近畿医学検査学会会計部を担当して

会計部  藤本 一満

 正直、この原稿を書いている時点では学会収支決算が終了していないため、何か心落ち着かないのですが、会計部を担当して総評ならびに気付いた点を記したいと思います。収支予算案作成までの経過を以下に示します。

   平成15年7月:各部局に予算立てを指示。
    〃  9月:各部局からの予算収集・調整。
    〃  11月:実行委員会にて予算案の進捗状況報告。
   平成16年1月:実行委員会にて予算案の進捗状況報告。
    〃  3月:平成16年度奈臨技総会提示用学会予算案作成。
    〃  4月:平成16年度奈臨技総会にて学会予算案提示。
    〃  7月:各部局に学会予算の補正の有無を問う。
    〃  8月:学会補正予算案作成。近畿臨床衛生検査学技師会に提出。

以上の様に、学会の1年半前から動き出し予算案を作成しました。
 学会の会計を担当するのは、初めてなので昨年の京都学会、一昨年の和歌山学会の予算案あるいは決算を参考にさせてもらおうと思ったのですが、入手できなくて(あったのかどうか不明)、7年前の奈良が担当したときの予算案、決算を探したのですが、これまた見つけ出すことができなくて結局、収入および支出の科目設定等、一からした次第で検討がつかず非常に苦労した点でしたが、実行委員長ならびに各部局長の協力を得て詳細なる予算案を作成することができました。
 今学会の特徴の一つは手作りの学会であったことだと思われます。特に、筆耕印刷関係や会場関係に関しては、自分達でできるところは自分達でやって頂いた結果、費用的にも安価に済みました。その分、個人の労力は相当なものであったと思われます。マンパワーとやる気の凄さを感じました。
 学会は関連企業に全てを頼るのでなく、協力しあい技師会会員がリードして両者にとって有益なものにしていくのが本来の姿だと思われます。今回の学会は、その模範となる学会であったと思われます。検査技師専門学校の学生の参加があったことは良かったと思われます。大学院生の参加もあればなお良かったと思われます。
 我々技師会を盛り上げていくためにも学会は必要不可欠です。7年後の奈良学会では今学会の経験を活かしてさらに良い学会にしたいと思います。会計担当として協力したいと思います。