福岡空港での航空機事故に際しての
福岡医療NGO活動報告

6/15/96


[96年6月13日正午すぎに福岡空港で航空機事故発生]

12:10 福岡市立こども病院にて、高村副事務局長が福岡空港航空機事故の情報をcatch
      した(NHKの正午のニュースにて)。

12:15 上司の許可を得て高村がこども病院出発し、地下鉄で空港へと向かった。

12:35 テレビニュースにて人的被害が少ないとの情報(第1報)
      山家副事務局長が事務局へ到着、留守番電話を解除し、以後常駐。

12:40 内場事務局員→事務局へ 福岡医療NGOとして活動開始の要否の問い合わせ。

12:43 事務局→林事務局長の携帯へ 全会員へ招集をかけてはどうかとの提案あり。高
      村が現地に向かったことがわかったため情報収集の上相談することとした。

12:45 高村が空港到着、現場にて情報収集開始。

      まず空港警察署に行き被災地の状況説明および現場までの輸送を要請するがガル
      ーダインドネシア航空の対応は日航が行っているので日航で聞くように言われた。

      日航総務部にて福岡医療NGOの趣旨を十分に説明し、管制室に入れていただき管
      制部の自動車にて空港内部を通り事故現場に到達した。

      現場には近隣の医師数名が到着していた。

      救急車・その他の車にて負傷者は搬出され、レスキュー隊員による航空機内部の
      捜索、遺体の搬出が行われていた。

12:48 事務局→内場へ その後の報道で、招集については必要がない模様とのこと。
      内場→電子メールにて一部会員宛て第一報。

13:05 事務局→林へ 招集の必要性はなさそうとの結論、高村との間で携帯電話にて引
      き続き情報収集をとの指示。

13:08 事務局→高杉事務局員(九大病院)へ 一部患者が九大病院に到着し始めている
      とのこと。

13:10 事務局→高村携帯へ初めて連絡がつく。空港に到着していたことを確認。地下鉄
      での移動のため携帯電話が通じなかったとのこと。

13:15 高村(空港管制室から)→事務局へ まだ現場に入れない状況ながら人的被害が少
      なそうとのこと。

13:30 被害者の方に死亡1名との報道。

13:39 事務局→高村 現場にいた看護婦が出たので折り返し連絡を依頼。

13:40 竹嶋理事と合流、空港に収容されている乗客の方に向かう。しかし乗客はロビー
      にいなかったため、対策本部へ行き、竹嶋理事が現場報告を行い、これ以上の医
      療陣の派遣は不要となった。

13:45 高村→事務局 下記(全会員へFAXで送信した内容)の通りの報告。
       ・午後12時45分の時点で高村副事務局長が現場に入り、福岡医療NGOの竹嶋理事
        (福岡市医師会副会長)と共に情報収集および救出活動を行った。
       ・上記メンバーからの情報では、午後1時45分現在、現場での一次救急活動は終
         了し、後片付けに入っている。

13:55 事務局→林 FAX原稿案送付、了承。

14:14 事務局→F-net(全会員宛てFAX)および電子メール経由(一部会員宛て)で情報送付
。
                          福岡医療NGO事務局