QOL研究センター

代表挨拶

professor_photoQOL研究センターは、2012年4月、東京大学大学院家族看護学分野内に誕生しました。QOL (Quality of Life) の概念は、もともと看護学が目指してきた全人的な健康の概念と調和しています。

近年までに、疾患構造の変化や障がいを持ちながら生きる人々の増加、長寿の達成やよく生きることの価値の見直しなどといった医学的・社会的背景の変化がありました。そのような中で、治療やケアの目標として、QOLの概念は発展し、重要性を増してきました。医療・保健領域においてQOL向上はいまや欠かせない視点となっています。

これまでに家族看護学教室では、子どものQOLを測定する尺度を開発してきました。また、発達段階(小児・成人)や疾患の有無を問わず、さまざまな人のQOL向上を目指した研究に取り組んで参りました。これらの成果と経験をもとにして、さらに組織的なQOL研究の実施と知の蓄積、統合、発信を行なうために、QOL研究センターを設立しました。

QOL研究センターでは、看護学の視点からQOL研究を計画し、実施します。また、QOL研究を実施しようと考えている医療保健福祉関係者への助言や、共同研究を行ないます。その成果をアカデミアと社会に還元することで、新たな看護技術の開発や、エビデンスに基づく治療プロトコルの開発、政策改善を促進します。

QOL研究に関心のある皆様からのアクセスをお待ちしています。

QOL研究センター代表 上別府圭子
(一般社団法人子どもと家族のQOL研究センター 代表理事)