各部局だより

渉外部担当

倉本 哲央

 平成16年度より、渉外部は 前山名会長の多少の意向もあり技師会としての本来の姿勢として、各理事部長が予算及び実務を担当執行することになりました。勿論、渉外部としましては関係部局にたいしましては、全面的に協力しました。
具体的には、橿原健康まつり、奈良県糖尿病協会等の組織関係や一般研修委員会、生涯教育研修委員会の各委員会活動に協力いたしました。渉外部としましては、技師会としての県民に対しましての啓蒙として、平成16年度の講演会企画委員会を立ち憂げました。毎年、生活習慣病として今年は「糖尿病と日常生活」をメインテーマに掲げ本年度は糖尿病を中心にした講演会を依頼しました。講師の先生は以前にも講演いただきました天理よろづ相談所病院、内分泌内科部長の石井 均先生にお願いしました。
 石井先生は先日、NHK−TVで「糖尿病」について講演出演されました大変ご高名な先生でありまして、今度の講演会にはよりたくさんの人々のご来場をお待ちしています。講演会の日時は平成17年2月26日(土)で午後1時30分より2時間程です。開場は午後12時からで、奈良県臨床検査技師会の活動、仕事の紹介のパネル展示や血圧・体脂肪測定・自己血糖測定の実施を挙行します。会場は「かしはら万葉ホール5階レセプションホール」で開催しまして、もちろん入場は無料で、どなたでもご入場いただけます。後援につきましては 奈良県をあわせまして、15団体のご後援を得ています。共催につきましては キッセイ薬品株式会社にお願いし、承諾を得ました。
 平成16年度より日臨技の事例照会集が発行され、各県には2部しか配布されませんでしたが、日常業務上の疑問や会務執行等での問題点がありましたら、渉外部まで問い合わせください。


事務局会計部

藤本 一満

 事務局会計部の藤本です。今年度は奈臨技会費が5,000円になって初めての年です。予算の特徴は、各理事および各委員の活動に村して(社)日本臨床衛生検査技師会リンクスに加入し賠償あるいは傷害保険をかけ、その分を支出予算として計上したことにあります。
 技師会の各理事および各委員様には、今までより安心して活動して頂ける環境になったと思われます。この保険は福利厚生部、福田理事によって管理して頂いていますが、加入初年度で手続き等大変ご苦労があったと思われます。現在まで大きな事故等がなく来ていますが、今後も保険加入は続けていきたいと考えております。
 今年度は全国的に災害に見舞われた年でした。新潟・福井豪雨ならびに新潟中越地震で災害に遭遇された技師会会員を支援するために、奈臨技の各会員から義援金を募ったところ、100,000円と105,754円が集まり日臨技を通して各県に届くようにしました。厚く御礼申し上げます。
 今年度の奈臨技会員数は昨年度同様に500名を超え、平成16年12月現在で506名の正会員(うち新規会員19名)と会費値上がりにも関わらず会員数が変化しなかったことは、会員皆様方の技師会活動に対しての理解と学術的な向上心があってのことだと思われます。賛助会員数も昨年度と同じ53企業であり、技師会に対して多大なるご理解を得ての結果だと思われます。これからも会員、賛助会員が協力して検査に関する知識・技術の向上および医療全般の情報習得につながるような事業をやっていけることを切に願っております。
 平成17年度も皆の力で技師会を盛り上げていきましょう!!!


組織法規部

猪木 正允

平成16年度、17年度の1期2年を担当することになりました。組織法規部は初めてなので会員の皆様のご期待に添えるかどうか分かりませんが、頑張って行きたいと思っております。近年、医療を取り巻く環境は、大変厳しいものがあります。小泉内閣による保険診療報酬の改定、日本版DPC、電子カルテ、混合診療等の医療改革が導入されようとしています。どれを取り上げても病院経営を圧迫するものであり、検査室の運営にも大変重要な影響を及ぼす事になります。この様な状況の中で各施設においても診療支援、患者サービス、クリニカルパス、EBM等に努力されておられる事と思いますが、この状態を打破して行くためには、非常に早いスピードで進行している(環境の変化)を認識して対応できる組織作りをいかにするか。また国民から信頼され、選ばれる病院とはいかなるものか。を考えて行かなければならないのではないかと思っております。この様なことを踏まえて奈臨技組織法規部においても、新入会員の介入による組識カのアップ、施設代表者会議の開催、定款・諸規定の改定、新人・一般研修会の開催等の活動をして行きたいと考えています。11月20日(土)に平成16年度施設代表者会議を開催しました。23名の各施設の代表者の方がたに集まっていただき、講演会の後で活発な意見交挽をしていただきました。大変有意義な1日でありました。しかし残念なことに県内には76もの施設があるにもかかわらず23施設しか参加していただけなかったことに大変ショックを受けております。
 施設代表者会議の目的は各施設の代表者が一同に会して交流と情報交換をしていただく事にあります。そしてこれを通じて普段でも横断的につながりを持って情報の共有化を図っていただきたいと思っております。いち早くこのような状況にして行くために組織法規部を始め、奈臨技理事一同が努力して行くつもりであります。会員の皆様方の協力を賜りますようお願いいたします。併せて平成17年3月5日の一般研修会には沢山の施設代表者、会員の方々に参加していただきますようお願いいたします。

施設代表者会議
開催日時    平成16年11月20日(土)午後3時から
会   場    奈良県立医科大学 臨床大会議室
講   師    栄研化学株式会社 営業統括部
          営業管理室 営業企画推進部
          主査  高橋 正巳氏
テ ー マ
 (病院を取り巻く環境変化)平成16年度診療
  報酬改定とDPCの拡大

一般研修会 講演次第
開催日時    平成17年3月5日(土)午後3時から
会   場    社会福祉総合センター
講   師    国立南和歌山病院
          (国立病院機構 南和歌山医療センター)
          名誉院長  森脇 要 氏

 テ ー マ
  クリニカルパスとナレッジ・ベイストメディスン
 (あらたなる挑戦と医療に携わる喜び)


学術検査研究部門担当

丹羽 欣正

 学術部の活動内容は、従来の「検査研究部門の運営」と「精度管理推進事業」に加え、平成16年度より「生涯教育事業」が入り、この3本柱を中心としたアクティブな活動が展開されました。
さらに今年度は、第44回近畿医学検査学会開催担当年であり、学会準備段階においては、実行委員会における学術部門活動の一端としてシンポジウム等の企画に対する最終絞込みが各部門,分野で行われるとともに、一般演題の査読およびプログラム編成に対して多大なる貢献がなされたと考えております。また、学会当日は実務委員の中核あるいはシンポジウムの司会者として各自の専門分野での活躍がみられました。
 部門別検査研究班の組織改編が平成14年度より実施され、5部門23分野の“検査研究部門”が誕生後2年が経過致しましたが、平成16年度奈良県臨床衛生検査技師会総会にて報告しましたように、日本臨床衛生検査技師会においては輸血・移植分野が部門となり6部門制に移行され、同時に分野制の廃止が実施されました。奈良県臨床衛生検査技師会では、6部門制は導入するものの分野は活動の原点であることからそのまま残すことになりました。
 従来より継続実施してまいりました精度管理推進事業につきましても、県単位という小規模サーペイなればこその特性を生かした事業という性格の推進は、さらに今後も進めていきたいと考えております。
 平成16年度より、渉外部より学術部への所管の移転がなされました生涯教育研修部門ですが、渉外部で現在まで実施されてきました事業内容の踏襲に加え、学術部としての特性を生かした活動を計画していきたいと考えております。
 以上、今年度進めております学術部の活動内容を大略的に記述しましたが、次にそれぞれ事業内容の詳細、さらに17年度の活動に対する抱負について示させて戴きます。

【部門別検査研究部門】
 今年度より疫学検査分野が廃止され、実務的な活動は18に分割された各分野、および検査総合管理部門において実施されております。検査総合管理部門は、各分野単位での活動をおこなわず、部門として講演会を中心に昨年度同様活動しております。検査技師全員に共通する話題ばかりですので、皆さんこぞって参加して下さい。
 また、奈良県臨床衛生検査技師会の検査研究部門は、平成16年度より下記のように改正されました。

奈良県臨床衛生検査技師会の検査研究部門

   部    門   分      野
生物化学分析検査部門 臨床化学検査分野、免疫検査分野、遺伝子検査分野、環境物質検査分野、薬・毒物検査分野
生理橡能検査部門 神経検査分野、機能検査分野、画像検査分野
形態検査部門 細胞検査分野、病理検査分野、一般検査分野、血液検査分野、染色体検査分野
感染制御部門 微生物検査分野、ウイルス検査分野、寄生虫検査分野
輸血・移植検査部門 輸血・移植検査分野、生殖医療検査分野
検査総合管理部門 検査管理運営分野、検査精度管理分野、検査機器管理分野、検査情報管理分野


【精度管理推進事業】
 今年度の精度管理推進委員会は、下記のような活動をおこなっております。
1.奈臨技統一コントロールサーペイの実施。昨年度と同様に、臨床化学,血清,血液,微生物,一般,輸血,細胞診,病理について実施いたしました。回答に問題がある施設には連絡の上2次サーペイを実施しました。

2.サーペイ結果検討会の開催。上述の8項目を担当する検査研究分野により、各々サーペイ結果を集計し検討会を実施します。

3.サーペイ参加証および報告書の作成・送付。奈臨技精度管理調査参加証および報告書を作成し、全参加施設に送付致します。さらに昨年度からは、2次サーペイを必要とした施設にはコメントもあわせて送らせていただいております。
 上述したような「小規模でなければ出来ないコントロールサーペイ」を、僅かづづではありますがさらに充実させるよう、委員会のメンバー全員の知恵を出し合って前進させております。

【生涯教育研修事業
 今年度より渉外部から所管の移転がなされたで、現在「生涯教育研修マニュアルー平成16年度版」を作成中でありますが、今回は所管の移転により事業の流れが大きく変化することになりましたので作業がはかどっておりません。学術部の特性を生かして「専門教育研修課程」の履修機会を増やすよう計画するが、とりあえず昨年と同様の事業内容は最低限実施するように努力しております。


学術精度管理担当

高部 弘司

 今、この原稿を書いている傍らで、あるひとつの記事(MTJ第911号:平成16年11月21日発行)が目をひく。「外部精度管理調査のカンニングを厳しく批判一臨床検査を行う環境を壊す(山根誠久流球大数授)」という第39回九州医学検査学会シンポジウムでの発言である。詳細は、昨年度の日本医師会精度管理調査で、メーカーが測定値の情報を提供、多くの施設が同一の検査値を報告したというものであった。これは、職能集団としての検査技師の能力と資質が大きく問われるものである。しかし、一方で、外部精度管理への現状でのあり方を、真に浮き彫りにしたものではないかとも考えられる。特に日本医師会精度管理調査であったことより、施設内で、あまりにも点数表示としての評価が重視され、それが臨床検査室全体のレベルを左右するものとなっていることもひとつの理由であろう。また、取得をめざす認証制度といえば、昨今、ISO15189(臨床検査室一質と適合能力に対する特定要求事項)がクローズアップされてきた。この取得をめざす理由としては、本来の高品質なデータの提供とは別に、入札などの参入要件や検査点数への施設基準のひとつになるのではとの見方があるようである。
 しかし、検査の第一線で実務を担うわれわれ検査技師にとって、医療経済上の課題も重要ではあるが、ISO本来の目的を忘れてはならない。15189の上位に位置するISO9001(品質マネージメントシステムー要求事項)では、顧客(患者)満足の向上を目指した品質管理方針・目標を最重要項目に挙げている。検査データの精度は、臨床検査を通じて、医療行為における患者の安全を保証するものでなければならない。この適切なデータ品質管理の結果として高得点をめざすべきであることは論を待たない。ISO15189には、精度管理の項に、「品質マネージメントシステムには、内部精度管理及び外部精度評価プログラムのような組織化された検査室間比較プログラムに参加することを含めなければならない(15189−4.2.2)」と規定されているが、参加し、高い評価を得るためだけにマネージメントシステムが機能するものではない。ISOにおけるPDCAサイクルヘの貴重な資料とすべきである。
 地域医療における病病連携、病診連携の推進が行なわれ、各医療機関の機能別医療が明確化されつつある今日、改めて、精度・品質管理の重要性を認識し、患者にとってのよりよき精度管理とは何かを問う必要がある。
 また、精度管理項目についても、領域によっては、各専門学会の努力によりデータ保証が容易になってきた。しかし、いまだ残された検査項目、領域も多く、今後は遺伝子検査、さらに在宅医療を含むPOCT等の検査室外での実施検査への取り組みも進めていくことが重要となってきた。これからが検査技師本来の腕のみせどころであるといってもよい。
 現在、外部精度管理の一環として、日本医師会精度管理調査および日本臨床衛生検査技師会精度管理調査が全国レベルで実施されている。さらに、これに加え、奈良県下での精度管理調査を実施する目的は、奈良県地域医療圏における臨床検査データの均質化とデータの共有化を図り、地域住民の福利厚生の向上に貢献することである。けっして、参加施設それぞれの管理状態を評価、査定することではない。検査に供している機器、試薬等の全県レベルでの傾向を把握し、自ら改善していける資料となることを願うものである。
 最後に、精度管理事業推進委員の熱意と努力および会員各位のご協力に敬意を表するとともに、今後、より一層、さめの細かい手法を検討し、全国レベルではなしえない地域密着型の精度管理に向けて歩みを続けていかなければならない。


学術生涯教育担当

今田 周二

 生涯教育研修委員会は平成16年度より渉外部から学術関連の主に事務的な業務を学術部に移管し、学術部の新たな委員会組織として運営されることになりました。
 今年度は生涯教育研修委員会の組識の変更があり、また、奈臨技学会の運営方法の見直しが部門運営委員会で検討されほぼ方針が決定されたことを受けて生渡教育研修マニュアルの改訂に取り組んでいくことになりました、加えて、奈臨技では比較的履修機会が少ない基礎一般教科(A教科)と基礎専門教科(B教科)の研修会の企画実施、そして他部署への企画提案と支援を行うことを目標として運営致します。
 会員の皆様の検査技師会主催の研修会等への参加、協力を期待します。なお、平成15年度で生涯教育研修に一度も参加されなかった会員は3割弱になります。ここ数年この状況が続いているようですが、研究班が行っている勉強会などは一般会員の方が一番参加しやすい技師会活動です。ぜひ一度参加してみて下さい。また、いろいろな学会や研究会があり、そちらの方で勉強されている会員も多いと思いますが、そのような場合でも生涯教育研修委員会へ申請して頂ければ日臨技生涯教育制度の一貫として認められます。(申請書類は日臨技ホームページ各種手続さの中にあります)このような方法もありますので、技師会活動としての生返教育研修に参加頂けたらと思います。


渉 外 部

新木 義之


 法人としての衛生思想の普及および啓発に関して、県民の医療および公衆衛生の向上に応えるため、毎年県民を対象に公開講演会を開催しております。最初は平成7年から始まり以下のように開催してきました。

平成7年2月
 会 場:奈良県新公会堂
 テーマ:成人病を予防する食生活のはなし
 講 師:山村 卓先生(国立循環器病センター)

平成8年3月
 会 場:奈良県新公会堂
 テーマ:糖尿病を予防する日常生活
 講 師:清野 裕先生(京都大学医学部)

平成9年3月
 会 場:奈良県新公会堂
 テーマ:アトピーと日常生活
 講 師:四宮 敬介先生(大阪済生会中津病院)

平成10年2月
 会 場:奈良県新公会堂
 テーマ:高血圧と日常生活
 講 師:桧垣 寛男先生(大阪大学医学部)

平成11年2月
 会 場:かしはら万葉ホール
 テーマ:脳梗塞を予防する日常生活
 講 師:峰松 一夫先生(国立循環器病センター)

平成12年3月
 会 場:かしはら万葉ホール
 テーマ:心筋梗塞を予防する日常生活
 講 師:掘 正二先生(大阪大学大学院)

平成13年3月
 会 場:ならまちセンター
 テーマ:糖尿病を予防する日常生活
 講 師:石井 均先生(天理よろづ相談所病院)

平成14年3月
 会 場:奈良県新公会堂
 テーマ:心臓病を予防する日常生活
 講 師:北風 政史先生(国立循環器病センター)

平成15年3月
 会 場:奈良県橿原文化会館
 テーマ:脳卒中を予防する日常生活
 講 師:山野 繁(奈良県立医科大学)

平成16年2月
 会 場:やまと郡山城ホール
 テーマ:アレルギーと日常生活
 講 師:金田 宏和(奈良県立医科大学)

 過去10年間生活習慣病を中心に開催してきましたが、さすがに参加者で10回目と言う方はいませんが、5回目と言う方がおられだんだん定着してきたように思います。今年度もまた平成17年2月26日(土)かしはら万葉ホールにおいて、糖尿病と日常生活と題して、天理よろづ相談所病院 石井 均先生をお招きして開催いたします。
 このように法人としての行事を行うには会員皆様の協力がなければ成し遂げられるものではありません。これからも技師会行事にご協力いただけますよう宜しくお願い致します。


地域保険事業部

川越  徹

1.はじめに
 本年より2年間担当することになりました。渉外部が担当していた糖尿病協会主催のなら糖尿病デーおよび橿原市主催のかしはら健康福祉まつりの協賛、それに当事業部が以前より(財)奈良県健康づくりセンターの検診事業への協力を事業とするものを統合してリニューアルいたしました。今後それらの活動拠点として行動していきます。つぎに、以前事業として行っていた会員のための無料職業紹介事業の斡旋は出来ないので、引き続き、求人依頼の広告を奈臨技ニュースヘ掲載する窓口としてやって参ります。

2.本年度の活動状況
  なら糖尿病デー2004とかしはら健康福祉まつりの協賛を行った。詳細は次回奈臨技総会議案書と重複するので省略いたします。

3.来年度の抱負
 すでに行っている2つの事業を引き続き執行させ、さらに当会が協力できる医療、公衆衛生での新たな県内の地方自治体事業の協賛および他団体への協力の要請があればさらに進めて行きたいと思う次第です。具体的には生活習慣病の予防キャンペーンやSTD撲滅運動、それに全国労働衛生週間(毎年10月頃)運動の参加など、実現するか否かは別として我々の出来る範疇で参加する用意が必要ではないかと考えています。
                  


広 報 部

稲垣  明

 今年度は近畿医学検査学会があったため、広報部としても写真による記録と「まとめ集」の編集という大きな事業が加わった。「まとめ集」は単独発行ではなく、会誌「まほろば」の特集として発行することとなったため、若干印刷費の削減はできたが、編集作業が一度に重複するため混乱している。
 例年通り奈臨技ニュースの発行は毎月、年12回。特に支障もなく発行できている。生涯教育研修会の申請記事もほぼ順調に期限通り送られている。関係の方々にはご苦労さまと言いたい。
 会員名簿については特に掲載内容に漏れがあってはいけないので注意して編集している。しかし、連絡の不手際等で不備があった場合はお詫びします。
 会誌「まほろば」は今年度については近畿医学検査学会の「まとめ集」を掲載する都合上、例年より遅くの発行となった。また、特集の記事が多くなるため、例年の学会参加記、職場紹介、会員の声については今回は掲載できなくなった。次回の楽しみとしていただきたい。
 広報の記事については会員のみなさんの無償の貢献で成り立っている。今後ともよろしくお願いします。


福利厚生部

福田 実恵子

 平成16年4月より技師会委員活動の場を与えていただきました。理事として福利厚生部を担当しております。昔のことを思い出す年になりましたが、7年前の近畿臨床検査学会に地区理事として参加した時と現在の理事の方々の活動は、時代のニーズでIT、インターネットによる情報交換等で益々仕事内容も高度化しています。検査技師会員が安心して技師会活動できる制度が、本年より取り入れられました。

●日本臨床衛生検査技師会「日臨技リンクス」に加入
 会員向け福利厚生サービスの充実。参加者全員の事故及び機器揖傷保障制度の確立。
 リンクスに関する事故等が発生した時の処理については、活動担当責任者に連絡及び技師会事務局への連絡により手続きを開始しますので安心して活動していただけます。

●同好会活動への取り組み
 平成16年11月13日にボーリング同好会による親睦を会員及び賛助会員の方々と楽しく行うことができました。
 過去に作られた同好会や、今後新しく発足する様な同好会がありましたら申し出て頂きまして是非企画参加をお願いします。

●会員の慶弔関係について
 地区理事の方々との協力で速やかに行動を行っておりますので、必ず地区理事の方々への連絡をお願いいたします。
 今までの理事の方々の築き上げて頂いた点を引き継ぎ、会員の方々の福利厚生部門がますます充実されて、会員の皆様に還元出来ればと考えております。積極的な意見をお願いいたします。


地区担当部長

北部 西本 照夫

 各地区会員におかれましては、日頃より技師会活動に、ご理解ご協力、誠にありがとうございます。平成16年度の3地区の担当理事を代表して、ご挨拶申し上げます。
 平成16年4月より、北部地区担当、西本 照夫(おかたに病院)中部地区担当、北川 孝道(天理よろづ相談所病院)南部地区担当、小林 史孝(済生会中和病院)各地区を3名で担当して、奈臨技技師会と各地区会員の連絡役として、会員の慶弔、入会退会移動や、技師会からの研修会連絡、企画事業への参加案内、日臨技、近臨技事業案内等の、連絡役としての役割を担当していきます。
 年々、我々を取り巻く医療環境は厳しくなり、臨床検査技師が自ら地域での医療貢献や身分、地位の向上に努力する事が、必要な時代となってきています。奈臨技技師会では、生涯教育研修会を柱に、勉強会はもとより、会員相互の意見交換やコミュニケーション、外部団体、地域行政、一般の人々へのアピールなどを技師会活動の中心と考え、各会員にその場を提供して、ご協力をお願いしていきたいと考えています。
 今後、我々地区理事は技師会会員の意見集約、技師会連絡事項、会員同士の親睦等奈臨技技師会と各会員相互のパイプ役としての役割を担っていきます。奈臨技技師会会員のご協力の程、よろしくお願い申し上げます。