イッキ飲みの危険性についての情報

(980408、neweml 2252)


Date: Wed, 08 Apr 1998 22:10:51 +0900
Subject: [neweml: 02252] 長文・Re: [neweml: 02249] 花見酒
From: Genro Ochi (gochi@m.ehime-u.ac.jp)

 愛媛大学医学部救急医学の越智元郎です。入学、就職の季節になるとイッキ飲みが問題となりますね。その危険性についての情報を紹介します。


新聞報道より


イッキ飲みに関する web情報


公衆衛生ネットワークより

Date: Sun, 30 Sep 2001
Subject: [P.H.Network] 大学寮で起きた飲酒事故


 それは、1995年だったと思うのですが、自分のおりました大学の寮で飲酒事故があり ました。

 飲酒事故というと響きは交通事故のような偶発的なアクシデントに聞こえるのです が、実際は飲酒事件と呼ぶべきでして、現場に自分もまた一人いたわけでして、今で も死んだ後輩のことを思い出します。

 300人ほどが参加する大きなコンパがこの時期に寮で行われていたのですが、名目は 「水産学部生追い出しコンパ」というもので、札幌のキャンパスで1年半学んだ水産 学部生が函館に移動する9月の終わりに行われます。自分もかつては水産学部生とし て追い出された立場ですが、そのイベントは、部活、サークル、下宿なんかで大中小 規模で行われます。その中で最も大きいのがこの寮のコンパです。

 自分はあまりにも大勢で大騒ぎのコンパでしたので、途中で外の空気がすいたくなっ て犬(犬名:千代子)と散歩しに出てしまったのですが、宴もたけなわというとき に、その事件はありました。

 バッカスと呼ばれる企画なのですが、その1年の間の名物男が出てきて、半升瓶の日 本酒を一気のみするものでした。その一連が終わった後、11月に行われる寮祭の実行 委員長が指名されました。彼は連日、寮祭実行委員会の話し合いで徹夜続きでして、 当日の昼に会ったときも顔色が白く、「無理するな」と声をかけたばかりでした。彼 は、非常に男気が強く、イチローに似ていたので、そんなあだ名がついていました。 彼とはよく魚屋のバイトも一緒にやっていたので良く知っている男でした。

 彼は指名され舞台に上がり、「寮祭頑張ろう」と声をかけていました。そこに現れた のが何度も留年を重ね、転部までした寮生の長老でした。彼は名物男で、彼の手には 一升瓶があり、そして、それを”イチロー”に手渡しました。

 彼が死んだことを知ったのは翌朝でした。彼の同級生たちが泣いているのを見て、何 かが起きていると思いましたが、彼等は語らず泣いていました。

 寮ではその後飲酒に関する話し合いが毎日朝までされました。寮祭は中止し、ほぼ1 年間毎日飲酒に関する話し合いが続いたわけです。しかし、彼の葬儀が寮で行われ、 彼の両親を見、彼の兄を見たとき、自分たちは何をしてしまったのか?と改めて考え ていました。

 それから半年たって、一緒に暮らしていた最も信頼していた後輩の一人が、思いつめ て大学の森の中で自殺しました。

 長老の寮生は「寮の文化がこうさせた」という能書きをたれていました。そうかもし れないけど、彼は30歳にまでなって、なぜ人が死ぬほどの酒を強要した?自分は怒 鳴っていました。おまえは人を殺したじゃないか。道路で後輩が酔っ払って寝てし まってひき逃げされたときも、おまえが、そのひき逃げされて死んでしまった後輩に 飲ませて、帰り道に置去りにしたんじゃないか。何人殺せば気が済むんだ。

 大学での飲酒は認められる行為ではありません。自分もあの現場にいて、一人の加害 者だったのだと思います。

・・☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆
              公衆衛生ネットワーク
http://home.att.ne.jp/star/publichealth/link.htm
投稿  tokyopublichealth@egroups.co.jp
掲示板  http://www60.tcup.com/6006/amanogawa.html
フォルダ http://www.egroups.co.jp/files/tokyopublichealth/ 
交流広場 http://tcup70.tripod.co.jp/7013/publichealth.html
管理者 tokyopublichealth-owner@egroups.co.jp 
  *☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆・・

救急医療講演会(980421-22、神奈川県)開催について

(980409、neweml 2265)


Date: Thu, 09 Apr 1998 17:08:07 +0900
Subject: [neweml: 02265]  救急医療講演会開催について

皆さんはじめまして。神奈川県藤沢市消防本部の毛内です。
このたび、湘南救急研究活動協議会ならびに湘央生命科学
技術専門学校主催によりアメリカよりパラメディクを招き、
救急医療講演会を開催することになりました。

学術講演会(湘南救急研究協議会主催)

日時 98年4月21日(火)午後2時から4時30分 場所 伊勢原市民文化会館小ホール(TEL0463−92−2300) 内容 一部:特別研修報告”オーストラリアのパラメディク制度”       講師 藤沢市消防本部救急隊  高橋 修    二部:招待講演”米国パラメディク制度の現状と将来展望”       講師 救命救急医学研究所(カリフォルニア州パームスプリング)          地域蘇生推進部長  Gad Amith       助言 東海大学医学部教授 澤田祐介

救急医療講演会(湘央生命科学技術専門学校主催)

日時 98年4月22日(水)午後2時から3時30分 場所 海老名市中央文化会館大ホール(TEL0462−32−3231) 内容 ”米国パラメディク制度の現状と将来展望”      講師 救命救急医学研究所(カリフォルニア州パームスプリング)          地域蘇生推進部長  Gad Amith       助言 東海大学医学部教授 澤田祐介 後援 湘南救急活動研究協議会 21日22日両日に行われますが内容的には同じものです。 なを、問い合わせ先は、 21日については、湘南救急研究協議会事務局 斎藤こずえさん TEL0463−93−1121内線3773 22日については、湘央生命科学技術専門学校 救急救命学科 荻野 暁氏 TEL0467−77−1234まで  特に、22日は1,100人収容の会場で行われ、両日とも参加費は無料です。

■救急・災害医療ホームページ/ 全国救急医療関係者のペ−ジ