http://globalarchive.ft.com/globalarchive/article.html?id=020124001877 NATIONAL NEWS: Writer failed to declare tobacco interest Financial Times; Jan 24, 2002 By NICHOLAS TIMMINS and FRANCES WILLIAMS WHOのタバコ対策を猛烈に攻撃していた哲学者・文筆家であるRoger Scrutonさんは 世界第三位のタバコ会社である「日本たばこ産業」(Japan Tobacco International)から 年間50000ポンド以上の給料で雇われていた事が明らかになりました。 昨年、Scrutonさんは自由市場シンクタンクであるInstitute of Economic Affairsの パンフレットを作成しました。そのパンフレットはWHOのタバコ対策会議を攻撃する内容でした。 官僚主義による理解不能な巨大な権限の行使であると批判しました。 WHOの政策は犯罪の増加をもたらし、喫煙率を減少させる効果は無いと主張しました。 しかし、彼はその60ページに及ぶパンフレットの中にJTから給料をもらっていた点を 明記しませんでした。 さらに、10月、彼と彼の妻は、日本たばこ産業と契約し the Wall Street Journal, The Times, Telegraph, Spectator, Financial Times, The Economist and The Independent等の新聞に タバコ産業を擁護する記事を掲載しました。 その契約(電子メール)は日本たばこ産業からWHOへリークされました。 ( leaked from Japan Tobacco to the World Health Organisation) このためMr ScrutonはJTから給料を貰っていたことを明記すべきだったと攻撃されました。 WHOの非感染性疾患部門の責任者Dr Derek Yachさんによると、 「彼にも言論の自由はあると思います。しかし、彼が日本たばこ産業から毎月4500ポンドの給料を もらっていたのであれば、彼の「公平な哲学者の立場で書いた。」という記述は疑わしくなります。」 Weekend FT地方版も、Scrutonさんは「給料を貰っていたことを明記すべきだった」と言います。 現在、彼が経営する広報会社は彼の中心的業務になっています。 Scrutonさんの会社では「日本たばこ産業が一番の顧客だった。」と言います。 ( he said, with Japan Tobacco being his principal client.) WHOを攻撃するパンフレットを出版したIEAの責任者John Blundellさんは 「ScrutonさんがJTからお金を貰っていたことは知りませんでした。 もし、知っていたら、金を貰っていることを明記するように指摘したでしょう。」