各会場担当責任者の考察およびまとめ



1.総括1

新木義之(奈良県立医大)

 全体的な印象では、やはり70席の会場(第5,第7会場)では人が混雑して、他の会場からイスを用意しましたが、置けるスペースが限られてしまったようです。
 シンポジウム打合わせ会場等は、前日になって和室の会場を使用しないで他の会場への変更で少しごたごたがあったり、当日にイブニングの座長の控室を欲しいとの申し入れがあり、急遽空き室を準備しましたが、2企業の共通の座長で片方の企業から事前に控室の依頼があった座長と判明したりと、すこしトラブルもありましたが、ほぼうまくいけたと思います。3階会議室の机、椅子の搬入、搬出、配置等で人員がうまく確保できませんでしたが、会員外参画の方に協力して頂き無事終了できました。
 ポスター関係では、抄録集の印刷間違いで、第7会場の研修室1が3階になっていたので、4階に行かず3階に行く人が多く、急遽ポスター担当者に4階への誘導案内を作成していただき掲示しました。


2.総括2

瀬川 義朗(天理医学研究所)


 学会前日と当日の会場設営・運営については、それぞれの会場責任者のまとめに委ねたいと思います。ここでは、今回の運営での企画と準備作業
について振り返ってみたい。

T.はじめに
 万葉ホールの運営担当を拝命したとき、7年前の37回の記録を手本にしてトレースすればできると軽率に考えてしまった。ところがなかなか記録がなく情報不足で焦った。その経験から、担当する会場運営については、でさるだけ詳細な内容になるように心がけた。特に借用機材が多かったので使用機材一覧は詳しく記入した。
 ともあれ、協力して下さったすべてのスタッフは、業務のかたわら手弁当で活動する素人集団であるので(当然私も含めて)、設営や運営が100%円滑に進むはずがなく、80−90%できれば大成功よという意識で取組んでいった。結果としては、発表がまったくできずに立往生したまま終了時間となったという演題はゼロであり、ほっとした次第です。会場運営に携って頂いた全てのスタッフにぺ、より感謝申しあげます。

U.演題数のまとめ
 総数で、191題もの多くの演題が発表された。セミナーやスライドカンフアも運営の範疇に入ってきた。

1)講演                2題
2)一般演題           137題
3)シンポジウム7テーマ     32題
4)スライドカンファレンス      5題
5)セミナー             15題

V.発表方法の計画と準備
1.前回と比べて企画の段階での大きな変更点は発表形式の選択にあった。
 35mmスライド発表形式かパソコン(PC)発表形式で、昨今の潮流に合わせて、経費はかさむであろうが、PC発表としたことである。結果として、昨年11月で粗見積りが45.5万、終了時点で44.7万であり良く一致していたといえる。(計算した私が驚いている)

2.PCとプロジェクターの準備について
 PC発表の中心となるPCおよび液晶プロジェクターについては当初はレンタルもやむなしとしたが、経費や準備の余裕時間を考えて公私両面から可能な限り借用方式を採った。出所と性能を常時把握しておく事は当然とはいえ一苦労であった。借用はPC19台、プロジェクター15台。

3.PCリモート方式の採用について
  シンポジウムがある第1から第4会場までは演者自身のPC操作を可能にしたリモート方式を採った。比較的時間に余裕があるシンポは凝ったプレゼンもあることを想定したからである。
 単純にPCとプロジェクターを接続するだけでないので、開始時点で映写スタッフは少し混乱もあったようである。しかし、今後自身が演者となってPC操作する場合その裏側を知っておくとなにかの役に立つかもしれない。また、同じ様なコード類を7会場に分散してしまえばそれほどでもないが、一方所に集めてから分配する作業は手間がかかった。すべて同型のプラスチック衣装ケースを利用して流れ作業で分配する工夫で乗り切った。だだし、7会場が限界と思われた。7年後は、この方法の無線式が主流となり、さらに発展し簡便に使えるようになっているであろう。

W.使用機材の準備
1.主たる機材のPCとプロジェクターを除いた機材について
  経費節約のため、タイムキーパー用の赤青ランプ回路を自作した。これは楽しかったが、5から20mもの長距離で作動するか不安が残ったが会期中は大丈夫であった。

2.実験的にビデオ映像の2ケ所分配を行った。第1会場最後部から、水平垂直にそれぞれ30m延長させたが画像音声の劣化はなかった。なにかの時に役に立つ知識となった。

3.7年前と大きく変化したのは100円ショップの利用である。先の赤青ランプや懐中電灯、プラスチックケースなど数の必要なものはすべて利用し経費節減の一助となった。

4.ポスターや看板類のすべてを自作できたこと。
 これらは必要な物さえ揃えば、あとは無くても運営できるたぐいのものであるが、やはり、たくさんあるほうが見栄えがよい。結果として、3名のスタッフが突貫工事で大小200枚余の作製に頑張ってくれた。感謝したい。30万の緊縮予算で31.6万ででさたことは評価したい。

5.ケーブル類
 8会場ともなると、電源延長ケーブルとD−sub15ピンRGBケーブルがたくさん必要となつた。これらは消耗品的な扱いと考え6割程度は新品購入とした。PCは借用で対応したが、ケーブル類は次回も購入扱いを薦めたい。

X.その他
1.会場の職員や契約舞台会社などとの打ち合せは、でさるだけ視覚で分るような準備をしておくと良い。デジカメ写真は多いに役に立ってくれた。また、前回のポスター類の写真を提示したとき見違えるようにスムーズに話が進んだ。

2.地方技師会のスタッフで全ての運営を行うのは、今回の8会場が限界と思われた。これ以上会場数が増加すればプロのイベント屋に依頼する方が賢明である。

3.各会場担当責任者への連絡と情報交換のために。グループメールでやり取りを行った。レスポンスはまちまちであったが、基本的な伝達はできた。返信対応について早い遅いはあったが、みな業務の合間にやっている事なので、時間がかかるのはあたりまえと思う。

4.PC映写の簡単な実技講習会のような時間がとれれば良かった。予定はしていたが実現できなかったのは心残りであった。

5.会場と発表内容と収容人数のバランスを最適化できれば申し分ないが、大きな会場2つと小さな会場5つではベストの組み合わせはないでしょうし、奈良にはそのような施設が存在しないので、今回の割振りについてはベターな決定をされたと思いたい。

6.抄録集や運営マニュアルに、「学会スタッフは若草色のスタッフジャンパーを着用しておりますので、なんなりとお申し出ください」の一文を入れるのを忘れていたのは残念だった(実行委員会資料には入れていたが)。


3.演者受付

大林 準(天理医学研究所)


【感 想】
 演者受付では、当日のプレビューと事前の発表原稿(CD)の受付を行った。今回の学会の演者受付での特徴は、スライドカンファレンスを除く全ての発表がPCプレゼンテーションで行ったことと、演者との連絡をはがきを使用せず全て電子メールにて行ったことであった。
 全体的にはなんとか順調に運営は完了したと思われる。しかし、全てが順調に進んだというわけではなかった。その原因は大きくわけると3つポイントがあるように思う。1つは、演者受付スタッフの業務内容の徹底の不備と各会場との連絡不足、2つめは、演者のパソコン(PowerPointも含め)の習熟度の格差の問題、3つめは(これが今回、いちばん演者受付を困らせたのだが)、演者が学会から指定した規定を守らないということがあった。3つめの件に関しては、シンポジストに多く見受けられた。
 いずれの項目においても、スタッフ間・学会と演者間の連絡を徹底し、密にすることにより解決可能な問題であると思われる。しかし、スタッフ間においては限られた時間内で伝達しないといけないことが問題である。学会側と演者の連携についても、公示やホームページで再三提示したにもかかわらず、演者が連絡を見ないというケースが散見された。両項目とも実行委員会その他でかなり)連絡をとりあったつもりであったが、まだまだチェック・徹底する項目は多いということを感じた。

表1.PC発表での現状

   内   容                         人数(人)
CD提出後CD再送付                        5
文字落ちなどにより、事前に学会側で変更          25
静止画申し込みからPC持ち込みに変更            7
当日 演題持ち込み                        6*
当日発表原稿訂正                        16*
当日プレビユー時に文字落ち他を発見し、訂正         3
会場内での呼び山し(演者を探すため)              3


表2.演題数と静止画・PC持参の内訳

                演題数     CD送付(静止画)    PC持参(動画)    PC持参(アニメ)
一般演 題           137       132              3            2
シンポジウム           32       25               0             7

 以下に、良かった点と悪かった点を思いつくままに列挙する。

【良かった点】
・今回、演者に対する連絡を全て(抄録・発表原稿とも)電子メールで行ったが、連絡のつかない演者は居なかった。電子メールで連絡を行うことにより、郵送費などが大幅に削滅できた。

・電子メールで連絡を行うことにより、事務局スタッフ不在時にも対応が可能であった。また、電子メールを回覧することにより、情報の共有が可能であった。

【反省点・注意点】
・今回の発表会場では使用ソフトにマイクロソフト社パワーポイント2003を使用した。
 Winndows版で作製したにもかかわらず、パワーポイントバージョン2000で作製したスライドをパワーポイント2003で開くと、文字が次の行に落ちる、グラフ内の文字がうまく表示されないなどのバージョン間の互換性に問題が生じた。公示からホームページ案内までソフトのバージョンは2000−2003を指定していたので、演者には落ち度はないが、学会側で修正した原稿を用いて発表を行っていただく、ということが生じた。

・発表原稿の締め切りは10月5日であったが、10/5にCDが到着完了したものは7割程度であった(事務局が天理であったせいか天理関係46題中半分程度は未着)。ただし、2日後には95%を越えていた。

・原稿の変更をする演者が多かった。
*特に当日の変更は演者受付がUSBメモリにコピーし、各会場へ運んで演題を差し替えるという作業が伴い、非常に煩雑で運営に支障をきたした。

・当日の各会場との連絡は、携帯電話と内線電話を用いて行ったが、携帯電話は圏外の会場が多く、内線電話は呼び出し音を完全にオフにすることができないうえに会場内の壁に据え付けされていたために電源をオフにしてある会場もあり、演者受付と会場との連絡をとるのに苦労した。

・座長受付を演者受付に設置したが、座長39名中20名は座長受付を済ましていなかった。演者受付では座長に伝達することは少なかったので、問題はあまり生じなかったが、2つのセクションはどうしても座長に伝達する事項があった(演者発表順変更・演題が2つ連続で1人が発表するので連続して発表する・・・いずれの座長も演者受付に寄られたので問題はなかった)。しかし、座長の受付をどこで、どのようにするかは課題として残った。

・演者が学会からの抄録作製やスライド作製の手順を公示やホームページで示していたにも関わらず、守っていただけず、抄録の再提出や演題スライドの再提出が相次いだ。中でも、シンポジストと企業プレゼンテーションに多く見られた。抄録に関しては、企業プレゼンテーションは約半数が全く書式に入っておらず、学会規定を守るという認識があまりないようであった。

・抄録の書式に関しては、一般演題はJAMTISを用いたので有無を言わず守らざるを得ないという状況が良かったと思う。しかし、今回は「オープン学会」にも関わらず、JAMTISは会員外の抄録提出を受け付けてもらえず、企業や学生はWordで提出後に抄録集へ編集となった。この編集作業にかなりの時間を割かざるをえず、効率が非常に悪かった。JAMTISが技師会システムという性格上、会員以外を認めることが難しいならば、UMIN(大学病院医療情報ネットワーク)の利用も一つの方法ではないかと考えられた。

・動画発表の1演題で、パソコン上では動画が動いているにも関わらず、プロジェクターで投影したスクリーンでは映らないという現象が生じた。この演者は動画にも関わらず、PC持ち込みでなくCDで送付された演題で、演者受付で確認の際もプロジェクターに投影しなかったので、事前に確認を怠ってしまった。また、この場合にすぐに対処できる方法を演者受付のメンバーは知っていたが、会場の映写係には伝えておらず、演者には申し訳ないことをした。会場と演者受付のパソコンに対する知識の違いも一因であるが、会場と演者受付の連携不足が一番の原因であったと思う。

・人員に関しては、演者台帳のチェックに2名、プレビューの補助に4名であった。台帳チェックのメンバーはパソコンに習熟していないので、独立業務になった。USBメモリを各会場へ運び、差し替えをしている間、演者受付を空けなければならない。2日目の午前にシンポジウムの司会と発表演者、次期学会との打ち合わせ会で3名が抜ける時間があり、他会場より1名の応援を要請することとなった。演者受付全員がパソコンをある程度操作できることも必要ではないかと感じた。

【最後に】
 演者受付は全体的に順調に進んだと思われる。しかし、今回の学会で演者受付や抄録作製を通じて感じたことは、演者受付や学会スタッフの当日の連携もさることながら、何よりも事前の演者・シンポジストに対する情報の徹底が大切であるということであった。
 今学会は、公示・ホームページなどでかなり丁寧に案内をしたつもりであったが、演者とマンツーマンでの連絡を増やし、確認をすることも必要なのかもしれないということも感じた。


4.第1会場

今田 周二(平井病院)


・一般演邁が少なくスムーズに進行したと思います。
・発表内容の変更も少しありましたが吉田さんに的確に対応して頂き問題はなかったようです。
・シンポジウムでMAC持ち込みで発表された際の画面の左が少し切れていました。
・会場受付で、一般会員の方が入場受付をしようとされる事がありました、座長、演者の受付なので、名称を考えないといけませんね?
・講演の際の司会者席の標示は『座長』でしたが、『司会』にした方がよかったと思いました。
・大きなトラブルがなく終了して良かったです。


5.第2会場

薮内 博史(奈良県立医大


◎ 予想はしていたが、やはりイスの配置、整列に時間がかかった。

◎ 入り口のドアを開けたまま初日はスタートし、順調に行ったが、2日日の口演時、「廊下の音楽が耳障りでうるさい。」と苦情を言われ、万葉ホールの事務室に電話し、音量を下げてもらおうとしたが、「本来、ドアは閉めて使用して下さい。」と言われたが、なんとか音量を少し下げてもらった。しかし、やはり音楽が聞こえてくるので、以降ドアを閉めて発表を行った。(入り口が判りにくいかと思ったので)

◎ 座長への進行手順の案内が不十分だった。最初の座長は私が紹介し、後は終わった座長が次の座長を順次紹介して頂けると思い込んでいたが、最初の座長は、自分の担当が終了したら、そのまま席を下りられ、少し混乱した。以降自己紹介されていた。

◎ 土曜日に、木田氏に連れられ一人の業者の方が来られ、「2日目のシンポジウムに関係のある、有機物質用のマスクなどのパンフレットをシンポジウム時に会場入り口で配布したい。」と言ってきた。その場は、木田氏(本部)も了解済みなので問題ないと思いOKした。しかし、2日日のシンポジウムの司会の喜多村先生には連絡が行って無く、しかも当日始まるまでに先生と業者を引き合わせようと思っていたが、業者の担当が現れたのは、すでにシンポジウムが始まってからであった。土曜日に業者が来たときに、喜多村先生への了解と、当日会場へ来る時間の確認を怠った事が反省すべき点と思われる。


6.第3会場

中山 章支(保健環境研究センター)


1.一会場・一分野または部門とし、その分野および部門のシンポジウムと一般演題は同じ会場で行なうほうが良い。今回、参加者から「シンポジウムと一般演題会場が違うので迷った」との声が多く聞かれた。

2.原則として、会場責任者および担当者はその会場で行なわれる部門・分野ので構成したほうが、講演者、司会者との面識もあり対応がスムーズに行なえる。また、実務委員が自身の所属する分野の発表・講演を実務を行ないながら聞くことができる。

3.会場の割り振りについて、過去の演題数および参加者に基ずいて各分野の適正な会場設定が必要と思われた。

4.コンピュータ・スライドシステムの設置には、システムを十分に理解した担当者が必要と思われた。

5.参加者の会場への入・退場について、スタッフが自主的にアシストしていました。このことは、会場運営と学会の寡囲気作りに重要な行動であったと思います。

 最後に、私の担当させていただいた第3会場のスタッフは、全ての面においてスムーズに、そしてきめ細かく対応・処理して頂きました。心より感謝致します。


7.第4会場

久保 修一(近大奈良)


1.参加人数に関して(120席用意した)
1)一般演題(生理):60〜70人
2)イブニングセミナー(輸血システム):50人程度
3)一般演題(輸血):40〜50人
4)一般演題(教育):20〜30人
5)ランチョンセミナー(微生物):130以上
6)シンポジウム(血清):30〜40人

2.会場レイアウトに関して
1)質問用のスタンドマイクは中央列の前後よりも1列目、3列目に設置した方が良かった。その為、会場の最左列に座っていた質問者がマイクを持ってくるのを待っているそぶりをしたので、仕方なくスタッフがワイヤレスマイクを持って行った。

2)前の席が埋まらないうちに最後列に椅子を出したので通路がふさがれた。椅子を出す前に誘導をきちんとするべきだった。

3.時間配分に関して
1)輸血の一般演題で、質疑応答が長引いたため終了時刻が教育講演にかぶってしまった。
 (現在、進行中の座長に時間配分の指示を出すのは難しい。)

4.その他
1)発表スライドの差し替えでは混乱はなかった。
2)生理の一般演題で動画がある予定であった が結局なかった。


8.第5会場

伊東 哲也(高田市民)


1.大きめのスクリーンが、たまたま 映写室に置いてあったため、施設の許可無く使用した。
 会場統括責任者(瀬川氏)の許可は、実務委員がとる。1日目は、無許可2日目は、施設の許可を得て、使用する。(請求がくるか)
 第5会場のスクリーンは、第7会場に回して使用する。

2.演者受付、会場受付を、通過しなかった演者(総合受付は、通過)が一人いた。
 スタッフに発表変更を指示するが、会場内にいた。座長には、「演者未到着のため、会場に居るか確認後、居ない場合は発表をセッションの最後にする」のカードを渡した。
 座長が、その演者がいるかをアナウンスして確認してもらった。結局、次演者席にいた。

 <対策>
 スタッフが、次演者席の周りに小声で深しに行けば良かったと思う。他会場では、総合受付まで探しに行ったと聞く。
 2日日は、会場受付のポスターの下に「演者は、会場受付をしてください」の張り紙が張られた。
 総合受付の時点で、発表者、座長者の表示出来て、総合受付係が、演者受付に行くように説明出来たら良かった。(実際、表示出来たかどうかは、知らないです)

 また、演者受付では20分、会場受付で10分まで未到着の場合、サブプロジェクターに捜索願用のCDが、配られるはずと思っていたが来なかった。(2日目に確認にいくと、演者受付では、会場受付から連絡してもらってから作成し配りますとの回答でした。)

3.発表CDの変更については4件あったが、会場開く前にあったため、スムーズに行えた。

4.パソコンの持ち込みは、イブニング、ランチョンのセミナーのみ(接続は、会場スタッフ)一般演題では、なかった。

5.細菌のセッションでは、立ち見が多く。15台椅子を補充した。
 (第3会場の責任者が、椅子補充の話をしてくれ、椅子を会場まで運んでくれた。終了後、午後の細菌セッションのある第7会場に運ぶ)

6.会場開きや終了時の挨拶は、(会場責任者)アナウンスだけにして舞台(前に)には立たなかった。

7.スタッフ分けは、PC映写班6人(PC操作、暗転、タイムキーパー、サブスクリーン映写)受付班3人(副責任者含む)、およびマイク・照明班2人(責任者含む)の3つに分けた。
 (各人の都合は、各グループで対応することとした)

8.会場受付では、到着確認および演者の名前のふりがなの確認をしてもらい、名簿を座長に渡した。
 演者台帳には、ふりがなが明記されていたが、企業の発表者は、無かった。また、座長は、名前の呼び方が、分からない方も多かった。

9.各セッションでの延長は、細菌セッションで、2〜4分遅れたが、他セッションでは、予定より2〜3分早かった。 発表6分、質疑応答3分は、ちょうど良い時間設定と考える。
 (10分過ぎたら、座長に時間短縮のイエローカードを出す予定にしていた)

 タイムキーパーは、時間記録を演者ごとに記入してくれました。セッション(座長交代)ごとに報告します。

10月16日 (第1日目)

                  実際の発表時間   予定時間
血 清    演題No.9〜11 14:30〜14:59   14:30〜15:00
臨床化学  演題No.12〜14 15:00〜15:28   15:00〜15:28
臨床化学  演題No.15〜18 15:30〜16:10   15:30〜16:10
血 清     演題No.19〜20 16:11〜16:30   16:10〜16:30

10月17日 (第2日日)
                   実際の発表時間   予定時間
細 菌   演題No.88〜91   9:00〜 9:42      9:00〜 9:40
       演題No.92〜95   9:43〜10:22     9:40〜10:20
       演題No.96〜97  10:22〜10:40    10:20〜10:40
       演題No.98〜99  10:45〜11:03    10:40〜11:00

臨床化学 演題No.11〜114  14:00〜14:36    14:00〜14:40
       演題No.115〜119 14:36〜15:27    14:40〜15:30
       演題No.120〜124 15:27〜16:18    15:30〜16:20

10.総括
 不安だったPCの操作や接続などは、若いスタッフがPCに強かったため、うまくいった。思っていた以上に、うまく行ったと考える。スタッフに礼を言いたい。
 機器の後かたづけの時に、コードなどがひとまとめになったため、はっきりしなかったようだ。
(あらかじめ、各々のセットごとに印をつけたはずなのに?)


9.第6会場

宗川 義嗣(県立奈良)


反省点について下記の点を上げさせてもらいます。

1)会場自体の問題点
 柱、照明があげられます。柱においてはスクリーンの視野角照明のスイッチ=人海戦術によりクリアできました。

2)椅子とマイクの設営(柱の問題)
 一般演題時間隔を開けてのいす設置は柱により不十分なものとなった。ゆえに質問者がマイクの位置までスムーズいけなかった。
 スライドカンファレンス時35mmスライド映写機の使用により映写係の後は死角となるため椅子の設営はスクリーンを中心にして扇型にし、中央はすべて通路にして質問用マイクを一本だけ設置しました。

3)座長席の後に壁を設置した方がよかったと思われます。
 座長席の後の空間が広かった。スタッフの移動が気なったかもしれない。

4)スタッフの存在・移動が非常に目障りと思われた。=発表者・座長・参加者にとって気が散るものと思われた。
 スタッフジャンパーの色によるものと考えます。受付とか会場誘導係は今回の色でいいが会場内スタッフにおいてはもっと目立たない(例えば黒にする)色にすべきだと思います。

5)エレベータホールでの話し声が発表中によく聞こえた。
 トンネル内での感じであった。


10.第7会場

巽 雅嗣(奈良県立医大


1)最も重要な事は、会場が狭く、聴講希望者に迷惑をかけた事です。
 (立ち見はもちろん、会場に入れない人もいた)

2)また、このような状況なので、スタッフの動きにも支障が有った。

3)どちらで、決定されたのかわかりませんが、かぎられた部屋数の中でも、演題内容と会場の大ささについては、もう少し吟味する必要が有ったと思います。

4)変更があった備品の所在確認が曖昧になった。

5)後かたずけを、あんなに急ぐ必要はないのでは…。

6)口演中にも関わらず別の会場や、各種案内の整理のため、バタバタと動きまわるの、見苦しかった!!

7)座長、演者の動きをコントロールできなかった。

8)各部門間での、意志の疎通が、できていない点が見受けられた。

その他
9)一般の方が立っておられるのに関わらず、スタッフジャンパーを着用したまま、座っていた。(学生、手伝いも含む)

10)最初に取り決め事の徹底が必要!このレベルって各個人の問題?‥・。

11)プログラムの内容が、“わかりにくい書き方、表現、”と云う苦情もあった。


11.第8会場

小林 史孝(済生会中和)

1.業務内容
● ドリンクの配給
● 第8会場の全体の管理
● 第1会場のモニタリング及びビデオ記録

2.各業務における現状報告と反省
●ドリンクの配給
 ドリンクは当初冷やさないつもりであったが、気候等を配慮し、結局冷やすこととなった。氷は5階オークホテルレストランから頂き、大塚製薬より、クーラーボックス4つを借りた。またドリンクは拭いて手渡した。
 ドリンクは、買い足し含め1000本程度(内700程度業者より)学会2日目昼より殆どドリンク切れ状態となり、買い足しも追いつかず、品切れとなる。最後のシンポが始まるまでは、何とか実務委員用のペットボトルでまにあわした。

 <よかった点>
 当日暑かったので,冷やしてよかった。

 <反省点>
 少々ドリンク不足(特に二日目)
 ホットドリンクがほしいという声もあった。

●第8会場の全体の管理
 物産展6店舗、書籍、オークホテルのお土産コーナー、を実施。実務委員の業務としては,特に何もなく業者に任せきりなので、間違はなかった。
 机は、物産12、ホテルのお土産2、書籍10、ドリンク2台、ドリンク会場に3台、第1会場モニタリング用に3台(うち1台第一会場内)使用(3F展示ギャラリーより)。
 ごみの処理は,オークホテルが全て処理してくれるとのことであったが,1日日はともかく、2日日は、ほぼほったらかしであったため、自分たちで、処理を行った。瓶、缶、燃えるごみ、ダンボールに分別し、外のごみ置き場に運んだ。ごみ箱は、用意していなかったので,柱に,ビニール袋を貼って下げるという簡素極まりないものであった。

 <よかった点>
  わりとにぎやかで雰囲気もいい会場となった。特に大きなトラブル等、発生せず終了した。

 <反省点>
 書籍はともかく、お土産コーナーは規模の割には、売上がいまいち(推定)?近畿圏内なのであまりお土産は買わない人が多いのでは?
 せめてごみ箱は用意したほうがよかったと思われる。西日がきつかったので、物産の業者さんは暑かったのでは?

●第1会場のモニタリング
 第1会場最後列に、ビデオカメラを設置し、そこから有線で、ドリンクコーナーと1階会場入り口にてモニタリングをした。ドリンクコーナーでは,プロジェクターにて映写する。当初壁に映写する予定であったが、部屋の明るさ等、試行錯誤の結果、あまっているスクリーンを借りて、映写した。またビデオカメラ付属のマイクから音声を小型スピーカーにて流していたがほとんど聞こえなかった。1階は、17インチのモニタであった。同時に、ビデオ録画も実施した。

 <よかった点>
  よいアイデアだと思う。

 <反省点>
 音声はほとんど聞こえなかった。しかし、聞こえても聞く人は、ほとんどいないと思われる。

(全体として)
 にぎやかで、雰囲気もよく、よい会場であったと思う。また大きなトラブルがなくよかった。