必ず引き起こすか?
と言う私なりの疑問です?
安易にデジタルを評価してはいけないと思うなですが。
メ−カ−を比較や批判しているのではなく、デジタル化イコ−ル使えない
ではなく全国の9割が日○○○なのだしトラブルもどの機種が発生して
いるのかなども調べてみる必要がありますし、何と言ってもユ−ザ−は
我々全国の消防だし、事によっては救命士の活動に支障を及ぼすのです
から、1セット約¥6,000,000の買い物ですよ。
この件について皆さんからのメ−ルでも「アンテナを操作」して改善した
とのメ−ルが寄せられていたと思いましたが(?)
何らかの改善・解決方法があると思います。
Date: Mon, 24 Aug 1998 00:52:00 +0900
Qさん、はじめまして
皆さんから寄せられたメ−ルを拝見し実のところ「山びこ現象」について
理解が出来ませんでした。
そこで北海道の消防で日本○○を導入している消防本部に確認した所
実際に「山びこ現象」が発生しているにも関わらず「しかたない」と半ば
あきらめ気味なので、一度自分でも確認したく日本○○にデモをお願いし
実際に試験をしてみたところ、あの話は本当であったと理解できました。
早口の人は特に使いづらいと思いました。
自分の声がフィ−ドバックされ特にヘッドセットを使用場合がひどいですね。
そこで、今回の話題は日本○○の機種に限って発生しているのではと思い
(推測です根拠は有りませんのであしからず)メ−ルさせて頂きました。
本当はもう一つ気がかりな事が有るのですが、アナログ廃止に伴う各伝送
メ−カ−の対応なのですが、(これも推測です)N○○社は新たな製品を開発し
対応したのに日本○○はアダプタ−なるもので付け足し対応したのです。
現在日本○○の製品で伝送装置一式を新規購入した場合「受信側」の装置
に予め組み込まれている「使いもしないアナログの復調機」も購入し尚かつ
デジタルの復調アダプタ−を購入しなければならないのは何か変だと思うので
すが。(百数十万円余分にかかるのですから)
本当にデジタルの利点活用を考えているのでしょうか? 疑問です。困るのは「救命士」と「国民」です。同じ私たち救命士がお互いに困っている事は「ひとごとでは」ないからです。
Qさん今後ともお力をお貸し下さい。
☆☆☆ 中村清治 Nakamura Seizi ☆☆☆
Date: Mon, 24 Aug 1998 07:49:50 +0900
遠軽消防・中村さん、こんにちは、愛知県小牧消防の田島です。
S,Nakamura wrote:
小牧では、N○○を使用しておりますが、「やまびこ現象」は出ておりません。
しかし、メーカーの人の話によると、N○○でも「やまびこ現象」が出ているも
のがあるとのことで近いうちに複調機を交換しますと言っておりました。
現在、この「やまびこ現象」について調査中であり、すぐ交換できるか分から
ないとも言ってましたが・・・
--
Date: Fri, 04 Sep 1998 13:27:41 +0900
みなさんこんにちは、愛知県小牧消防の田島です。
Norio Tajima wrote:
交換済みでした。でも、何を交換したのかは聞いてません。
実際にやったわけではありませんので、正しいかどうかは分かりませんが、一
--
From: "T.Kobayashi"
Subject: [neweml: 03831] Re: 口頭指導
**T.kobayashi********************
_/ 小林 勉 : ben@tama.or.jp /~
_/ http://www.tama.or.jp/~ben/ /~
_/Oshitate,Inagi city,Tokyo 206 Japan /~ 大切にしたい、みんなの輝く笑顔
******************************
Subject: [neweml: 03939] 自動車電話のデジタル化に伴う問題点について
Date: Sun, 9 Aug 1998 17:12:37 +0900
山口 誠
From: Yasunori-Ishino
Subject: [neweml: 03946] Re: 自動車電話のデジタル化に伴う問題点について
http://www.infonia.ne.jp/~119-tfd/
From: "小高 剛至"
Subject: [neweml: 03947] Re:自動車電話のデジタル化に伴う問題点について
> もう一度回線をかけなおして更に送ろうとするとまた同じ。次にかけなおそうとすると込み合っているとのメッセージ。
> 仕方なく,救急無線(複信式)にて指令課経由で指示をもらい,気道確保とIVは取れましたが除細動は当市では
> 伝送が原則的な条件ですので実施できませんでした。
> 救急車の伝送システムだけは元に戻すとかいう事は,国の方でできないでしょうねえ・・・今更・・・。)
小高 剛至(KODAKA Takesi)@東京女子医科大学病院 救命救急センター
臨床検査技師,第3種電気主任技術者,アナログ第1種工事担任者,Team OS/2 Japan,草食動物
Subject: [neweml: 03953] 自動車電話のデジタル化に伴う問題
Subject: [neweml: 03959] Re: 自動車電話のデジタル化に伴う問題点について
> く,救急無線(複信式)にて指令課経由で指示をもらい,気道確保とIVは
> 取れましたが除細動は当市では伝送が原則的な条件ですので実施でき
> ませんでした。 少し前にも,EML上でNTTのデジタル化に伴う様々な意見が
> 出されていましたが,このように具体的な事例として弊害が出てくるようでは,
> いくらバイスタンダーが存在したり,よい救急医療のシステムが構築されて
> いても非常に残念なことだと思います。
> スムーズに送信できていたので救急車の伝送システムだけは元に戻す
> とかいう事は,国の方でできないでしょうねえ・・・今更・・・。)
Subject: Re・自動車電話のデジタル化に伴う問題点
Date: Thu, 13 Aug 1998 02:39:18 +0900
Subject: [neweml: 04105] 伝送のデジタル化について
北海道/遠軽(えんがる)消防・中村清治です。
「やまびこ現象」や「通話切断」など、元のアナログに戻せ発言、
ごもっともだと思います。
かつてアナログ当時はトラブルが多く、まず電話がかかりませんでした。
4〜5回アクセスしてかかる事が多々であり、音声の質も「ゴモゴモ」と
した音質で聞き返しながらの会話でした。
今回、デジタル化の工事に伴いメ−カ−より音質はかなり改善される
との事前説明がありました。
工事が終了、テストを繰り返す中、以前より音質がかなり改善され又
1回のアクセスで通話可能であり、あらかじめ「音声とデ−タ−」伝送を
選択しておけば切り替え(ボタン等の操作)操作は不必要です。
又、論議の「やまびこ現象」は、一切ありません。
デジタル専用受信機は、いつ開発されるのでしょうかね?
From: "S,Nakamura"
Subject: [neweml: 04126] Re: 伝送のデジタル化について
遠軽消防・中村です。
メ−ル有り難うございます。
From: Norio Tajima
Subject: [neweml: 04127] Re: 伝送のデジタル化について
>
> そこで、今回の話題は日本○○の機種に限って発生しているのではと思い
> (推測です根拠は有りませんのであしからず)メ−ルさせて頂きました。
愛知県小牧市消防署南出張所
田島典夫
プライベート http://www.k-net.or.jp/~norio
小牧市消防本部(公式) http://www.k-net.or.jp/~komakifd
From: Norio Tajima
Subject: [neweml: 04239] Re:伝送のデジタル化について
自己レスです。
>
> 小牧では、N○○を使用しておりますが、「やまびこ現象」は出ておりません。
> しかし、メーカーの人の話によると、NECでも「やまびこ現象」が出ているも
> のがあるとのことで近いうちに複調機を交換しますと言っておりました。
>
> 現在、この「やまびこ現象」について調査中であり、すぐ交換できるか分から
> ないとも言ってましたが・・・
ところで、この「やまびこ現象」については、ヘッドセットの延長コードにも
原因があるとのことです。延長コードを使用せずにヘッドセットを使用すれ
ば、多少改善されるようです。
度試してみる価値はありそうです。
愛知県小牧市消防署南出張所
田島典夫
Date: Sun, 25 Oct 1998 22:31:29 +0900
Subject: [neweml: 04863] Re: 自動車電話のデジタル化に伴う問題点:デジタル化の利点
こんにちは。TKです。
On Thu, 22 Oct 1998 20:03:42 +0900
Genro Ochi wrote:
> ・一方でデジタル化によって改善された点は?
私の勤務する消防本部では、NTTドコモが携帯電話(自動車電話)
のアナログからデジタルへの移行を決定した時期においてアナログの通話エリア
が十分に整備されていない状態でした。
このためアナログの通話エリアの拡大は見込めなくなり、デジタルの通話エリア
のみ拡大することになりました。
結果として私の消防本部においては、デジタル化により通話エリアが
拡大しました。
例として観光客の多く訪れる○○○周辺はアナログの通話エリアに入っていま
せんでしたので救急車からの電話は使用できませんでしたが、デジタルによるサ
ービスが開始されたため救急車からの電話はもちろんのこと心電図電送も可能と
なりました。
Subject: [neweml: 04999] デジタル化不具合対応策
Date: Wed, 4 Nov 1998 02:38:16 +0900
皆さん こんにちは、○○です。
デジタル化に伴う不具合の解消策になるかどうか、分かりませんが、
最近、来年度の高規格救急車予算取り検討の中で、
救急車送信側を、デジタルまたは、衛星電話の各2回線とし、
病院受信側を、ISDNで検討されるところがあります。
デジタルムーバでは、ECGと音声を同時に伝送できる、というのが
各メーカーのスペックですが、実際には・・・ということもあるようです。
そこで、衛星電話の時のように、ECGと音声を各1回線づつで伝送
する事により、データの明瞭化を図ろうとするのが主な目的のようです。
ただ、どうせ2回線使うのなら、ISDNにした方がコストダウンになる
と言う事で、この方式が出て来たようです。
しかし、以前のアナログショルダーと比較するとどうなのか?
また、これは既に運用されている所の改善策にはなりません。
ところで、衛星電話にNCU(GN−020S)を介して家庭用コードレスフォンを
接続すれば、救急車から半径100m位の衛星コードレスフォンが
出来ると思うのですが、どこかの救急車で、実験してみようかな?
持ち出せないはずの固定式衛星自動車電話が、携帯になるはずです。
ただし、心電図伝送は出来ませんがね。
また、救急車は家庭と違ってエンジンを止めれば一旦電源が落ちますので、
コンセントを抜くたびに子機登録をするような電話機でもだめです。
それでは。
Subject: [neweml: 05015] RE: [neweml: 04999] デジタル化不具合対応策
Date: Thu, 5 Nov 1998 18:23:45 +0900
デジタル化に伴う問題や運用上の問題がいろいろとありますね。
北海道では、携帯電話のエリア外の地域が相当あり各消防署
でも高規格救急車導入時や救命士運用時、医師からの具体的な
指示の方法として、心電図原則の地域が多いようですが、
その際、携帯圏外の地域の消防では、衛星電話に頼らなければ
ならない地域が存在します。
衛星電話についての知識が全く無い消防職員が救急車の導入に
関与し「うち救急車には衛星電話を搭載しましたハアハア−」と・・・。
そこでタイムラグかかり大変ですね、衛星は2台搭載したのですか?
と質問して見ると???
電話は全て加入電話のようにダイヤルすれば相手につながると
認識しているのでしょう!
私どもの消防でもデジタル電話での「同時伝送時」約20〜25秒の
タイムラグがあり救急現場での20数秒は、あまりにもかかり過ぎます。
衛星電話1台では、音声と伝送切り替えと1分以上のタイムラグが
あるそうで、受信側の病院としても、電話がつながっているのか切れて
いるのか相当手間取りそうです。
衛星電話は、現在のところ車両設置型ですが、早期除細動を考える
と車外持ち出しのできる「同時伝送型」の開発が待たれます。
使用コストも考えなければなりませんが、それよりも現場活動で
数多くの資器材を携行する救急隊にとって、より軽量コンパクトと
そして一体型の器材を開発してほしいですね。
neweml 4999で提案されたコ−ドレスの活用も、
電話で医師からの指示が可能な地区の消防では活用できそうですね。
救急車の導入する仕事に関わる消防職員の皆様、機械の性能等を
よく調べてから導入してください。
機械には、メリットとデメリットが存在しますよ!!!。
中 村 清 治 ( 北海道 / 遠軽消防 )