たばこ大手が国連妨害工作 掲載日2000年08月03日 <共> -------------------------------------------------------------------------------- 〈たばこ大手が国連妨害工作〉 【ジュネーブ2日共同】世界保健機関(WHO)の専門家委員会は二日、 米国のフィリップ・モリスや日本たばこ産業(JT)など大手たばこ会社が 豊富な資金力を利用し、WHOなどさまざまな国連機関の反たばこ政策への 組織的な妨害工作を行っていたと告発する報告書を発表した。 国連機関が大手たばこ会社の妨害工作を明確に認定したのは初めて。 JTについては、一九八七年にWHO総会が日本で開かれた際、JTが資金を 提供した科学者を最大で四十人出席させようとしたり、これらの科学者に 「中立的な」報告書を提出させて「総会の流れを変えようとした」と明記した。 ただ、工作の結果については触れていない。