編集後記

 平成16年の漢字は“災”だったそうで、洪水、台風、地震と大変災害の多い年でした。また、奈良県においては少女拉致という悲しい怒りを抑えられない事件もあり、いまいましい一年であったように思います。
 当技師会においては第44回近畿医学検査学会が橿原市で開催され、会員の多くの方々のご尽力の下に、多数の参加者を得、成功裏に終えることができ大変喜ばしく思います。大変な一年もこれで吹っ飛んでしまえばいいのにと思っています。
 平成17年は我々検査技師にとって懸案の「臨床検査技師、衛生検査技師等に関する法律」の法改正が動き出す年になるかもしれません。機器リースシステム販売においても契約書をはじめ、取引形態を法的根拠に基づく方法に改めるよう求められております。その他、様々な周辺環境の変化に対応してくことが必要になりそうです。
 今回の「まほろば」は発行時期を遅らせて、近畿医学検査学会のまとめを特集として掲載することになりました。本紙の3分の2は特集として、各担当者に執筆していただきました。また、できるだけ写真を多く掲載することとしましたが、写真撮影もなかなか難しいものであると痛感しています。写真についてはデジカメの記録をCDに保存しています。次回の学会に役立ていたださたいと思います。尚、希望があればcDを貸し出しすることもできます。残り3分の1が本来の「まほろば」となってしまいましたので、職場紹介、会員の声等の欄を掲載できなかったのが心残りです。

稲垣 明