QOL研究センター

現在実施中の研究

子どものためのQOL尺度に関する研究

PedsQL (Pediatric Quality of Life Inventory) とは、米国で開発された、子どもの健康関連QOLを測る尺度です。2013年3月現在で78の言語に翻訳され、信頼性と妥当性が確立しています。日本ではこれまでに、コアスケール、脳腫瘍モジュール、がんモジュール、多次元疲労スケールが翻訳され、信頼性と妥当性が確認されています。
PedsQLについて詳しくは「QOL研究で用いる事のできるツール」をご覧ください。

臨床研究組織との共同研究

  • JCCG(JPLSG)との共同研究
     JCCG(日本小児がん研究グループ)とは、小児がんについて臨床研究を行なう全国組織であり、JPLSG(日本小児白血病リンパ腫研究グループ)などの臨床研究グループを前身にしてNPO法人として設立されました。QOL研究センターとJCCGは共同で、QOLをアウトカムに含む臨床研究(第II相試験、第III相試験)や、臨床研究に付随したQOL研究を実施しています。
    • JPLSG ALL-B12臨床試験
    • 小児T細胞性急性リンパ性白血病患児のQOLアンケート調査
    • 小児フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)に対するチロシンキナーゼ阻害剤併用化学療法の第II相臨床試験
    • 第一再発小児急性リンパ性白血病標準リスク群に対する第III相国際共同臨床研究
    • 分子遺伝学的寛解を達成した小児慢性骨髄性白血病に対するチロシンキナーゼ阻害薬中止試験
    • 標準的化学療法を行った進行期小児リンパ芽球性リンパ腫の予後因子に対する多施設共同研究
    • 小児高リスク成熟B細胞性腫瘍に対するリツキシマブ追加LMB化学療法の安全性と有効性の評価を目的とした多施設共同臨床試験
    • ダウン症候群に発症した小児急性骨髄性白血病に対する層別化治療の多施設共同第II相試験
    • 初発時慢性期および移行期小児慢性骨髄性白血病を対象としたダサチニブとニロチニブの非盲検ランダム化比較試験
    • MLL遺伝子再構成陽性乳児急性リンパ性白血病に対するクロファラビン併用化学療法の有効性と安全性の検討をする多施設共同第II相試験およびMLL遺伝子再構成陰性乳児急性リンパ性白血病に対する探索的研究
    • 初発小児フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)に対するダサチニブ併用化学療法の第II相臨床試験
    • 小児急性骨髄性白血病を対象とした微小残存病変を用いた層別化治療、および非低リスク群に対する寛解導入後治療におけるゲムツズマブオゾガマイシン追加の有効性および安全性を検討するランダム化比較第III相臨床試験(JPLSG-AML-20)
    • 小児、AYA世代および成人T細胞性急性リンパ性白血病に対する多施設共同後期第II相臨床試験(JPLSG-ALL-T19)
    • 小児・AYA・成人に発症したB前駆細胞性急性リンパ性白血病に対する多剤併用化学療法の多施設共同第III相臨床試験(JPLSG-ALL-B19)
  • 頭蓋内胚細胞腫患者の治療中・治療後のQOL
  • 小児陽子線治療の標準治療法確立に向けた前方視的観察研究
  • 造血幹細胞移植を受けた患者のQOLに関する研究

被災地の患者と家族を支援するプロジェクト研究

東日本大震災により甚大な被害を受けた地域において、病気に罹患した子どもとその家族に生じたさまざまな経験を明らかにする研究です。家族の体験を明らかにし、変化の軌跡を追うことで、今後の支援につなげることをねらいとしています。