公開講演会『脳卒中を予防する日常生活』に参加して

県立五條病院  松本  隆

 平成15年3月9日に橿原文化会館小ホールにて、脳卒中を予防する日常生活と題して奈良県立医科大学講師、山野繁先生による公開講演会が開催され、私は検査コーナーとして体脂肪測定、血圧測定に参加させて頂きました。
 脳卒中は、わが国の死因第3位を占めているせいか関心が高く県民の皆さんは約200人の方が検査を受けられました。またTVなどで、健康に関する番組が多い影響か、脳卒中の予防、食事についても多くの方から質問をうけました。
 《まず予防についてはズバリ!高血圧です。他にも高脂血症、糖尿病、喫煙、飲酒などに気をつける。言い換えれば、生活習慣病の予防と、管理が肝要と言えます。特に高血圧は脳卒中に対する最も強い危険因子であり、予防と厳重な管理が要求されます。具体的に日常生活の注意点として、基礎疾患の管理、急激な温度変化、ストレス、過労、睡眠不足は避け、便通を良くし、適度な運動をする。また、脳卒中に良い効果的とされる食材については、サバ、サンマ、納豆、昆布、カキなどがあります。≫‥・…と答えたかったのですが、質問の半分程しか答える事ができず、またペースメーカーをつけておられ無い方でも、どうしても体脂肪が計測できず、焦ったり冷や汗をかいたりとても長い一日となりました。