http://www.guardian.co.uk/Archive/Article/0,4273,4342754,00.html Scruton faces sack from FT over tobacco retainer タバコ産業の召使Scrutonさんは Financial Times を解雇されました。 Kevin Maguire  (Guardian  Friday January 25, 2002) 右翼の道徳家 (The rightwing moralist )Roger Scruton さんは Financial Times コラムニストとしての仕事を解雇されました。 大手タバコ産業から毎月4500ポンドの謝礼金を受け取っていたことを公表しなかったためです。 昨日、Financial Times の編集員Andrew Gowersさんは、 この哲学教授(Roger Scruton )について非常に馬鹿げている(very foolish)と語りました。 Roger Scruton が寄稿していた新聞社のMr Gowers さんは、 Roger Scrutonさんが日本たばこ産業から年間54000ポンドの謝礼を 受け取っていたことについて何も知りませんでした。 「彼は日本たばこ産業との契約について何も語りませんでした。うんざりです。」 The Guardianによると、Scruton教授はFinancial Times 、the Times, the Daily Telegraph、 the Independentなどの新聞に喫煙する権利を擁護する記事を投稿する見返りとして 月々の謝礼金を1000ポンド値上げし年間66000ポンド支払うよう日本たばこ産業に要求しました。 リークされた電子メールには、昨年10月、素敵な右翼の道徳家は妻ソフィーの名前を語り、 メディアを利用してWHOやタバコ対策支援団体を攻撃する計画が記されていました。 Scruton教授の電子メールにより、タバコ産業は訴訟対策として、学術団体、ジャーナリスト、 メディア、医学研究者に資金提供をしていたことが明らかになりました。 喫煙が毎年12万人の英国人を殺していると見積もられています。 厚生省はタバコに添加されている有害添加物(harmful ingredients)を 公表するよう求めています。 しかし、Scruton教授はタバコ産業に「企業秘密と答えなさい。」と アドバイスしていました。 彼は、さらに、「ファーストフードやアルコールなど他の商品も健康に対する 大きな危険がある。」と主張するようアドバイスをしていました。 タバコ産業の重役はScruton教授からのアドバイスに対する謝礼について、 「高額のボーナスを払っている、十分に高い賃金を払っている」と言いました。 しかし、Scruton教授の電子メールには、 「あなたは賃上げすると言いながら、一銭も賃上げしない。」と書いてありました。 Scruton教授への謝礼金はHorsell's Farm Enterprises社を通じて、 彼と妻が経営する"postmodern rural consultancy"社へ支払われました。 Scruton教授は Financial Times の仕事を誇りであると考えていました。 Scruton教授はFinancial Times にはタバコ関連の記事を投稿しませんでしたが タバコ産業との繋がりを会社に申告すべきでした。 Financial Times のMr Gowers さんは「私はRoger Scrutonさんに会ったことはありません。 彼に話しかけたこともありません。Financial Times の中では何もしていないでしょう。」 といいます。