精度管理事業推進委員会
河野 久
今年度の事業内容の概要を紹介します。実施内容、規模と参加数等は下記に示した通りでほぼ前年度と同じです。しかし、サーベイ結果に対する考え方は自己評価から第3者評価に移行する傾向があります。これに対応するには調査報告書の変更、施設別の報告書を作る、評価を前提とした企画、二次サーベイも必要になってくると考えております。この実行は各部門の特徴もあり、統一されて行われておりませんが、少しずつ統一された見解と実行が行われると考えています。
また、全国規模の外部精度管理の形態が大きく変わろうとしています。すなわち医師会と日臨技と日衛協が協力して行うの共通外部精度評価事業(NEQAS :National External Quality Assessment
Scheme)が来年からスタートします.その概要はまだわかりませんが、評価方法は医師会サーベイを継承し、年3回行っていくと聞いています。地区サーベイの考え方も同期していくのか、まったく独自の方針で行っていくのか考えていく必要があります。
全国規模のサーベイ参加数は約3000施設で多いのですが、地区サーベイの参加数は各都道府県毎は少なくても合計すれば全国サーベイの3倍以上の参加施設になると思われます。地区サーベイの重要性は変わらないと考えています。
実施内容と規模
参加施設数 44
参加メーカー数 17
実施内容
項目:化学、免疫、血液、一般、輸血、病理、細胞診、微生物
実施日:7月29日に試料を送付
検討会:各部門別に行う(10月?12月頃)
参加費:2000円
調査報告書:年度内に送付